自分が他の人と比べて心配しやすいと自覚があるのならそれを素直に受け入れることも大切です♪心配性と聞いても案外世間のイメージは悪くないのではないでしょうか?
心配性な性格だからこそのいい部分はたくさんあり、それを理解してもらうことで心配しやすい人にもプラスのイメージがつきやすくなるでしょう☆
心配性のメリット
心配になりがちな人や、人より些細なことが心配になる人を”心配性”と呼びます。
周囲に比べ過度に心配ばかりしている人は何だか悪いイメージが先行してしまい、良くない性格のように感じてしまいますが、心配性の人にもそれをプラスに変えていけば、人より十分魅力的な性格にもなりえます。
では心配性にはどんなメリットがあるのでしょうか?
些細なミスが少ない
心配性な人と言うのは、細かい部分や些細な出来事でもとにかく気になる人が多く、普通の人に比べると様々なことに気が付きます。
さらに、何か間違いが有ってはいけないと常に悪いことを先に考えるという思考があるため、仕事で頼まれごとをしたときなどは、ミスをしないようにと気を張ります。
また、心配性の人にはあまり人を信用しないタイプが多く、うまい話しには裏がある、騙されたら困ると疑ってかかるので簡単に判断を他人に委ねず。
自分が確実だと安心できる方法を選択するため失敗が少なくなります。
社会において何か重要な役割を頼むときに重宝されるのは心配性な人のほうなのかもしれません。
さらに、イギリスの研究では仕事がよく出来る人ほど心配性な傾向が強いという結果が出たほど心配性な人は、きちんと仕事をこなすことが出来るようです。
まじめで努力している
心配性な人の特徴にはとてもまじめで努力家が多いというのが挙げられます。
そもそも、心配なことが多いため、常に自分の中にある安心レベルを維持しておかないと不安になってしまいます。
さらに、心配性な人達は自分が納得出来るレベルが普通の人より高い水準に設定されており、それをクリア出来ないと安心できないので努力家のように見えます。
一流のスポーツ選手にも、過剰な心配性と言える人が多く一見ポジティブな思考のように見えますが完璧なトレーニングや自分を酷使することで試合などに向けて自分を高め、安心出来るレベルまで持っていくことが成功のカギになっているのです。
普通の会社員だったら、その規則や決まり事はしっかり守っておかないと心配になってしまう性格なのです。
傍から見たら真面目できちんと決まり事を守り繊細な仕事をこなす努力が出来る人という評価に繋がるでしょう。
周りのことを配慮して行動ができる
心配性の方は、いつも失敗したらどうしよう…という視点で入念にいろいろな事柄をチェックする性格をしています。
その結果、対人関係においても深く気遣いが出来るようになります。
心配性の方は周りの人に対してもとても細かく配慮する、マメな人が非常に多いのが特徴です。
社会に出れば多くの人の中で生活をしているので、相手や周囲の人に気遣う力というのは欠かせない能力となります。
心配性の人のこう言った性格の傾向は、とても有用なものになると言えます。
心配性のデメリット
どのような性格にもメリットの反対としてデメリットが存在します。
いい事ばかりではないのが人間ですよね。
では、心配性のせいでマイナスになってしまう事とはどのような事でしょうか?
心配が顔や態度に出る
心配性な人は、自分の中にある不安な事や心配事が態度になって表れやすいというデメリットがあります。
そもそも心配性な人には人を信用できない人が多く、他人のアドバイスやフォローの言葉を素直に聞くことが出来ない結果として、自分の中での基準にこだわり余計な心配事まで抱えてしまうのです。
価値観が己しかないために、何か予期せぬことが起きると対応出来ずに顔に出てしまったり、自分自身で判断や決断をしなければ納得が出来ないので周囲に目を向ける余裕がなくなってしまう結果として態度になって表れてしまったりするのです。
考えすぎて自己嫌悪に陥ることがある
例えば、日常生活でお財布の中身は決まった金額を毎日キープしておかないと落ち着かず、前日そのお金を使ってしまったら必ずまた同じ金額になるように翌日補充しているような人は、「とりあえすこれだけあれば大丈夫」という”とりあえず”が出来ません。
心配性の人は周囲からそれを指摘されても、自分が安心できることではないので聞き入れることが出来ません。
「何かあったら足りないかも」と常に余裕を持っていないと気が済まず、「あれをしたらこうなるかも…」「これではダメかも…」などと考えてばかりになってしまい、そのうちマイナス思考から自己嫌悪に陥る事すらあるのです。
一つのことが心配になるとすべてが不安になる
人と待ち合わせの予定がある場合、普通の人なら待ち合わせに遅れないように電車の時間を確認したり時計でお知らせ機能を使って忘れないようにしたりしますが、心配性な人は遅刻しないようにすることはもちろんですが、「もし電車が遅れたら…」と自分以外の部分にも心配が広がってきます。