「あの人ってアクティブだなぁ」「自分はアクティブな方だと思う」
こんな風に、人の性格や傾向を表現することってありますよね。
みなさんの考える“アクティブな人”とは、どんなタイプの人のことでしょうか?
アクティブな人の印象が良いか悪いかと聞かれれば、多くの人が「良い」と答えるでしょうし、アクティブという要素は長所か短所かと聞かれれば「長所」と答えるでしょう。
一般的にアクティブは、プラスのイメージが強い要素です。
ではどうして、アクティブな人は良い印象を与えるのかどうか、アクティブとは具体的にどんなものなのか分かりますか?
今回はアクティブと言われるような人達の特徴を見ながら、その傾向や周りに与える影響などを考えていきましょう!
アクティブな人は好かれる?嫌われる?
アクティブにはプラスのイメージが強いと言いましたが、アクティブだからと言って人に必ずしも好かれる人柄であるとは限りません。
とはいえ、やはりアクティブな人のことが好きか嫌いかと聞かれれば多くの人が良い反応を示すでしょう。
なぜかというと、アクティブな人は周りの人から好かれる要素をたくさん秘めていることが多いのです。
しかしながら、アクティブゆえに、自分と違う質の人の思考回路が理解出来ず、“アクティブじゃない人”からは反感を買ってしまうこともあります。
どんなタイプの人にも言えることですが、人の思考や性格は一つとして同じものはなく千差万別ですので、全ての人と相性よく付き合っていくことなんて、そう簡単にできることではありません。
ですがそんな中でもアクティブな人は、その独自の特徴のおかげで、友人に恵まれ慕われるタイプが多いと言えます。
ではその特徴とは一体どんなものがあるでしょう。
アクティブな人の特徴
実際にアクティブな人の特徴となる部分を具体的に見ていきましょう。
ノリがいい
アクティブな人は何をするにしてもノリがよく、付き合いがいいタイプです。
遊びにせよ仕事せよ、いつなんどきも場を盛り上げることができるプラスのエネルギーを持っています。
ノリがいい人は男女共にウケが良く、とても好印象です。
アクティブな人は、やりたいことがあれば、ひとりで行動することにも躊躇いがなく、ドンドン自ら進んで新しいアクションを起こしていきます。
好奇心が旺盛な人が多く、少しでも「気になる」「やってみたい」という気持ちがあればすぐに行動に出るんです。
ですから、周りからの誘いに対してもいつも快く、色良い返事を返すため、周りからは「いつもノリがいいな」「行動派だな」と思われています。
ノリがいいと言うのは、アクティブゆえに付き合いが良く、反応が早い人というわけですね。
これは仕事やプライベート問わず、オンの場でもオフの場でもプラスに働く行動だと言えます。
言ったことに対して、テンポよくいい返事をくれる人と、釈然とせず濁した返事をする人だと印象の差は歴然ですよね。
ノリの良さは人付き合いの良さに直結し、人脈形成などに役立つスキルにもなるでしょう。
フットワークが軽い
こうした反応の早さや、対応の良さはフットワークが軽いということで評価されやすい一面です。
フットワークが軽いということは、単に行動が早いだけでなく、行動するために必要な前向きな姿勢と柔軟な頭の回転の良さを評価されます。
フットワークが軽い人は、仕事ができる人に対する褒め言葉として用いられることがほとんどです。
やみくもに行動している人ではなく、行動的であり、かつ理知的で的確な判断ができるということ。
ここで重要になるのが、物理的に行動への反応が早いというフットワークの軽さにくわえて、精神的な部分の軽さ。
いつも気持ちが軽やかで重たいものを溜め込まないようなストレス耐性の強さが仕事に求められるそしての一つです。
物理的な面と精神的な面の2つの軽やかさが備わっていると、仕事に向かう意欲や実践力が高まるので効率よく仕事をこなしていくことが可能なのでしょう。
経験値が高い
人はあらゆる苦難やトラブルに直面した時、どのように対処するべきか、過去の経験や判断から解決策を導き出します。
