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フィクションの面白い小説17選(続き6)

映画でも、「最後の5分すべてが覆る。あなたは必ず2回観る」ってキャッチコピーが浸けられていました。

つまり、かなり大きな衝撃のラストを迎える作品です。

映画だけを見た方は、確かに1度観ただけでは満足できないでしょう。

「どうゆうこと?」、「何が起きたの??」って思います。

タイトルの「イニシエーション・ラブ」というのは、「通過儀礼の恋愛」という意味です。

通過儀礼の恋・・・、誰と誰のどんな恋が通過儀礼の恋なんでしょうか!?
ぜひ小説を読んでみてください♪

アヒルと鴨のコインロッカー

伊坂幸太郎さんの小説である「アヒルと鴨のコインロッカー」は、2007年に映画化され、さらに2016年には舞台にもなりました。

こちらの作品で第25回吉川英治文学新人賞を受賞しています。

主人公は大学生の椎名という男で、その椎名の現在と、琴美という女性の過去の出来事などが同時に描かれています。

椎名が出会う河崎というどこか不思議な男や、さらにブータン人のドルジ、そしてペットショップをしている麗子が中心となっています。

カットバック形式の小説ということで、現在と2年前の2つの時間の中で起こっていることを交互に表現し、それが次第につながっていきます。

それぞれがどうも奇妙で、どうも秘密を隠している登場人物の真実がについて、ラストでおおきなどんでん返しがやってくる、ということで何ともトリッキーな展開が魅力です。

映画は小説の舞台となっている宮城県で撮影されています。

主演は濱田岳さん、瑛太さんです。

キャッチコピーに「神さま、この話だけは見ないでほしい。」となっています。

タイトルの、アヒル鴨の意味、そしてコインロッカーがどんな意味を持つのか、ラストで真実がわかるでしょう。

葉桜の季節に君を想うということ

「葉桜の季節に君を想うということ」は、歌野晶午さんの推理小説で、恋愛小説でもあります。

2003年に出版されて、2004年には第57回日本推理作家協会賞や第4回本格ミステリ大賞などの、あらゆる賞を獲得するほどの高い評価を得ていました。

この作品に関しては、ものすごく人によって賛否両論分かれています。

それくらい反響はある作品なのは確かですね。

最後にどんでん返しがあって、「ちょっと待って?どうゆうこと??」ってハラハラすることは間違いなしですね。

ミスリードが強引だ、というくらい叙述トリックががすごい小説と言えばこちらをおすすめされる作品です。

この作品でも、自分が思い込んでいたことを裏切られたりするので、読者が読んだ後にいろいろと言いたくなるような作品ですね。

著者の歌野晶午さんは、新本格ミステリの第一世代のおひとりです。

青の炎

嵐の二宮和也さんが主演を果たした映画「青の炎」の原作となっている作品もおすすめです。

二宮和也さんが主演を務めるということで、広い世代の人が興味を持ってこの作品を見たと思いますが、二宮さんの演じるどうにもこうにも切ない主人公の姿が心に残りますよね。

映画は2003年に公開されていますが、原作は1999年のものです。

この小説の主人公は高校2年生の男の子です。

映画のキャッチコピーにもあるように、「こんなにも切ない殺人者が、かつていただろうか。」というように、すごく切なくて、でもまっすぐに愛を望む少年を描いています。

繊細で心が優しい主人公に肩入れしてしまう人が多数のようです。

普段ミステリをあまり読まないという人も、最後まであっという間に読み切ってしまう作品でしょう。

著者である貴志祐介さんんは、「硝子のハンマー」や「新世界より」、さらには「悪の教典」などの著者でもあります。

ホラーから、SFまでも手がける作家さんです。

ファンタジー

ファンタジー小説って、非日常の世界にどっぷりとハマれて、一瞬にして異世界に飛び込めますよね。

そして、その世界から現実のいろんな苦しみとか、壁とかを乗り越える勇気などももらえます。