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見るとそれ以外の「みる」にはどうい...(続き2)

例えば、「調べる」という意味での「見る」です。

対象となることを、まずは目で見てそれ以上に何か行動を伴う場合を指します。

機械の調子を見る

調べると言う意味を持つ場合の「見る」と言う言葉については、例えば「機械の調子を見る」というような使い方があります。

使用している機械の調子が悪い時に、機械の中身をただ見るだけでなく、なぜ調子が悪いのか、どこが原因で動かないのかを調べて解決するといった場合に、「見る」と言う言葉を使います。

経験する

「見る」と言う言葉は意外に便利な言葉です。

目で見るだけでなく、経験するという意味でも使います。

ただし、この場合の多くは、悪い方の意味で使われることが多いです。

つまり、「酷い目に遭う」という意味で使われることが圧倒的に多く、「素敵な目を見る」というような使い方はしないからです。

ひどい目を見る

先程少し説明した通り、経験するという意味で「見る」を使う場合は、たいていマイナスのイメージでの言葉になります。

酷い目を見るとか、痛い目を見るというような使い方をします。

素晴らしい目を見たとか、気持ちのよい目を見たというような言い方はしません。

もし、応用でプラスのイメージとしてこの言葉が使えるのかな?と思われた方は注意してくださいね。

判断する

この意味であまり使うことは日常では少ないですが、「判断する」という意味で使うことも稀にあります。

何か選択しなければならないことがおきたとき、自分の意見で自分で判断しなければならないときに、「見る」と言う言葉を使います。

具体的に何かを見るというだけでなく、様子を見るなど人の調子を知る場合にも使います。

温度を見る

例えば、お風呂の温度を見るというような使い方をする場合、温度を実際に目で見た後に、お湯を手で触って適温かどうか判断しますよね。

このように、実際に目で見てさらに何か行動に移す場合の「見る」も「見」という漢字を使います。

温度を見た後に、熱すぎたり冷たすぎたりすると、お風呂に入ることができないので、適温にするためにしなければならないことがあります。

このような場合に「見る」という言葉を使います。

️観る

「みる」と発音する言葉の中で、「見る」の他に「観る」という漢字を使うケースがあります。

この観ると言う言葉ですが、「観」という漢字の意味するところは、単に眺めるとか見つめるというのではなく、「じっくり見る」「観察する」「物事の本質を見極める」という意味合いがある漢字です。

ですので、上記で述べた「見る」よりも、もっと深いところで見るというイメージしていただくと良いでしょう。

では、「観る」にはどういう意味や使い方が考えられるのでしょうか?

注目して眺める

先程も述べたように「観る」という意味は、注目するとかじっくり眺めるという意味があります。

もちろん、それには自分の意思がありますので、ぼーっと眺めるというような場合には「観る」と言う言葉は使いません。

自分が進んで「みたい」という場合に使われることが多く、自然と目に入って来るとか、なんとなく見かけると言う意味ではありません。

集中して見る、目で見た以上の真相や感覚を観る、いわば心の目でも観るというイメージです。

舞台

「観賞」という言葉があります。

この観賞の観と、「観る」の漢字は全く同じです。

つまり、舞台や芝居を観劇する時には「観る」を使います。

「舞台を見る」ではなく「舞台を観る」となります。

ただし、厳密に言うと「舞台を見る」でも別に間違いではありません。