ただ、机に向かって勉強するだけでは学べないことや実体験から学ぶ知恵というのは非常に多いもので、それぞれが生きてきた過程において培ってきた経験値の高さが、対応力や適応力に結びつくと言っても過言ではありません。
その点、アクティブな人は経験値をより多く稼ぐ術を自然と身につけています。
内気であまり外交的じゃない人と比べて、アクティブさがある人は外に出ていろいろな人や物に触れる機会が多いため、知り得ることが多いのです。
百聞は一見に如かずというように、頭で理解するのではなく、実際に自分自身の身を持って見聞きし、あらゆる経験した実績があってこそ開花する能力は多分にあります。
こうした経験値の差は、普段の仕事や私生活でも如実に現れ、予期しないトラブルにあった時や、とっさの判断を迫られた時にも心強い支えとなります。
それに、アクティブな人は人と出会い、接触する機会も多くなります。
人生の中でどんなところにどんな出会いやキッカケが転がっているかなんて分かりませんから、時にはアクティブな行動が転じて思いがけず大きなチャンスを掴むことも。
チャレンジャー
足を休めることなく、次から次へと新しい挑戦を続けるアクティブな精神はまさにチャレンジャーと呼ぶにふさわしい姿です。
アクティブな人は、ただジッとしているだけの退屈な日常には満足しないようなハングリー精神を持ち合わせていることが多いので、探究心が強く行動的。
新しいことに臆さず、進んで挑戦していくような上昇思考があるタイプですから、課題を見つけたら放っておかずにキチンと一つずつ解決していくことができます。
こうした積極的な行動は、自身の苦手分野や得意分野を把握するためのキッカケにもなり、更なるレベルアップにもなるので自分磨きに最適です。
それに、チャレンジャーな人は失敗することよりも成功を引き出すためのビジョンを思い浮かべているため、想像している未来も明るく活気に満ちたものなので日々に張り合いを持つことができます。
自分の可能性に制限を作らず、大きく広く捉えている証拠です。
行動力が高い
ここまで読んでもらってわかるように、アクティブな人は非常に行動力が高く、活力に満ちています。
この行動力の高さは、自分の行動に自信を持てるか否かという部分が大きく関係しています。
みなさんは、自己効力感というものをご存知ですか?これは、課題と直面した自分自身に対して、解決できる、乗り越えられるという期待をどれだけかけられるかという自信を指す言葉です。
この自己効力感が低いと、何事にも弱腰で「どうせ自分なんて…」と己を低く評価しがちになります。
自己効力感が高ければ行動的になれるものですが、低ければ低いほど腰は重たく、行動は鈍くなっていくでしょう。
自信のない人は自ら自分の限界を低く設定してしまってはいませんか?行動力を上げて、より行動範囲を広くすることで、新しい発見や可能性が見えてくるはずです。
情熱的
アクティブな人は、一度熱中したらこれでもかと情熱を燃やして一直線になる傾向があります。
幅広く色々なことに興味津々で、気になり出すと止まらないというタイプも多めです。
火がつきやすく、熱すると冷めにくいので、周りから見ると常に情熱を燃やすあついハートの持ち主なのだなと認識されるでしょう。
このように情熱的になれる人には共通点があります。
それは、どんなことにも“意義”や“価値”を感じていること。
アクティブな人は、自分の行動に無駄や無意味なことがあると考えません。
全て自分にとってプラスにつながることであり、大切な時間なのだと感じているので、一つひとつの事柄に真剣に情熱的に向き合う事が出来ているのです。
仕事でもプライベートでも、全ては自分のライフワークだと捉えることで、関わる全ての人や物に自ら価値を捻出し、意義を持たせることができるのでしょう。
こうした意識の差はモチベーションにも影響します。
アクティブな行動から受ける刺激が自身のモチベーションを上げ、更にそのモチベーションがアクティブに拍車をかける、こうした相乗効果により、いい連鎖が生まれる事は間違いありません。
メンタルが強い
