「こじらせ女子」という言葉をご存知ですか?
最近は結婚をせずに独身生活を楽しむ女性が昔よりも確実に増えていますが、彼女たちは「こじらせ女子」と呼ばれています。
また男子の場合も周りから面倒くさいと思われている「こじらせ男子」が存在します。
今回は「こじらせる人」の特徴をご紹介するので、自分があてはまっているかどうかチェックしてみましょう!
こじらせる人が増えている!
「こじらせる」という言葉は何年か前に流行語大賞にもノミネートされたほどですが、そもそも「こじらせる」とはどんな意味があるのかを知っておきましょう。
こじらせるとはどういうこと?
漢字で書くと「拗らせる」となり、大きく分けて2つの意味を持っています。
物事をもつれさせる
本来ならば簡単に解決する問題を難しくさせてしまうことです。
例えば余計なことを言ったばかりに彼女を怒らせてしまった場合などは、「俺が〇〇って言ったから彼女との関係をこじらせちゃった」という使い方をします。
面倒な状況にさせる
状況を悪化させて長引かせたり、治りにくくさせることです。
病気に関して使われることが多く、「風邪をこじらせて肺炎になってしまった」のように使われます。
20代後半から徐々にこじらせ始め・・・
最近よく使われる「こじらせる」はまさにこの「面倒な状況」というワードがあてはまります。
20代後半といえばまさに女性にとって「結婚適齢期」と言われる時期ですが、これと言ってキャリアもなく、容姿に自信があるわけでもなく、恋愛でも失敗ばかり…おまけにネガティブ思考ということで、これからの人生をどう生きていくべきかさえもわからなくなってしまいます。
そんな20代後半を振り返って思わず口から出るのがこのセリフです。
こじらせてない子は結婚していく
こじらせていない女子は、決して見た目が良いとは言えなくても、自分の理想を叶えるために必要な条件を持ち合わせている男性を見つけてさっさと結婚していきます。
つまり「要領が良い」というやつです。
それに対してこじらせている人は、たとえ容姿が良くても自分に自信を持つことができないので、それを存分に活かすことができません。
「こじらせていない」=「したたか」と言えますが、周りから見てどちらが幸せそうに見えるかといえばやはり「こじらせていない人」の方でしょう。
こじらせてるのは女子だけじゃない!
実は「こじらせている」のは女子だけではなく、最近は「こじらせ男子」も急増中です。
しかし女子の場合とは少々違いがあるようです。
こじらせ男子増加中
女子の場合はとにかくネガティブなイメージが強い「こじらせ」ですが、男子の場合は自分なりにポジティブ思考を持っている場合も含まれていて、マイペースな人を意味する場合が多いです。
もちろん自尊心が低い人も含まれますが、何かに対してこだわりが強すぎると言う特徴があります。
【こじらせ男子については、こちらの記事もチェック!】
こじらせる人の14個の特徴
では「こじらせる人」とは一体どんな人なのか?その特徴をご紹介します。
あなたの周りにもきっと何人かいるはずですよ。
1.自己中心的
自己中心だからゆえに周りをこじらせ、自分もこじらせてしまうようです。
特に「こじらせ男子」には自己中な場合が多く、何事に対しても「俺が!俺が!」のスタンスを崩しません。
リーダーシップをとることができるタイプなら周りも納得しますが、決してそうじゃないのが「こじらせる人」です。
なぜなら人の嫌がることを率先して行ったり、苦手なことでも果敢に挑戦すると言った姿勢が見られないからでしょう。
ただ単に「目立ちたい」「モテたい」というだけで出しゃばるのはかなりのこじらせ具合と言えます。
周りが見えていないから不和が生じる
しかし「こじらせている」本人は周りが自分をどんな風に思っているかなど全く気にしないので、まさに自分を中心に地球が回っていると言えます。
それでは周りの人から敬遠されても仕方がないですし、それすらも気が付かない場合もあります。
2.ネガティブ
「こだわり女子」の一番の特徴がネガティブであることです。
自分に全く自信がないから恋愛や結婚ができないという思考は、今までの経験や性格的なことが関係しています。
自己肯定感が低いのは、いじめの対象になったり家庭環境が悪かったりしたことで自分に対する自信を失い、「どうせ私なんて」という思考回路になってしまう場合も多いです。
実は「こじらせ男子」にもネガティブなタイプは多く、仕事にも恋愛にも積極的になれなくて「どうせ俺なんか」と落ち込んでばかりいる面倒なタイプも多いです。
【ネガティブについては、こちらの記事もチェック!】
3.自己主張が強い
自己顕示欲が強い「こじらせ男子」は、とにかく自分のことを知ってほしくて、周りに自分のことを認めて欲しいという欲が強いです。
自分や家族の自慢話が多く、他人が話している内容について「俺の場合はさ~」と自分の話にすり替えてしまいます。
周りの人にしてみれば、始めのうちは「仕方ない」という思いで聞き役に徹してくれますが、物には限度というモノがあるのでいつまでも付き合ってはくれないでしょう。
4.何でも人のせいにする
「こじらせている人」は自分の非を認めることができないので、何でも人のせいにします。
例えばデートに遅刻した場合には素直に謝れば良い所を「ちゃんと余裕を持って出かけたんだけど渋滞してたから仕方ないじゃん」などと必ず言い訳をします。
