テレビのネット用語であるリアタイは、リアルタイムの略語です。
実時間や即時、同時という意味で使われる事が多いのですが、現代の若者は一体どういう時に、リアタイという言葉を使っているのでしょうか。
リアタイとは?
テレビを見ているときに、良く使われるリアルタイムという言葉ですが、若者言葉ではリアタイと略されます。
ですが、一体若者はどういった時に、このリアタイという言葉を使っているのでしょうか。
「リアルタイム」の略
リアタイは、リアルタイムを略した言葉になります。
同時や実時間など、今現在、進行しているこの時間という意味で使われます。
近年、ネットで見かける「リアタイ」は、単にリアルタイムというだけの意味ではなく、テレビやネット配信などを、録画やタイムシフトではなく、リアルタイムで視聴するという意味の用語としても使われます。
尚、タイムシフトは若者の間では、「タイシフ」と略されます。
こちらは、テレビを録画したものを見るということを指すんですよ。
リアタイの元となった「リアル」という言葉は、2002年頃から使われ始めました。
当時は、携帯電話を使ってパソコンのサイトを閲覧する事が出来なかったため、携帯電話専門の携帯ホムペが流行っていました。
その中に、今でいうツイッターのような、リアルタイムに自分の気持ちを投稿する事が出来る機能があり、これが、リアルタイムと呼ばれ「リアタイ」の語源となっています。
2005年頃からは、リアルタイムの事をリアタイと略されるようになりました。
スマートフォンが普及されて、テレビやネット配信などをリアルタイムで見る事が出来るようになり、一層リアタイという言葉が若者の間で使われるようになりました。
若者が使うときの意味
リアルタイムとは、実時間や同時問いう意味がありますが、実際に若者はリアタイをどんなシーンで使うのでしょうか。
リアルタイムで視聴する
録画をしないで、今現在、アニメやドラマを見るといった時に、リアタイで視聴するという表現を使います。
若者はリアルタイムでテレビ番組を見ることに対して、非常に価値を感じています。
そのため、リアルタイムで今回はアニメやドラマを見る事が出来るから、そのテレビ番組を見ながら、テレビの会話をする事が出来るよ!といった感じで使用するんです。
リアタイは一般的に、テレビや配信されているものを視聴するという意味合いで使われることが多いため、この表現が最も多いと言えるでしょう。
ですが、若者はその他にも、リアタイという言葉を使って、自分が何かをリアルタイムでしていることを表現する事があります。
SNSや会話を見てみると、こんな事でもリアタイという表現をしているんだと、驚かされる事もあるでしょう。
自ら体験する
リアルタイムで何かを体験をしているといった時でも、若者はリアタイという表現を使います。
今リアタイで体験中!といった感じで、若者達はツイッターやインスタグラムなどのSNSに、今何をしているのかということを呟いたり、LINEなどを使って、友達と会話を楽しむんです。
リアタイという言葉は、ドラマやネットなどを「見る」といった視聴の意味だけではなく、何かを「体験」したり、人と「会ったり」、「参加」をするといった意味合いを含める時にも使われる事があります。
そのため、何をリアタイしているのかというのは、文脈や会話の流れを見て判断する必要があるんです。
実際に会う
友人と会って、ランチをしたり飲み会をしたりしている場合でも、若者はリアタイという言葉を使います。
「今、○○とリアタイしてる!」と、いった風に、SNSなどで可愛いランチの写真やデザートの写真などをアップして、毎日を楽しんでいるんです。
逆に、急な予定が入って、友人と会えなくなってしまった場合には「今日は20時から休養が入ったからリアタイ無理!」と、いった風に、リアタイという言葉を使って、予定をキャンセルすることもあるでしょう。
参加する
イベントでもライブでも何でも、若者は楽しい事に参加する時に、リアタイという言葉を使います。
「今、リアタイで参加中!」といった風に表現をするのですが、場合によっては、前後に「何に(場所など)」という言葉が無いため、結局何に参加をしているのかわからなくて、曖昧な表現になる事もあるでしょう。
友人同士で何かのイベントやライブに参加をしている場合、その友人達にしてみたら意味は解りますが、全くの第三者がその言葉を見たときに、意味が伝わらないこともあります。
ですが、例え曖昧であったとしても、若者たちは一切気にする事はありません。