アクティブな人はメンタル面が強く、きちんと筋の通った考え方や決定ができる人が多くいます。
チャレンジャーであること、そして情熱的であることを考えれば、自分を貫き通す意志の強さや忍耐力に優れていることも分かりますよね。
やろうと思ったことを最後までやり通す。
失敗を恐れず挑戦を続ける。
こうした行動はとてもじゃありませんが、メンタルが弱い人に出来ることではありません。
メンタルが強い人は、行動的で心身共にいつもパワーに満ち溢れ、とてもポジティブです。
もしなにかに躓いたとしても、そう簡単に折れたりはせず、感情のコントロールを巧みに行い、気持ちの切り替えをすることができます。
誰にだって失敗や挫折はあるものですが、その時いかに軌道修正ができるか、そのまま諦めて後退するかという部分がステップアップできるか停滞するかの差です。
それに、アクティブな人は行動が早いので、やるべき事を着実に片付けていきます。
嫌なことや面倒なことから目を背けて先延ばしにしている人は、時間を有効に使うことが出来ず、成長スピードにも明らかな差が開きます。
弱気にならず自分を信じるためには、やはり自信がなければいけません。
自ら切磋琢磨をしながら成長し、己を磨いていけば自分への期待値が高まり意思を持って堂々と行動に移せるはずです。
健康
健康であることは、体にとっても心にとっても非常に重要なことです。
健康でなければ、身も心も不調を訴え、何をするにしても腰が重たくなってしまい、身動きが取りづらくなります。
ちょっとしたことで「つかれた」「めんどくさい」など、不満が漏れてしまう人は心はもちろん体が疲れている証拠です。
体が元気であれば、自然と心も明るく晴れやかになることが多いので、モヤモヤとした気持ちを抱えている人はまず体を休めて癒してみましょう。
この健康がアクティブな人とどんな関係があるのかと思うかもしれませんが、アクティブこそ、体に元気を与える大切な要素です。
アクティブな人を想像すると、よく動き、よく働くイメージがありますよね。
こうした人たちは仕事でもプライベートでも良く出掛けたりスポーツに励んだり行動派な一面があるので健康的な傾向が高いのです。
いつも笑顔
いつも笑顔の人というと、やはり毎日が充実していて日々を楽しく過ごしているということですよね。
笑顔でいる事は、ストレスを軽減したり、幸せを感じるホルモンが分泌されたりといいことづくし!
自分の気持ちに素直で、活発に行動しているアクティブな人は、気分も表情も明るく、いつもどこか華々しい印象です。
それに比べて仕事にせよ私生活にせよ、何一つ納得せずダラダラと過ごしている人は、顔つきや表情にも陰りができてしまいますよね。
人生はすべてが全て自分の思い通りにはいきませんが、それでもプラス思考で前向きに捉えることができれば、毎日の不満が少しずつ減っていくはずです。
運動神経が良い
アクティブと聞くとスポーツや運動と結びつける人も多いと思います。
それもそのはず、行動的な遊びをアクティビティということもあるくらいですから、アクティブというのは活発に動くこと、すなわち運動的な意味合いも含んでいると言えます。
アクティブな人は、行動的だったり積極性があったり、プラスの思考回路が構築されている人を指す言葉でもありますが、そもそもこうした上向きの考え方ができる人の共通点の一つに、運動やスポーツをしているという部分がありるのです。
運動は体を鍛えるだけではなく、メンタル的な部分を鍛えることにもなるって知っていましたか?運動と言うと体育会系の上下関係にもまれたりするイメージがありますが、体育会系のノリの中で過ごしたからメンタルが鍛えられて強靭な精神となった…ということばかりではありません。
運動すること、特に有酸素運動をすることは、科学的にストレスの緩和や集中力の向上など、あらゆる部分へ良い影響を与えるとされています。
そもそも根本的に運動やスポーツを好む人は、ある程度運動神経に恵まれていることで、運動することが楽しい娯楽や趣味だと思っている人が大半。
ですのでアクティブイコール運動神経が良いという結果になるのでしょう。
