二つ以上多かった場合には価値とはなりません。
大阪じゃんけん
大阪じゃんけんと呼ばれるものは、負け方が勝ちだというルールのじゃんけんです。
普通のじゃんけんとはルールが異なっていますので、つい勝って喜んでしまってから、相手の顔を見てルールを思い出すということもあるかもしれませんね。
負けるのが嫌いだから生まれたなどの説もありますが、他の地域でも時々行われることがあるじゃんけんなのではないでしょうか。
叩いてかぶってじゃんけんホイ
「叩いてかぶってじゃんけんホイ」は二人が据わってお互いに向かい合って行います。
お互いにじゃんけんをするだけなのですが、負けた方はすぐに減るめえっとをかぶって自分を守らなければいけません。
買った方は逆に、ハリセンや棒で相手の頭を叩かなければいけません。
動作を間違えてしまったり、防御できなかった、叩き切れなかったような場合には負けですね。
あまり熱中して行っているとケガをしたり喧嘩になってしまうようなゲームだということができます。
おちゃらかホイじゃんけん
おちゃらかホイというゲームをしたことはあるでしょうか。
これは、じゃんけんに至るまでが少し長いですね。
歌を歌いながら手遊びをして、最後にじゃんけんをするのです。
歌の歌詞は「セッセッセーのヨイヨイヨイ、おちゃらか、おちゃらか、おちゃらか、ほい」というのが歌詞です。
さらに「おちゃらかあいこでおちゃらかほい」という歌詞が続きます。
買った場合には「おちゃらか買ったよおちゃらかほい」となります。
負けた場合には、愛だのかしが「負けたよ」になります。
これは不利がとても重要であり、「せっせっせー」に合わせて向かい合って繋げた両手を上下に揺らします。
そして、「よいよいよい」に合わせて、つないだ手を交差させてまた上下に揺らします。
そして、「おちゃらか」の「おちゃ」で自分の手を打ち合わせます。
「らか」では相手と打ち合わせます。
これを繰り返してから、「ほい」でじゃんけんをするのです。
次の歌詞では、買った方は「買ったよ」に合わせて万歳をします。
負けた方は、「負けたよ」に合わせて下を向いて落ち込むようなしぐさをするのです。
あいこだった場合には、お互い両手を腰に付けます。
そしてまた歌詞に合わせて動作をしてじゃんけんをするのです。
この場合には勝負は、どちらかがふりを忘れてしまうまで続きます。
最初はゆっくりしたところから始めて、だんだんとふりを速くしていくと良いでしょう。
グリンピースじゃんけん
グリンピースじゃんけんというのは、違う名称で呼ばれることもあります。
有名なものは「どんぱっぱ」でしょうか。
むしろ、グリンピースじゃんけんと呼ばれることの方が珍しいかもしれません。
地域によっても違いがあり、西日本では「どんぱっぱ」と呼ばれて、東日本では「グリンピース」と呼ばれることが多いでしょう。
こちらは、じゃんけんというよりも、じゃんけんを使って行内月遊びと言った方が正しいですね。
「どんぱっぱ」という場合には、「どん」でお互いがお互いの右手を打ちます。
そして、「ぱっぱ」に合わせて二回手を出してください。
この時の一回目の手は関係なく、二回目の手で勝敗が決まります。
この時、グーは「ぐりん」、パーは「パリン」、「チョキ」は「ちょりん」と呼ばれるので、少し名称が違うことに注意が必要かもしれませんね。