また男のくせに人の悪口を言うタイプも多く、デートの時も上司や部下の愚痴ばかり言っている男性もいます。
5.上から目線
こじらせ男子はプライドが高いです。
それが良い方に発揮されれば「こじらせ」グループに属すことは無いのですが、どうやら悪い方ばかりに発揮されてしまうようです。
恋愛に関しても上から目線で女性と接します。
自分のルールに従わない彼女に対しては「これが俺だから」と一歩も引かないので、対等な関係を保つことが難しくなります。
6.卑屈
自分に自信が持てず卑屈になるという「こじらせ女子」の代表的な特徴は、男子にも当てはまります。
そもそも自信過剰になるのは、自分に自信がない事の裏返しであり、本当は周りの人が自分と比べて優れているように見えるので、虚勢を張ってビッグマウスになっているだけなのでしょう。
卑屈になって自分を否定するのは、周りから「そんなことないよ」と言って欲しいからという面倒くさい理由も考えられます。
7.人の気持ちを理解できない
そもそも人の気持ちを理解しようという気持ちは持ち合わせていないので、自分が言ったことで相手が「傷ついてしまうかも…」という思考回路もありません。
人の気持ちは「理解しよう」と努力してもなかなか難しいですが、こじらせている人に理解してもらおうと思うとかなりの努力が必要になります。
8.気が利かない
女性はサッとドアを開けてくれるような気の効くジェントルマンに弱いですが、こじらせ男子にとってそれは全く理解できない行動です。
そもそも場の空気が読めないので、女性が「こうしてほしい」と思っていることなどわかるはずがなく、女子会でもお構いなしに1人で参加して自分の話ばかりするようなタイプが多いです。
気が効かない人は人間関係においてこじらせるパターンが多いので、仕事面でも影響すると言えます。
9.感情のコントロールができない
大人になればある程度感情をコントロールすることができるようになりますが、こじらせてしまうとそれができず、特に「怒り」の感情をあらわにする人が多いです。
たとえ職場であっても、イラっとしたらすぐに表情に出てしまい、中には人や物にあたる場合もあるでしょう。
周囲を感情的に巻き込もうとする
人にあたるのはケンカ腰で攻撃的になるというわけではなく、きっと「大変だね」「頑張って」と慰めて欲しいだけなのです。
大人なんだから自分で何とかしろ!という話ですが、それができないのが「こじらせ男子」です。
10.自分に自信がない
女子でも男子でも「こじらせている人」に共通する1番の特徴は自信がない事です。
特に女性は容姿に対する自信がなく、人から褒められても「お世辞にきまってる」「みんなに同じようなこと言ってるくせに」と素直に喜べないのです。
男性の場合は周りからの評価を気にするあまり、世間で良しとされている価値観に自分があてはまらないと自信を失います。
生まれつきの性格も関係しているようですが、小さい頃に容姿のことで馬鹿にされたり、親からの愛情を感じられなかったことも原因になり得ると言われています。
11.人を信用出来ない
「こじらせている人」は基本的に誰も信用していません。
悲しいかな心から信用できる人と出会う機会がなかったのか、もしくは自分から他人との密接な関係を拒否しているのでしょう。
人を信用できず自分の殻に閉じこもり、誰にも頼らずに生きて行こうとしているので、どこかで他人を見下していると思われがちです。
実際に「こいつらと付き合ってもしょうがない」と思っている所もあり、その頑固な価値観は他人が変えられるような簡単なものではなさそうです。
12.傷つきやすい
「こじらせている人」の一番面倒な点が、ちょっとしたことで傷ついてしまうところです。
ネガティブ思考であればあるほど傷つきやすい傾向は強く、他人の目を気にし過ぎて敏感に反応します。
ポジティブ思考の人からすれば「自意識過剰」だと思うくらい些細なことで傷つくので、時々自分自身も生き辛さを感じて落ち込んでしまう場合もあります。
13.ひとり行動大好き
そもそも社交的で友達が沢山いれば「こじらせている人」にはならない可能性が高いです。
最近「おひとり様」という言葉をよく聞くようになったのは、ひとり行動が大好きなこじらせている人が増えたからでしょう。
当の本人はおひとり様行動に何の違和感もなく、むしろ他人に気を使いながら買い物をしたり食事をするのが苦痛にさえ感じます。
14.理想が高い
自分に自信がなくてネガティブ思考の割には理想だけは高いのがこじらせている人の困ったところです。
とくにこじらせ女子の場合は自分の世界で生きているので妄想癖もあり、いつか白馬に乗った王子様が現れるに違いないと本気で思っています。
【こじらせ女子については、こちらの記事もチェック!】
こじらせはじめた前兆・・・
こじらせる人の多くは自分がこじらせていることに気が付いていない場合が多いのです。
そこでこじらせる前兆をご紹介しますので、身に覚えがないか確かめてみて下さい。
恋愛がなかなか長続きしなくなる
こじらせている人は自分に自信がないので、恋愛をしてもなかなか相手を信用することができません。
少し連絡が取れない時間があるだけで浮気を疑ったり、過去の恋愛にヤキモチを焼いたりするので、相手にとって重くなってしまい振られる場合が多いです。
好きってなんだっけ・・・?
