なぜかわからないのですが、物を長く使うことに関しては日本ではポジティブに考える向きがあります。
そのために、もうこの靴なんてはいて5年だよとか、この服、先祖代々からおさがりとして使われてきているの!
という感じに、物に対しての説明でどれだけ使われてきたのかなどを話すことが多いのです。
なぜ、幸も日本人は物を長く使うことに関して敏感なのかわかりますか?
そう聞かれると、当然のことのように思っている人は多いので、このなぜの部分がわからない人はいっぱいいらっしゃいます。
では、なぜものを長く使う習慣があるのかと言いますと、昔から日本はあらゆるものに神が宿っているという考えを持っていました。
いわゆる八百万神と呼ばれるもので、日本のあらゆるものに神が宿っていると教えがあったためにその名残として物を大切にする文化が培ってきたのだと思います。
ただ、神がいるからという理由で物を長く使っているとは限りません。
そこで、今回こちらの記事ではものを長く使うことに関してのメリットなどをまとめましたので、ぜひ、参考にしてください。
物に愛着を持つことは悪いことでもありませんよ。
ある意味、日本人らしいと言ってもいい文化なのかもしれませんので、ぜひ、深く理解しましょう。
愛着を持って長く使える人と使えない人がいる
物を大切にするとは言いますが、日本人のみんなが必ずしもそうだとは限らないのです。
中にはスパッと捨ててしまう方もいらっしゃるほどです。
要は、物に対して愛着を持つことができるかどうかなのです。
意外と日本人の方でもものに対して愛着を持てない方は結構いらっしゃいますよ。
ほとんどの方はおそらく、高所得の方は愛着を持つような感じはなく、低所得者が愛着を持つと言う感じに思っている人は多くいらっしゃいますが、これは大きな勘違いです。
割合的には低所得者の方が物を長く使えない傾向が高いのです。
なぜなら、物を値段で決めて選んでいるからです。
そのために、物を安物と言う感じに見てしまっているのです。
逆に高所得者は物を大切に使う傾向が強いのです。
要は、物を本質を見て選んでいるからです。
また、よく勘違いが多いのが物を捨てられずに残していてごみ屋敷になってしまっていることを考えてしまう人もいらっしゃいますが、これは物に愛着があるのではなく、ただの面倒くさがり屋です。
この辺りを勘違いしなければ、物を長く使うことに関してポジティブに考えることができて、以前よりも長く使用できるかもしれませんよ。
愛着を持って長く使う人はモノを大事にする傾向がある
物を大事に使う人は、愛着を持って使う傾向があります。
それはなぜかと言いますと、意識していなくても、物も思いを持っていると感じているからです。
おそらくこれは八百万神から来ている文化とも言えます。
なぜか物に対して意思を持っていると思えてしまうらしいです。
そのためかおそらく経験された方もいらっしゃるかもしれませんが、物にぶつかった時などに、「ごめんなさい」と謝ってしまうことってあったと思います。
そう、このように日本人の遺伝子レベルまでこの文化は浸透しているのです。
また、深く考える人はこの物を作った人に感謝の気持ちを込めて長く使おうと考えるらしいです。
要は、物に対してどのように見れるかによって接し方が違ってくるのです。
ただ使うと言う感じで接しているとものを長く使うのは難しいみたいです。
物もただ使われるために生まれてきたわけではないのです。
長く使う方は、物をパートナーと言った感じに見るのです。
しかし、なぜそこまでできるのかと言いますと、日本人の文化がしっかり宿っているか、もしくは、物をちゃんと選んでいるかなど、理由は多々ありますが、駒として見ていないからそうなっているのです。
どんな値段のものでも大切に扱う
使うものとして見てしまう人は、物を値段でしか見ていない可能性があります。