把握という言葉に関する理解が深まってきたところで把握というに多様な意味があると頭の中で考えている方がいるのではないでしょうか?
把握という言葉は3つの意味がありましたね、これらの意味をもう一度思い浮かべて頂くと、似ているような意味を持つ感じがいくつか頭に浮かんできませんか?
似ているような言葉があるのは日本語では珍しい事ではありません。
中にはまったく同じような意味である場合もあれば、よく考えるとちょっとだけ意味が違ったりする場合などもありますので、よく理解しておかないと間違った使い方などをしてしまった周りから指摘されるような事などもあります。
ある程度の年齢になって日本語を間違えてしまうと恥ずかしい体験をしてしまう事になるので、早い段階で類義語などについても理解し区別できる知識を身に着けておく必要があります。
なので、ここからは把握という言葉の類義語についても詳しくご紹介していきます。
見識
まずはじめにご紹介する把握という言葉の類語については見識という言葉です。
見識という言葉と自覚すると一見似ていない様に感じるかもしれませんが、見識と言う言葉には幾つか意味が存在しており、「物事を深く見通し、本質をとらえるすぐれた判断力」という意味や「ある物事に対する確かに考えた意見」という意味や、「気位」という言葉の意味を持っています。
ではこの言葉の中から把握と言う言葉と似ている意味があるのかどうか考えてみてください。
把握という言葉の意味は「しっかりとつかむこと、手中におさめること、しっかりと理解すること」なので、この中でいえばしっかりと理解すること、という言葉と似ている意味であると判断できます。
しっかりと理解することと言う言葉と物事を深く見通し本質を捉える優れた判断力と言うのは表現こそ違えど、物事を理解するという面においては共通している意味を持っています。
なので似ている言葉であると判断することができます。
しかしながら、見識という言葉に関しては把握という言葉と同じような使い方ではなく、見識のある人、高い見識を持つ人、などといったように使われることが多いので、ここに把握という言葉を当てはめてみても恐らくしっくりこない結果になってしまいます。
似ているような言葉であったとしても必ずしも当てはめて同じように使える言葉なのかと言えば違うこともありますのでその点については十分注意して類語という判断をするようにしてください。
理解
次にご紹介する把握という言葉の類語については理解という言葉です。
把握と言う言葉のそもそも持ってる意味の中で理解という言葉の意味と掛け合わせて考えてみると、しっかりと理解するという言葉の意味と同じ意味だと考えることができます。
これについてはわざわざ説明する必要がないと思いますが、そもそも把握という言葉の意味の中に、理解するという単語が入っているのですから、理解という言葉の意味と同じであって当然な話ですよね。
わざわざ例題に出すまでもないですが、一応別の言葉にはなりますので、類語として扱わせていただきます。
この言葉に関しては根本的な意味などがまったく同じである事から、使う際にはそのまま使用する事が出来ます。
例えば、この話を理解しました=この話を把握しました、などと同じような意味として用いることが出来ます。
なので把握と言う言葉が使える状況であれば理解と言う言葉も全く同じ状況で使えると考えていただいて間違いありません。
もしも日常生活で使えるような場面があれば積極的に使ってみてください。
智見
次にご紹介する把握という言葉の類語については智見という言葉です。
智見という言葉はかなり難しいので、初めて見たという方などもいらっしゃると思います。
智見という言葉は「ちけん」と読み、その言葉の意味は「実際に見て知る事、知識、見織」というような意味合いを持っています。
ここで注意していただきたいのは智見という言葉のもっている意味の中に見識という言葉は入っている点です。
みなさん見覚えありますよね?
そうです。