普段から日常的に体を動かす癖がついている人は体力的にも余裕があるので、仕事などで疲れを感じたりするペースも周りと異なります。
有り余った体力を使うために飲みに行ったり、出掛けたり、運動したりと行動的になることを考えればアクティブなのにも頷けます。
運動は体に良いので健康のためにはじめる人も多いですが、嫌々ながらやっていても思ったような効果は望めず、すぐに挫折することになってしまいます。
運動をはじめようと考えている人は運動イコール楽しめる時間だと思える環境を作りましょう。
異性にモテる
アクティブな人のイメージとして、異性にモテるというのもよく聞くものです。
なぜアクティブな人がモテるのかは、考えてみれば明白です。
行動的でテキパキと働く姿は頼もしく、とても魅力的な人に映ることでしょう。
明るく振る舞う様子や、いつも積極的に励む姿は好感が持てるものです。
ですから、アクティブという要素は男女問わず、人から慕われ、好かれる人柄に直結することが多くなります。
しかしインドア派な人からすると、人柄云々はさておき、アクティブな人とは行動の傾向が合わずに、すれ違うこともあると思うので一概にアクティブだからといって万人の好みに合致するということではありません。
アクティブな人のメリット
アクティブな人には、そうでない人には知りえないさまざまなメリットがあります。
アクティブな人にとっては、これが楽しみであり、生き甲斐だと言う人もいます。
中には、あまりにも日常化しすぎているせいで特別なことだと感じていない人もいるようですが、アクティブな人のメリットは人間の人生にさまざまな彩りや大きな価値を生み出すものばかりです。
いろんな出会いがある
アクティブな人は、休日は家にこもっているよりも、知らない土地に出掛けたり旅に出たり、習い事やサークルをして人との関わりを深めたりすることが多くなります。
公私共に行動的なので、いろいろな場所へ行き、いろいろな経験をします。
そうした日々の中で、触れ合う人たちも増えていき、必然的に人脈やコミュニケーションの輪が広がっていきます。
フットワークが軽い人と腰の重い人では、行動範囲や行動している時間に大きな差が開くことでしょう。
あまり行動的でない人は、まずは外に出る予定を作るところからはじめましょう。
成長できる
アクティブな人は活発的に行動することから、あらゆる経験や出会いを生み出します。
こうした中で吸収するものがとても多く、成長の速度や幅も段違いです。
成長するための経験値は自分の足で稼がなければ、身になりません。
ただ知識だけを詰め込んだ頭でっかちな人より、言動に説得力が増すでしょう。
大人になってからは、仕事が中心の生活になり、必要にかられないと勉強することもなく自ら成長するために励む人も減っていきます。
大人になってからも常に成長意欲を持ち、積極的に多くのことを経験をすることは、周りと差がつく貴重なスキルや財産となるだけでなく、人生そのものを豊かにしてくれます。
タフ
アクティブな人は物怖じせず、パワフルに行動するエネルギーを持っています。
ちょっとしたことでは挫けず、前向きに突き進んでいくタフな精神の持ち主だと言えるでしょう。
前へ前へという精神的な強さは、仕事をする上でも、とても強みになる部分です。
これもアクティブであるがゆえに積み重ねたアタック回数と、それに対応する適応力の高さからなし得るものです。
タフな人は、ただ精神面が強いだけでなく、いろいろなことを柔軟に受け入れることができる土俵の広さがあります。
自分とは異なる考えや、予期しない状況でもその場に応じて適応できるのです。
それに、タフな人はきちんと引き際を弁える潔さも兼ね備えているので、無理をして余計なストレスを背負い込むこともあまりありません。
経験値が上がる
アクティブであればアクティブであるだけ、行動的になり着実に経験値が上がっていきます。
仕事に向かう姿勢はもちろん、プライベートの遊びや習い事など何事にも一生懸命になれる人は学べるものも多大です。
