心配性な人に見られる共通点とは一体どのようなモノなのでしょう。
自尊心が低い
何に対しても過剰に心配してしてしまう性格の人は、自分に自信がないことが原因の大半を占めています。
自分に自信を持てない結果、何もするにも悪い方向へ考えてしまいやすくなります。
受験や試験の合格率は50%だった時普通の人なら「落ちてしまっているかもしれない」と思いますが、自分に自信がない心配性な人は「自分は絶対落ちている」という思考になっていまうのです。
こうした思考の原因として自尊心が低いことが挙げられます。
自尊心とは自分には価値があると思える気持ちや、自分を大切にする気持ちの事です。
自分が愛情をたくさんもらいながら、安心して育つことが出来る環境に身を置くことで自尊心が養われていくのですが、それが足りない環境の中で育った場合に自分への価値を見出せずに大人になってしまいます。
また、自分の価値を強く否定された経験からの自尊心が低くなる傾向にありそうしたことから自分に自信を持つことが出来ず、極度の心配性になってしまうのです。
大人になってからでも自尊心を育てる事は可能で、自分の長所を生かす事をしたり人に親切にしたり、褒め言葉には素直に受け入れる姿勢を持つなどして自信を付けていく事が大切です。
人や物事を100%信用できない
自尊心が低い人は、幼いころに身近な人との親密な関係を築けなかったことが関係していると書きましたが、本来1番に信頼関係を作らなければいけなかった人を信用することが出来ないまま成長してしまったせいで、他人や物事を100%信用する事が苦手になってしまっています。
他人にどれだけアドバイスを受けても、それを素直に聞き入れることが出来ず何度も同じことを確認してしまい相手を不愉快な気持ちにさせてしまう事があります。
確かに、誰かの言葉を正直に聞いて失敗する事もありかもしれませんが、人を信用できない人は過剰な心配性の傾向にあると言えるでしょう。
頭で考えすぎて行動に移せない
イメージトレーニングという方法でいい結果や成功法を頭で描くことにより、良い成果に結びつける方法がありますが、心配性な人が考えるのは最悪の事態ばかりになってしまいます。
いくら頭で考えても実際どうなるかは分からないのが現実です。
考えている最中にたくさんの心配をし過ぎるあまり、いざ行動に移そうとしてもなかなか前に進むことが出来ずにいます。
また、行動に移さないと結果がどうなるか分からない為にさらに不安や心配事が増えることになってしまいます。
頭でっかちとはこのようなことなを指すのでしょう。
色々と思考を巡らせても行動してみないことには始まらないと割り切ることが出来れば、少しは心配になる事が減るかもしれないでしょう。
心配性を治す方法とは?
ここまでは心配性のメリット・デメリットについてや、心配性の特徴などを挙げてみましたがいかがでしたでしょう。
心配性を必ず治さなければいけねいという事はありませんが、心配性に振り回されて生活に支障がきたすようなら、少しでもそれから解放されたいと思うでしょう。
また、心配性の自覚がある人はきちんと改善させたいと思っている人も中にはいるはずでしょう。
日本人の大半が遺伝子レベルで心配性と言われているのであまり深刻になる必要はないけれど、余計な心配ばかりを考えて心に余裕が無くなるのは何だかもったいないようにも感じますね。
無理やり心配しないようにすることは心配性を改善する事には繋がりませんが、心配する気持をうまく修正することで心配性から抜け出すことが出来るのです!必要な心配事はそのまま受け入れ、過剰に心配になる部分には意識をしないようにする事が大切です。
では、心配性を改善する為の具体的な方法とはどのような事をすればいいのでしょうか?ここからは、心配性を改善する為の3つの方法を紹介していきたいと思います。
上手くいくイメージを想像する
心配性な人はどうしても元から頭の中で悪い事を優先して考えてしまう癖があります。
まずはその癖を直すように心がけるようにすると良いでしょう。
上手くいく自分をイメージトレーニングしたり成功して周囲から賞賛されている自分を想像してみましょう。
自然とマイナスな思考が薄れていく感じがあるはずです。
最初のうちは、イメージしている途中から悪い方向へ考えてしまう癖が出てしまうかもしれませんが、多くの心配をするより成功して満足している自分をイメージしている方が楽しく感じられるようになるはずです。
細かいことがいつも不安になる人は、鍵をしっかりかけて出掛けるイメージを繰り返し行うなど日常の中にある心配をきちんとこなしている自分をイメージトレーニングしておきましょう。
心配なことを声に出したり、紙に書き出してみる
旅行に行く前に忘れ物をしないようにチェックリストを利用をしたことがありますか?この原理同様に、心配なことを声に出したり紙に書き出す事で心配なことが整理された状態になります。
例えば「仕事で商談があるけれどうまく成立させる自信がない、ミスしないか心配」とメモを書いたとして、それに関連がある事で心配に感じるモノをどんな細かいことでも書き出してみましょう。
それを一度声に出して読んでみると本当に必要な心配事かを冷静に判断し易くなります。
仕事の時だけではなく、生活している中で心配なことを頭の中で考えるのでなく1度声に出してみると案外、必要の無い心配事だと気が付けるようになれるはずです。