そもそもこじらせている人は、心から人のことを好きになることがありません。
どこかで疑っていたり、どうせ自分のことなど本気で好きになってくれるわけがないと卑屈になっていたりするのです。
そのせいもあり恋愛自体を難しく考えすぎて疎遠になってしまうので、恋愛経験が少ない人が多いです。
キラキラ女子がうっとうしい
「こじらせ女子」の永遠の敵が「キラキラ女子」です。
自分磨きに精を出すのが生きがいで、仕事もプライベートも絶好調でいつも楽しそうなキラキラ女子を見ると、どうしようもない敗北感を感じます。
自分は絶対にキラキラ女子にはなれないと思い込んでいるので、あまり関わらないようにしてはいますが、実はどこかで憧れを持っているのかもしれませんね。
こじらせるタイプなら
もし「こじらせる人の特徴」に当てはまっていても、早めに気付いて対処すれば大丈夫です!
根気強く愛情深い相手を探そう
恋愛経験を重ねることで、徐々にこじらせ女子から卒業することも可能です。
全ての男性がこじらせ女子のことを面倒だと思うわけではなく、中には深い愛情で包み込んでくれる男性もいるはずです。
しかし実際のところ絶対数は少ないので、そのような愛情深い男性に出会うためには、やはり出会いの数を増やさなければいけません。
気になる人が現れたら、自己判断をする前にまずはアプローチしてみましょう。
こじらせる前に結婚しちゃう!
「こじらせて一生独身なんて嫌!」と思うなら、いっそのことこじらせる前に結婚をする方法もあります。
例えばお見合いや婚活パーティーなど、結婚を前提とした出会いであれば「付き合う=結婚」なので、恋愛がこじれる前に話がまとまる可能性が高いです。
もちろん結婚するなら自分のこじらせを改善する努力が必要ですが、結婚が決まれば徐々にポジティブ思考になり、相手のことも信用できるようになるでしょう。
こじらせているという自覚を持つ
こじらせる人はまさか自分が「こじらせている」などと思っていない場合が多く、自覚がないまま適齢期を逃して独身生活が長引くケースもあります。
誰しも自分がスタンダードだと思っていますが、色んな人と出会って関わりを持つことでその違いに気が付きます。
しかしおひとり様行動が多いこじらせ女子は他人と比べる機会がないので自分がこじらせていることもわかりません。
仕事帰りや休日に一緒に出掛ける友達がいないという方は、他人と接することから始めてみましょう。
客観的に指摘してもらって直そう
こじらせ女子は人からあれこれ言われるのが苦手ですが、そのままではこじらせを自覚することもなければ改善するきっかけも見つかりません。
気になる人に対しても嫌われるが怖いからと素直な気持ちを言えないことが多いのですが、こじらせを卒業したいなら勇気を出して自分の気持ちを言葉に出してみましょう。
その結果相手がどう思うのか聞いてみれば良いのです。
客観的な意見を聞くことは自覚に繋がるので、少々キツいことを言われても自分のためだと思って素直に受け入れましょう。
今まで上手くいかなかったことを振り返ってみよう
もしかして私こじらせている?と感じたら、これまでの人生を振り返ってみて下さい。
数々のこじらせ行動を思い出すことができましたか?
勇気を出して上手くいかなかったことを振り返るのは、この先の人生を変えるために必要な作業です。
同じこじらせを繰り返さないためにも、たまには過去を振り返ってみてください。
こじらせてたらもったいない!
こじらせる人の特徴は意外に多いですが、それはこじらせのパターンが様々あるからです。
実はあなたもこじらせていませんか?
それに気が付かないまま今後の人生を生きるのか、自覚して自分改革をすることで今までとは違う人生を歩むのかを決めるのはあなた自身です!