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しかしの類語や同義語にはどういうも...(続き2)

ですが、これらをあえて結びつける場合「明日の予報では雨が降るそうです。しかし遠足に行きます」というような具合です。

️しかしの使い方

ではここで、しかしの使い方についてもう少し具体的に例文をみながらチェックしていきましょう。

例文を覚えておけば、応用ができて間違いが少ないですし、大人になればいろいろな文章を書く機会が増えてきます。

とっさの時にでも、正しい日本語、敬語、接続語を使うことができれば信頼されますし、賢いイメージを相手に持ってもらうことができます。

何度も電話した、しかし応答がない

この文章は、一般的な「しかし」の使い方ですね。

「何回も電話する」という言葉と、「応答が無い」という言葉の結果が、相反しているものです。

普通は、何回も電話をすればいつか応答があってもおかしくありません。

ですが、全く応答が無いという事実が用意されているわけですから、何度も電話した、しかし応答が無いと使うわけです。

別の言い方ですと、「何回も電話したが、応答が無い」と簡単にまとめることも可能です。

だがしかし、事実には変わりない

この文章の「しかし」も接続語としての役割ですね。

しかしの前に、「だが」と言う言葉がついています。

この「だが」は、「だけど」とか「しかし」と同じような意味になりますので、2重に重ねることで接続語としてのしかしを際立たせています。

「悪夢のような出来事だ。

だがしかし、事実には変わりない」と言った具合です。

だがという言葉を取ることはできますが、重ねることで、よりいっそう逆接を強化しています。

君は良くやった、しかし後片付けはどうするんだ

これも一般的な文章ですね。

予想される場面としては、例えば何か立派な作品を仕上げたことに対して称賛する一方で、この作品を仕上げるにあたって、めちゃくちゃ散らかしたというような場面でしょうか。

「凄いものを作ったけど、この後片付け一体誰がやるの?」というようなイメージでしょうか。

または、お店のようなお料理を作ってくれたはいいけど、台所がめちゃめちゃだというような場面も思い浮かぶような気がしますね。

しかし、すごい才能だね

この例文は、先程説明させていただきました、感情を込めて言い始めるときに使う言葉の文例です。

この場合、凄い才能だねという言葉の前に特に何か文章が無くても構いません。

「しかし~だね!」というように、相手に対して感情を込めて何かを話し際に用いられる手法です。

しかしどうにも納得いかない

こちらも、この文章の前に何かあってもなくても良いタイプの使用法です。

メインの文章が「~ない」と否定形で終わっているので、前に来る文章がある場合は、肯定的な文章であると予想されます。

「今の話は事実である。しかしどうにも納得いかない」というような使い方をします。

これがもし「今の話は事実ではない。しかしどうにも納得いかない」となってしまうと、文章が成り立ちません。

️しかしの多用は読みづらい!

どんな言葉でもそうですが、同じ言葉を多用すると文章全体のバランスがおかしくなり、稚拙な文章に見えてしまいます。

せっかく内容は素晴らしいのに、同じ言葉の多用をしてしまうと、ごまかしているような文章に見えてしまいますし、信憑性も薄れてしまいます。

とくに、「しかし」のような接続語については多用を避け、文章全体のバランスも気にしながら文章を書いていきましょう。

便利だけど、使いすぎはNG

「しかし」とか「ですが」というような逆接の接続語はとても便利です。

同じテーマについて、違う見解を述べていながら、それを上手に繋ぎ合わせることができるからです。

こうすると、文章の内容も深まったものになりますし、文字数も稼げます。