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見るとそれ以外の「みる」にはどうい...(続き4)

もしくは「観る」でしょう。

事故現場を視るという文例に「視る」という漢字を使う場合は、専門家が検証するために現場を視るというイメージで、いわゆる「視察」という概念です。

例えば警察官が事故現場に対して「ぼーっとみる」ことはありえません。

特に犯人が特定できないとか、どちらが悪いかわからないと言う場合は、よく現場を検証して結果を出さなければなりませんので、「視る」となるわけです。

客観的に視る

「観る」と「視る」の違いは、客観的かどうかです。

主観的にみるばあいは「観る」を使います。

先程述べたように、自分の意思が関与してくるからです。

客観的にみるばあいは、自分自身はいってみればそのできごとに関係するわけではありません。

ですので、第3者視点でものごとを捉えるという意味でも「視る」を使います。

️診る

「みる」という漢字には、これらの他に「診る」という漢字があります。

これは漢字を見ればわかるように「診察」という意味があり、目で見るというよりは、自分の知識をつかって観察して答えを出すという意味になります。

体の状態を調べる

診るという言葉は、主に医療従事者が診察や診療の現場において視察する際に「診る」ことを言います。

つまり、身体の状態を調べるということです。

また、親が子に対して「子供の様子を診る」となりますと、調子の悪い子供を親が様子を診るという意味になります。

️”みる”の使い分けをマスターしよう!

「みる」という言葉でも、さまざまな漢字や意味があるのがわかっていただけたかと思います。

口で発する場合はその違いを説明するのには前後の言葉や文章が重要ですが、文字に起こすとその意味や違いは明確です。

社会人としておとなとして、「みる」という日常的によく使う言葉にこそ気を使って、正しい使い分けをマスターしてみましょう!