もちろん失敗をすることもあるでしょうが、それさえも自分の行動の自信や糧になる経験値としてプラスに捉えられるはず。
経験値が高い人は、これまでの経験から自分にとって最も良い選択をできるようになるので、効率よく自分らしい進み方を習得できます。
ネガティブになることがあまりない
アクティブな人は精神的にタフで、ストレスを過剰に溜め込まないので、ネガティブになることがあまりありません。
こうした自分自身のメンタル管理ができるか否かという所で、普段の生活の質は大きく変化します。
ネガティブになると、何をしてもつまらない、やる気が出ないなど、いつも怠惰な気分で心身共に疲弊していきます。
ネガティブな考えは、気分を落ち込ませるだけでなく、行動面や体調面にも影響を及ぼす可能性があるため、メンタルケアはイキイキと健やかな日々を送るために必要不可欠です。
ネガティブにならないためには、ストレス解消のためにスポーツをしたりして体を動かすことが効果的とされています。
その点アクティブな人は、運動をしたり、趣味を楽しんだり、遊びに出かけたりと比較的動いていることが多いので自然とストレスを溜め込まないサイクルができているのだと言えますね。
周囲からの好感度も高い
ここまでを見てみてもわかるように、アクティブな人に対するイメージはやはり良いものが多く、好感度も高めです。
アクティブな人は自分から行動を起こし、周囲を触発していくポジティブな気質を持っているので「アクティブな人がいると場が盛り上がる」「〇〇さんと一緒にいると楽しい」と言った声も多いようです。
普段あまりアクティブじゃない人も、友人にアクティブな人が一人いるだけでフットワークが軽くなり、行動範囲も自然と広がります。
アクティブな人は明るく活発なタイプが多いことも、好感度が高いか理由の一つ。
暗くいつも落ち込んだ雰囲気をまとっている人よりも、元気で楽しそうな雰囲気の人の方が話しかけやすいですよね。
人は出会った相手の第一印象をものの数秒で判断すると言われていますから、常日頃から自分が人に与える印象やイメージというものには気を遣っておきたいものです。
社会的にも成功しやすい
まとめてみると、アクティブな人は成長の機会が豊富で、経験値を人よりも多く稼ぎ、出会いも恵まれ好感度も高い。
なんとも理想的なビジネスパーソンだとは思いませんか?アクティブな人は仕事で求められる数々の能力を備えている、とても優秀な人材であり、成功者になる可能性が高い人達だと言えます。
普段の経験から学んだことを基礎とし、問題を解決に導く行動力や判断力、早期解決に努めるフットワークの軽さ、そして柔軟な対応と明るい人柄で組織をまとめる能力。
アクティブさを有効に応用すれば、とても素晴らしい人間力になることが分かります。
それに、アクティブな人は仕事もプライベートも大切に、自分なりの意義や信念を持って行動しているため、日々の充実度や満足感を多く感じている傾向があります。
自分の存在意義を確かにしながら、明るい将来性ビジョンを描ける人は、拓ける未来も広く深いものになるはずです。
アクティブの意味
アクティブというのは、そもそもどんな意味を持つ単語でしょうか。
あまり理解せずに使っている人もいると思います。
アクティブは英語表記にすると“active”、自ら働きかける行動を指す言葉です。
直訳すると、“積極的”や“活動的”といった意味合いになります。
この“active”が語源となっている言葉に活気づいた活動や遊びを指す“activity(アクティビティ)”や、政治的または社会的な分野で活動的に働きかけている人を指す“activist(アクティビスト)”などの言葉があります。
ちなみにアクティブの反対は“passive(パッシブ)”という言葉で、自ら働きかけない受身な様子を指します。
直訳すると“消極的”や“受動的”という意味合いです。
活発的
アクティブな人は、元気でイキイキとした印象の人が多く、実に活発的だと言えます。
これは、その人の活動が盛んであることを指すと同時に溌剌とした明るいエネルギーを発散しているからでしょう。
