これらもまた、三種の神器に負けず劣らずの勢いで広まっていくこととなりました。
最も、三種の神器が人々の生活を変えたようには、生活の根本を買えたわけではないことは想像できますね。
白黒テレビからカラーテレビへの変換は、白黒テレビの普及程には劇的なものではありません。
ですが、やはり自家用車やクーラーがあることによって、人々の生活が大きく変わったことには違いないのです。
三種の神器の普及よりはあまり知られていない現象ではありますが、それでも当時の人々にとっては熱狂的に迎え入れた家電製品であることには違いありません。
デジタル三種の神器とは
ここまで三種の神器について見てみましたが、実は、現代にも三種の神器と称されるものがあります。
あまり一般的に知られてはいませんが、現在の三種の神器は「デジタル三種の神器」と呼ばれるようになっています。
1950年代、1960年代の普及に比べて、現代の電子化の波を感じることができる呼ばれ方ですよね。
このデジタル三種の神器について、その内訳を見てみることにしましょう。
デジタルカメラ
まず、デジタル三種の神器に挙げられるのはデジタルカメラですね。
デジカメと略されることもあるこれは、カメラの形態をすっかり変えてしまいました。
それまでは一眼レフやインスタントカメラが一般的であり、取ることができる枚数にも、印刷形態にも限りがありました。
現代人であっても、ある程度上の年齢の人にとっては、写真屋さんに言ってネガをもらっていた時代のことが思い出されるという人も多くいるでしょう。
それが、デジタルカメラの時代には、家庭で撮った写真を見ることができるようになりました。
さらにプリンターがあれば、簡単に印刷することもできるようになっています。
最も最近ではスマホの勢いに押されがちになっていることも事実のようです。
ですが、このデジタルカメラは、現在でも発展を続けていますね。
一眼レフのクオリティに負けないものを撮るために、出材たる一眼レフと呼ばれるカメラができています。
さらに、薄型のものも増えてきたため、まだまだ発展をやめることがない分野だと言えるかもしれません。
DVDレコーダー
DVDレコーダーも、デジタル三種の神器の一つに数えられています。
それまでのビデオの形式から大きく変わってきた当時のことを覚えている人も多くいるでしょう。
歴史的には、まだ登場してからそれほど日が経っているわけではありませんが、現在ではビデオデッキを使って映像作品を録画したり見ている人は少なくなってしまいました。
再生機器も最近ではあまり見られなくなってきましたね。
このDVDレコーダーを使うことによって、見過ぎたビデオが「擦り切れてしまう」という現象も起こらなくなりました。
さらには吹き替えや字幕を選んだりすることもできるようになりましたし、画像も綺麗でかさばらないという特徴があります。
Blue-rayやHDなど、種類が統一されていないという特徴はありますが、それでも、現在ではおおまかに分類してDVDという形態が当たり前のように受け入れられているのは、ビデオの世代にとっては革新的であったことに違いないでしょう。
薄型テレビ
薄型テレビもデジタル三種の神器と呼ばれています。
薄型の液晶テレビのことですね。
最初のテレビはブラウン管と呼ばれるものでした。
最近では液晶テレビとなって、そもそも映像を映し出す技術から異なるようになっています。
また、薄型になったことで家の中に設置しやすくなったという特徴もありますね。
最近では4K、8Kなどの技術開発も行われており、さらに綺麗な画像を作り出すことができるようになっています。