CoCoSiA(ココシア)

実験で家でもできる楽しくて簡単なも...(続き2)

用意するものは、レモンと電子オルゴールと亜鉛板と銅板を各4枚、クリップ付きリード線です。

レモンで電池を作る工程としてまず、レモンを半分に切って亜鉛板と銅板にクリップ付きリード線をつないでください。

そして、クリップ付きリード線を取り付けた亜鉛板と銅板をレモンに直接差し込みます。

そのあと、電子オルゴールの動線にクリップ付きリード線を繋いで電子オルゴールが鳴るかどうか確認をしてみてください。

そして、もう半分に切ったレモンに亜鉛板と銅板を差し込んで、 差し込んだ銅板と亜鉛板をクリップでつないで、後から差し込んだ亜鉛版を電子オルゴールのリード線にかみ合わせてください。

そして最初の時と音の大きさがどのように違うか確認しておいてください。

このような実験を行うことで、何が電気を起こしているのかを調べることができます。

結論としてはレモンに含まれる酸は亜鉛板を溶かし、亜鉛は解けた時にマイナスの電気を帯びた原子を置いていきます。

そのため、レモンに刺した亜鉛板がマイナス極、そして銅版がプラス極となります。

電子はプラス極に向かって流れ、銅板の方に向かって移動を始めるので、この電子の移動によって電気が流れるのです。

ちなみに銅板に移動した電子は、レモン果汁に含まれている水素イオンと結合することによって、最終的に水素ガスに変化するようになっています。

たったこれだけの方法で電池を作ることができるので、夏休みの自由課題にはもってこいの実験です。

危険度も少ないので、幼い子供がいる場合には一緒に楽しみながら実験をすると楽しいと思います。

4.勝手に移動する水

この実験は、2つのコップを用意し、一つに水を入れひもを繋いでおくと、もう一つのコップに勝手に水が移動するという実験です。

用意するのは、透明なプラスチックのコップ、水、絵の具、ティッシュペーパー、タイマーです。

まず、二枚重ねのティッシュペーパーを2枚使ってこよりを作ります。

そしてコップに絵の具を少し入れて、水を加えてよく混ぜます。

水に色がつけばよいので、絵具は少量でOKです。

次に2つのコップを並べて、右側のコップに色のついた水を入れて、こよりで2つのコップを繋ぎます。

そして5分ごとにタイマーをかけて様子を見ていきます。

ティッシュペーパーの水はすぐに上がって、5分経った頃に左側のコップに水がまたぎはじめます。

この方法は特に色のついた水でなくても構いませんが、色がついた方が色がどのように動いていくのかという観察もできます。

コップの高さを変えたりすることで、何か変化が起こるかなども踏まえてたくさんの状況で実験をしてみると楽しいかもしれません。

安全に出来る実験なので、低学年のお子様がいる家庭でも試してみてください。

5.泳ぐ魚の絵

この実験は、ホワイトボード用のペンで描いた絵が水の中で動き出すという実験です。

絵が勝手に動き出して泳ぐなんて理解しがたいかもしれませんが、意外と簡単な方法で行うことができる実験です。

用意するのは、アルミホイルや下敷き、ホワイトボードマーカーと入れ物(洗面台でも可能)、水です。

実験方法はとても簡単で、アルミホイルや下敷きにホワイトボードマーカーで魚の絵を書きます。

この時、アルミホイルや下敷きが水分を含んでいると失敗しやすくなるので、必ず乾燥させた状態にしてください。

イラストの魚は塗り潰すようにしましょう。

イラストを描いたら、十分にインクが乾燥するまで少し時間をおいてください。

乾燥したら、水を張った入れ物の中にアルミホイルをゆっくりと斜めに入れます。

すると魚の絵がアルミホイルから剥がれ、水に浮かんで泳いでいるかのように見えるのです。

この時に炭酸水を入れた方が炭酸の泡がはじける動きがあり、より魚が動いてるように感じやすいので、炭酸水を用いても面白いと思いますよ。

なぜこのようなことが起こるのかというと、ホワイトボード用のペンはインクを消しやすくするように剥離剤という成分が入っています。

水に入れることによってその剥離剤が溶けてインク部分だけが剥がれるのです。

そしてインクは油なので、油は水よりも軽いため、水の中では浮いて動き出すという事です。