どんな時も楽しむ気持ちを大切に、一瞬一瞬を重んじて時間を有効に使える人だということですね。
活発的な人は、ジッとしていたり、予定がなく暇にしている時間があることを「もったいない」「無駄になる」と考えるため、常に新しいことを探したり、人と会ったりするなど行動的に予定を作るような人が多いのが特徴です。
積極的
アクティブな人は、積極性に富んでいて、進んで行動を起こす発信的な人が多くいます。
人は失敗を恐れるが故に、保守的で消極的になってしまうことも少なくありません。
積極的にチャレンジするには、自分が「できる」と思う確信や期待値がなければどうしても尻込みしてしまうものです。
しかし、いくら積極的と言っても、ただやみくもに行動するだけではいけません。
周りから指示された通りにキビキビ働く、好きな事にだけ自発的な行動になる、などというのは理想的な積極性ではありません。
積極的な人は得意不得意で選り好みせず、いつなんどき、どんなものに対しても挑む前のめりな気持ちがあります。
行動一つひとつに納得し、誰かに促されるのではなく、自分の意思を持って前向きモチベーション高く臨める人こそ本当の意味で積極性に優れた人というわけです。
能動的
能動的というのも、アクティブな人の特徴です。
おおよそ積極的と似た意味合いを持つ言葉ですが、能動的という言葉には「自ら他へ働きかける」という意味がありますので積極的の「自ら進んで行動する」とは少々異なります。
ただ自分が行動するだけでなく、周りを動かす能力がなければ成り立ちません。
積極的の対義語は消極的で、能動的の対義語は受動的になります。
誰かからの働きかけで働く受身ではなく、自らの考えにより働きかけるという部分がポイントとなります。
【能動的については、こちらの記事もチェック!】
活動的
活動的というのは元気よく働く様子や、活動に適している状態のことを指す言葉です。
これもアクティブな人によく当てはまる素質のうちの一つ。
元気に活動すること、そして活動に向けて前向きであることは、社会人としてとても重要なスキルとなります。
どんな活動をするにしても、なんとなく取り組む人とやる気を持って取り組む人とでは、一つのことから得られる対価が大きく異なります。
目の前にある課題や問題をどう対処していくか、どういう意欲を持って臨むのかという些細な違いで、人の成長度合は何倍にも変わってくることを頭に置いておきましょう。
アクティブに行動するとメリットがたくさん!(まとめ)
アクティブに行動することは、自分にとっても周囲にとってもプラスの影響を与えます。
アクティブなアクションや言葉は、明確なエネルギーを持って周りに伝染します。
どうせなのであれば、「この人と一緒に仕事をしたい」「共に過ごす時間が楽しい」と思われるような人になりたいですよね。
誰かにとって、必要とされる存在になるためには、まず自分自身が己を肯定し自信を持って活動していくことが第一歩となります。
ただ、一点注意すべきなのは、アクティブとひとりよがりな行動を間違えないことです。
何度も繰り返すようですが、アクティブというのは無闇矢鱈に行動するのではなく、きちんと自分の意思を持って、どうすべきか考えた上で正しく働きかけなければ意味がありません。
誰かに従うにしても、周りに合わせるにしても、状況を判断し自ら選んだ最善を尽くすことで心構えが変わってくるはずです。
周りから支持される行動的で優秀な人材になるには、周囲との協調性や先を見据えた的確な判断能力が必要になるのでやはり、後にも先にもアクティブさを意識して、率先していろいろな経験を積んでいくことがポイントです。
人生に不必要な要素など一つもありませんので、一見自分とは無関係だと思える事柄もどんどん貪欲に取り込む覚悟で臨むくらいの勢いがあった方が良いでしょう。
思いがけないところに、新しい発見や刺激が待ち構えているかもしれませんし、それが人生の転機になるかもしれません。
是非あなたらしくアクティブに溌剌としたワークスタイルとライフスタイルを見つけるために、めげずに何度もトライしていってくださいね。