無意識に「(◯◯さんと比べたら)自分なんか…」という考え方になっているのです。
比べられている相手はあなたに対して挑戦していたり、ましてや悪意を持っているわけではないのに、勝手に自分で土俵を作り勝負して負けていたのです。
それを繰り返しているとどんどん卑屈の沼にはまっていく一方です。
ありのままの自分を受け止めて、「人は人、自分は自分」と自分を認めてあげると、自然と卑屈さは抜けていくものですよ。
もし、誰かが自分より上回ろうとしたときは「あの人、頑張っているな。自分も負けられないな!」とポジティブな意味で人と比べ、自分を伸ばしていく考え方をするといいでしょう。
6.相手の気持ちを考える
卑屈な人は、自分が傷つかないようにするために自分を守るのに精いっぱいで、相手の気持ちを考えることがとても苦手です。
しかし、自分に傷つく気持ちがあるように、相手にも当然気持ちあります。
「どうせ◯◯と思われているんだろうな…」と自分の中で完結するのではなく、ちょっと落ち着いて「今、相手はどう思っているのかな?」と相手の気持ちを考えるようにしましょう。
そうすることによって、これまで見えなかった相手の気持ちや、これからどう動けばいいかということがわかりますよ。
他には、「もし、楽しく過ごしたいときに誰かがネガティブな空気を出したらどんな気持ちになるだろう」「仕事でプロジェクトの成功を目指してみんなで頑張っているときに、誰かが早々に諦めた気持ちでいたらどんな気持ちになるだろう」と想像力を働かせてみましょう。
そうすると、卑屈な考えや発言が周りをどんな気持ちにさせていたのかということがわかります。
これまでは自分の気持ちだけを気にしていたかもしれませんが、変わるのなら相手や周りの人の気持ちをよく考えてみましょう。
7.人の優しさに触れる
卑屈な人は、人のとのふれあい、もっと言うと「人の優しさ」に飢えていることがあります。
決して人との出会いに恵まれていなかったわけではなく、卑屈な性格が影響して自分から人との密な付き合いを避けてきたということもあるでしょう。
もしかしたら幾度となく周りの人は手を差しのべてくれていたかもしれないのに、自分の殻に閉じこもって気づかなかったり、あえて見て見ぬふりをしていたかもしれません。
また、「人なんか、信じてもどうせ離れていくんでしょ…」と卑屈な考え方の反面には、「離れていって、自分が傷つくのが怖い」という思いが隠れています。
しかし、卑屈な自分から抜け出すためには、恐れず人と触れ合っていくことがとても大切です。
人との触れ合いによって、何気ない人の優しさや気遣いに触れることで「今まで卑屈になっていたけど、優しく認めてくれる人がいる」と気付くことが第一歩です。
そんな人との触れ合いで、卑屈な気持ちも徐々になくなっていきますよ。
8.肩の力を抜く
卑屈な人は、常に自分に自信がなく、周りにおびえて緊張状態であることが多いでしょう。
肩に力を入れていないと更に卑屈な気持ちに飲まれてしまいそうで、気持ちを張り詰めて頑張っていることでしょう。
ですが、その肩に入った力を1度スッと抜いてみましょう。
そうすることによって、これまでいっぱいいっぱいで見ていなかったことなどが見えてくるかもしれません。
傷つかないためにいちいち卑屈な考え方に変換してきた物事も、自分でややこしくしていただけでとても単純なことだったかもしれませんよ。
リラックスしてありのままの自分で過ごすと周りの反応も変わってくるもので、「なんで今までこんなに卑屈になっていたんだろう」という気持ちんいなるかもしれません。
9.人の成功や幸せを祝う
卑屈な人は、誰かの成功や幸せを祝うということがとても嫌いです。
基本的に自分以外の人に関心はないのですが、自分はこんなに生きづらいと感じているのに誰かが成功したり幸せそうにしたりしていると、「幸せそうでいいね、私なんか…」と負の感情がフツフツとわいてきてしまいます。
これまではただ人の成功や幸せをひがんだり、見て見ぬふりをしてきたことでしょうが、卑屈な自分を改善したいのであれば、誰かの成功や幸せを祝えるようになりましょう。
最初は感情がこもってなくてもいいので、相手に「おめでとう」「よかったね」と祝福の声をかけることから始めてみましょう。
相手の嬉しそうな顔やステキな話を聞いているうちに、「本当に幸せそうだな」「自分もこうなりたい」など思い、卑屈な感情がどんどん薄れていきますよ。
いつか心から祝福できるようになったら、もう卑屈な気持ちはなくなっている証拠です。
卑屈な性格は直した方が得!
いかがだったでしょうか?
このように、卑屈な性格は本人も生きづらい思いをしますし、周りも接しにくいと思ってしまうことがあり、損ばかりして得をすることが全然ありませんよね。
周りの人も卑屈な人と接するよりも、明るくて前向きな人と接したいものです。
これからの人生を生きやすく素晴らしいものにするためにも卑屈な性格は直していったほうがいいでしょう。