まるで魔法かのように楽しむことが出来ますので、子どもが興味をもって楽しめる実験です。
6.色が変わる花
この実験では、紫キャベツ、コーヒーフィルターが10枚、綿棒3本、お酢が100ml、重曹が10g、鍋、水きりネット、ハサミ、ドライヤー、ビニールテープが必要です。
紫キャベツは1/4カットで問題ありません。
実験の方法は、まず刻んだ紫キャベツと400ml の水を鍋に入れて、沸騰させないようにゆっくりと紫キャベツの色素を抽出していきます。
十分な色が出たら火を止めて冷ましてください。
ある程度温度が下がったら水切りネットでろ過します。
紫キャベツの煮汁を保存する場合は、滅菌した密閉容器などに保管してください。
そしてコーヒーフィルターの底の部分をねじって、花の形になるように形を整えたらコーヒーフィルターの花を紫キャベツの煮汁に浸して、すぐにドライヤーで乾かしてください。
これを同じように10個作り、コーヒーフィルターのねじった根元の部分をビニールテープでくっつけて花束のようにします。
その後、綿棒を水に浸して花びらにつけてみましょう。
この時点ではまだ色は変わりませんので、次に綿棒をお酢に浸して花びらにつけてみてください。
そうするとお酢につける部分の花びらがピンク色になります。
次に重曹10gを100mlの水に溶かしたものを綿棒につけてみましょう。
すると花びらが黄緑色に変化します。
これを何度も繰り返して、部分ごとにつける液を変えていくとピンクと黄緑色が組み合わさった花束が出来上がります。
この実験では、紫キャベツの中に含まれているアントシアンという色素が作用して、酸性とアルカリ性で色が変化するようになっています。
理科の実験で試してみたことがあるかもしれませんが、リトマス紙のような感覚で楽しむことができます。
ちょうど学校でリトマス紙や酸性アルカリ性の勉強をしている年代の子どもと一緒に楽しめれば、より理解が深まると思います。
7.コップと水で楽器演奏
この実験では、コップと水で楽器演奏をしていきます。
用意するものは、ガラスのグラスと叩く棒の様なものです。
できればそれぞれの音の違いをすぐに確認するために、8個ほどのグラスを用意するとより実験の効率が上がると思います。
方法はとても簡単で、それぞれのグラスに水を入れるだけです。
ここで注意することは、グラスの中に入れる水の量を調整することです。
棒でグラスを叩くと、最大でドレミファソラシドの8つの音を楽しむことができるようになります。
それぞれの水の量を確認しながら、音がどういう風に変化していくのかという過程を楽しむことができるのです。
なぜ音が変化するのかというと、もともと音の高さは物体の振動数で決まります。
振動数が多いと音は高くなり、少ないと音は低くなるという性質を持っています。
そのため、コップの水の量が増えると振動数が減って音が低くなっていくのです。
これを理解しておくと、水の量をどうすればどうなるのかという事もわかるでしょう。
8.ロープで自分を持ち上げる
ロープを使って自分を持ち上げるなんて不可能に感じますが、実際とても簡単に行うことができます。
用意するものは、太さが6mm以上のロープ、水道ホース0.5m、スプリングフック、滑り止め軍手です。
高さ1~3mの鉄棒などがある場所で実験を行います。
手順は、ロープの端にホースを通して、もやい結びで直径1m程度の輪を作ってください。
もやい結びは、小さい輪を作ってロープの先を根本を絡ませながら穴に入れて好きな場所でロープを固定する方法です。
次に、輪の端から90cmのところに滑り止めの結び目を作っておき、そこから25センチ間隔で合計4つほどの結び目を作ります。
そして怪我をしないように軍手をはめて、輪の中に自分の体を入れて鉄棒にロープをかけます。