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ハイブランド13選。いつか持ちたい...(続き2)

そこでは、数多くのデザイナーが新作を発表します。

そこでもカメラマンやバイヤーなど、限られた特別な人達だけが招待されています。

ミラコレは宣伝のためのショーなので、一般人がそこで見ることはほとんどできないそうです。

ミラノ・コレクションが開催されたのは1978年が最初で、今やミラコレは、女性のプレタポルテと言われるほど、世界の女性たちのファッションを牽引していると言われています。

そんな世界的な大規模ファッションショーに出てくるブランドが、「ハイブランド」と言われるものなんですね。

3. 服の場合シーズンをまたいで着るのは非お洒落


そして、「ハイブランド」の服には掟のようなものがありまして、その年の新作を着こなすことがオシャレであって、翌年に同じものを着てもオシャレにはならないのです。

つまり、ハイブランドのアイテムは何年も着まわすようなものではないわけです。

なのでいつでもその年の最新作を着こなすのが、ハイブランドの服をオシャレに着こなすための掟。

でも、ハイブランドの洋服などはその一点一点の値段が高く、一般階級の人たちがいつもいつも買えるようなものでもなかったりします。

だから、その新作でオシャレをすることができる人たちというのは、セレブに限られてくるわけですね。

その年に買った服は、その年に着るから”オシャレ”なのであって、それをまた3年後や5年後に着てもオシャレにはならないなんて、すごくモードでとにかく時期が命!といった限られた瞬間にしか許されないアイテムなわけなのですね。

伝統と品質のこだわりが強い


ハイブランドとして認定されるためには、伝統と品質にこだわっている必要があるようです。

いくら値段が高くても、伝統がなければハイブランドとは呼べないようですね。

例えば、ハイブランドとして誰もが認める「エルメス」の創業者はティエリー・エルメスです。

そして、その後5代にわたりエルメスの一族が、その後も同族が経営を行ってきています。

なかなか、ずっと一族で経営を続けるというのは難しいこととされている中で、エルメスは160年以上もの間、それを行っているわけです。

そして、エルメスというブランドはパリの工房から始まりました。

1837年当時、そのころは馬車で移動していて、その馬車を装飾するためのものがとても重宝され、馬車がステータスを表すものとなっていました。

そんな中でオシャレで機能性の高い馬具を作ったのがエルメスで、ナポレオン3世の皇帝御用達ともなりました。

さらに、その後も博覧会などで賞を獲得していき、その品質の高さや知名度をどんどんと上げていき、フランス国内だけでなくヨーロッパ中の上流階級がエルメスの馬具を求めるようになっていったようです。

馬具が必要とされなくなっていた時代の流れに面しても、エルメスは、それまで培った技術や知名度というものを味方につけてファッション業界への進出します。

品質の良さや高い技術によって生み出される最高級のアイテム、そしてファッション文化に大きな影響を与える存在としてのエルメスは、その後も、スカーフとか香水などのオシャレアイテムなどを発表していき、今の地位を保ち続けています。

簡単にエルメスというブランドの歴史を振り返っただけでも、確かにそこには簡単には培えない伝統という宝と、品質のこだわりや追求というものがあることがわかりますね。

なので、ハイブランドと呼ばれるブランドが、本物のハイクラスブランドなのかということを確かめたいなら、そのブランドの歴史などを調べてみるとよいでしょう。

ファッション性が高い


ミラコレやパリコレで発表される新作は、凡人にはなかなか理解できないような奇抜で個性的なアイテムもたくさんありますよね。

ハイブランドの服というのはとにかくファッション性が高いんです。

個性的でモードなものが多いです。

モード系はよく聞くファッション用語ですが、どんな意味か知っていますか?

モード(MODE)っていうのは、フランス語で「流行」とか「ファッション」を意味する言葉です。

英語に訳すと「FASHION」となります。

しかし、日本ではその意味がさらに広がっていて、今では「非凡なオシャレ」を指すようになっています。

モード系というと黒と白で固めた、シンプルだけどハイセンスな着こなしのことを指して用いられていたり、かなり個性的で派手なファッションのことを指して使われていることもあります。

非凡なオシャレということなので、そのようなちょっと非日常的なファッションもモード系として分類されることもあります。

ただ、もともとフランス語では「流行」という意味なので、本来は最新のファッションの流行や動向などを反映したコレクションに出ているようなファションで固めているスタイルをモード系というわけです。

つまり、ファッションや髪型のコレクションの最新のものをモード系と言い、その最新のものがパリコレなどのファッションショーで発表される、ということですね。

パリコレなどで発表されている新作は、その年の流行りを象徴しているものです。