ですから、先のことを思い描くことができなくなってしまい、自分の行動を目標に向けて律したり、将来のためにコツコツ頑張るという努力も怠ってしまうのです。
約束やルールを守らない
てきとうな人は、決まり事である約束やルールも、真面目に受け止めず、適当に、いい加減に捉えてしまいます。
最初から絶対に守るべきものという意識も低く、自分の生活の中であまり重きを置いていないことなので、悪気はなく、すっかり忘れてしまう場合も多いのでしょう。
社会は、規則やルールというものがあって、統制が取れ、平和にうまく回っていきます。
しかし、それのルールを気にしない人が一人でもいると、バランスが崩れてしまったり、不平が出てきてしまいます。
ですから、てきとうな人は協調性もないことが多いです。
また、個人的な約束でも、きちんと守らなければ信用を失って、繰り返すと周りから孤立してしまうことになるでしょう。
約束やルールは、守られるものという大前提で取り決められています。
ですから尊重しないと、てきとうな人本人にとっても害となるでしょう。
話を聞かない
人の話を聞くということは、その人に関心を示す最大の方法でもあります。
心から気遣ったり、何か助けになれることはないかと思っているなら、真剣に聞きますし、その人から何かを学ぼうとしていても、漏らすことがないように注意を集中させて話を聞くことでしょう。
しかし、てきとうな人は、他の人に関心を持つ感覚が乏しいので、人の話も「へ〜」という程度にしか聞きません。
軽く相槌を打ったり、話している人を見なかったり、違うことを始める人などは、明らかに、話している人にも、話されている内容にも興味を持っていないことがわかりますよね。
このように自分のこと以外に関心を示さない人は、他人のことは別にどうでも良いと考えている、物事を深く考えてないてきとうな人と言えます。
反省する悩みがない
てきとうな人の典型的な特徴が、悩みがないことと言えるでしょう。
普通の人は、自分のしたことを振り返り、「あれで良かったのだろうか、もっと良い方法はあったのでは」と反省したり、深く考えることによって悩みとなります。
しかし、てきとうな人は、基本的に今目の前にあることしか考えないので、過去の自分と向き合うことはしないのです。
悩みはストレスとなり、心身ともにダメージを与えるので、悩むことが良いと言っているのではありませんが、多少なりとも自分を見つめ直したり、反省することは、自分自身の向上に繋がります。
ですから、過去の失敗を笑いに変えたり、グジグジひきづらないという、てきとうさの良い点は活かしつつ、少しは成長できるように、考えてみるクセをつけられたらいいですね。
自分に甘い
自分に甘いということは、低いレベルでも、自分はよくやったと自己肯定してしまうので、進歩することがありません。
間違いを繰り返してしまったとしても、自分を正当化したり、仕方がないと言い訳をしてミスから学ぼうとしません。
「でも」「だって」などの言い訳をしていたり、「モチベーションが上がらなかった」「タイミングが合わなかった」などと漠然とした理由で、目標としていたことやノルマを諦める傾向のある人は、まさに自分に甘い人と言えるでしょう。
ダイエットに成功しない人、何をやっても三日坊主の人、貯金ができない人、我慢ができない人、他人に厳しい人は要注意です。
自分に甘いと、どうしても責任を持って何かを成し遂げることより、言い訳をして諦めてしまうことが多くなるので、周りからはてきとうな人と見られてしまうでしょう。
だらしない
だらしないとは、辞書によると「きちんとしていない」「整っていない」「節度がない」「締まりが無い」「体力や気力がない」「根性がない」となっています。
意味を考えるとてきとうと共通する部分がありますね。
しかし、だらしないには、様々なタイプがあると思います。
「服装がだらしない」「だらしない体」など見た目に無頓着なタイプ、「異性にだらしない」「お金にだらしない」という、仕事もでき生活もしっかりしているのにある特定の分野だけ苦手なタイプです。
何れにしても、だらしなさに共通するのは、究極のマイペース、自分に甘い、他人の気持ちを考えないなど、自己中心的な特質です。
整理整頓できない
人の性格は言動などによって表に現れます。
ですから部屋や机など、プライベートなスペースを見ると、その持ち主がどんな性格の人か読み取ることができます。
部屋が物で溢れ、ごちゃごちゃしている人は、約束を破ったり、人間関係もごちゃごちゃしていたり、生活全体が部屋のように整っていないと言われています。
なぜなら、片付ける習慣というのは、物を大事にする心、人に対する心配り、自分の習慣を守る意思が関係しているからです。
てきとうな人は、出したものを同じところに片付けたり、掃除をして綺麗に保つという、小さな約束とも言える習慣を守ることができないのです。