なので今回の例文に関しては「ぼんやりしてはっきりしない不安を感じている」様子を表す言葉として理解してもらえれば間違っていないので、正しく漠然という言葉の意味さえ知っておけばわかりやすい例文です。
漠然と生き方を考える
次にご紹介する漠然という言葉の使い方の意味は「漠然と生き方を考える」という例文です。
この例文に関してもまずは漠然という言葉の意味を思い浮かべてみてください。
その上でこの場合どの意味が一番当てはまるのかと考えた時に、この例文の意味は「ぼんやりしながら生き方を考える」という意味として解釈することが出来ます。
自分の生き方について悩んでいる方はたくさんいると思います。
誰しもが平等に人生は一度しかありませんし、未来を見通せる様な力を持っているわけではありませんよね。
何度も人生を経験してきた人間があれは分かるかもしれませんが、基本的には人間は一生に一回しか生きられないので、そもそも何度も経験するということ自体がおかしな話です。
だからこそ自分がこれからどうやって生きていくのか、自分が生きる意味はどういったものなのか、ということに悩みながら人生を生きていくのが当たり前です。
なので人間は明確に自分がどの様な生き方にする必要があるのかという事を考えながら生きていくことやそれを実行しながら生きていくのは難しい話なのです。
だからこそ考えるとすれば漠然とぼんやりと考えたりすることが多くなるということです。
少し似ている言葉で文献や本などで見かけることが多いと思いますが、「漠然と生き方を変えるだけではダメだ」という言葉を耳にしたり目にしたりすることがあると思います。
これはそのまま直訳して考えてみると、ぼんやりしながら生き方を変えようと考えるのはいけないと言い表しているのです。
なぜなら、ぼんやりしながら生き方を変えようと考えたところで、目標・目的などを持っている人間には適いませんし、自分の人生を変えるというとても大きなことをするにあたって、なんとなくやぼんやりしながら考えても無意味だと表現しています。
少し話がそれましたが、このように似ている表現の言葉もいくつか存在していますので、これらの言葉に意味を正しく理解すればこの例文の表現などはそこまで難しく感じることなく理解いただけると思います。
そんな漠然とした考え方じゃダメだ
次にご紹介する漠然という言葉の使い方の意味は「そんな漠然とした考えちゃダメだ」という例文です。
この例文の意味を考える際には漠然とした考え方を正しく訳すことができればすぐにわかると思います。
先ほどご紹介した漠然という言葉の意味を踏まえると、意味は「そんなぼんやりしてはっきりしない考え方ではダメだ」という意味として解釈することが出来ます。
会社員として仕事をしたりしている人はビジネスの場面で上司からこの様に怒られた経験がある方もたくさんいると思います。
例えばビジネスの場面で何かしらの意見を求められたことがある方もたくさんいると思いますね。
時には人前でたくさんの人間に対して自分の思いをプレゼンしたりすることもあると思いますが、その様な時にたくさんの人に対してたくさんの人がより納得してもらえる様な内容を話す必要があります。
たくさんの人に納得してもらうためには、納得してもらえるための材料や理由などを筋道立てて説明する必要性がありますが、もしもこの時に納得してもらえるための理由なのか曖昧になっている場合は当然納得できるものも納得できないですよね。
なので、漠然とした考え方や理由では納得することはできないという言葉で表現する事が出来ます。
このようにビジネスの場面などにおいてダメ出しをされる際によく聞いたりする言葉として解釈することが出来ます。
その質問は漠然とし過ぎだ
次にご紹介する漠然という言葉の使い方の意味は「その質問は漠然とし過ぎだ」という例文です。
この例文の意味は「その質問は(範囲や内容が不明瞭で)ぼんやりし過ぎだ」という意味をで解釈することが出来ます。
例えばあなたもこれまでの人生で先生であったり講師となる様な人間に対して何かしらの質問を行ったことがあると思います。
そのような時に質問の内容によっては範囲があまりにも広すぎたり、不明瞭すぎることによって的確に質問に答えることができない場合があります。
漠然とした質問を例に出して紹介するのはなかなか難しい部分がありますが、例えば極端な例としてあなたが会社員だったとして今日お客様が来社されるという状況だったと考えてください。
そしてあなたの上司があなたに対してそのお客さんが「何時に来るのか」と問いただしていただきます。
これはまだ何時という指定があるので、質問としてはピンポイントで答えやすい質問であると判断することが出来ます。
しかし例えばあなたの上司が「お客さんはどうなってる」とあなたに対して質問した場合、何に対してどうなっているのかという事が判断しにくいですよね。
つまり何に対してかけられた質問なのかということが不明瞭になっているために、返答する際に困ってしまう場合が考えられます。
これは質問が漠然としすぎているからであって、当然このような質問をされた側が困ってしまうはずです。
なので、漠然とした質問はあまり良い事ではなく、このような状況で漠然とした質問をされたと表現することが出来ます。
彼の印象は漠然としていて掴めなかった
次にご紹介する漠然という言葉の使い方の意味は「彼の印象は漠然としていて掴めなかった」という例文です。
この例文の意味は「彼の印象はぼんやりしてはっきりしない様子なので、掴めなかった」という意味とした解釈することが出来ます。