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習字を習っていて良かったと思った1...(続き4)

つまり相手と親しくない状況で相手の外的な要因だけで判断する場合は、何事においても綺麗で整っている方が有利であると考えることができるのです。

これに関しては文字も共通して捉えることができ、綺麗な字を書ける人間と汚い字を書く人間、これを客観的に判断した場合どちらの人間の方が性格が良いのかということを考えてみてください。

おそらくどんなに人を見た目で判断していないと主張している人でも、若干ながらの先入観は持って考えてしまうのが普通だと思います。

ただこれはしょうがない事であり、人間の心理のひとつにもなるので、それを踏まえた上で習字を習わせたいと考える人が多いのです。

気品がある人に見える

文字が綺麗であると相手と親しい関係にない状態であれば、気品があるように見えてしまうと思います。

いわゆる育ちが良いのだろうなという風に相手は解釈する場合が多いのです。

例えば文字を書いた時に実際にあなたが綺麗な字を書く人と汚い字を書く人間をそれぞれに比べてみたとしてください。

おそらく綺麗な字を書く人の方が育ちが良かったり、きちんとした習字の教育を受けてきた家庭に育ったという事を想像されると思います。

しかし汚い字を書く人間を見た場合、少し雑な性格をしている人間なのかなという風に解釈する可能性はあります。

もちろん全ての人間がそこまで相手のことを深く考えたりしているわけではありませんが、考える人は考えるという風に捉えてもらえれば結構です。

なので相手に与える印象はどうせなら良い印象の方がそのあとのコミュニケーションにおいても良い方向性に繋がる可能性がありますので、文字を綺麗にする練習を早い段階からさせておけば有利な状況に立たせることができると捉えることができます。

“字は人を表す”とも言う

ことわざについてある程度知っている方ならばわかると思いますが、”字は人を表す”ということわざを聞いたことがある方もいると思います。

これはそのままの意味で書いた字はその人の人間性を表しているという言葉です。

昔から伝えられていることわざということもあり、意外とこれが正しかったりする可能性は高いのです。

そもそも字を汚く書く人間は人からの見られ方などを意識していない方やだらしない方が多いのです。

まず勘違いしていただきたくないのは、字が汚い人間が全て該当するということでもありません。

字が汚い人だったとしても人に見られる場合は、汚いなりに丁寧に書こうとする人間は該当しない場合が多いのですが、人から見られるということを分かっていながらそれでも雑に汚い字のまま気にせずに書いている人間が該当する可能性があるということです。

なのでそのことわざをそのまま受け止めている方からすれば、汚い字を書く人間を見た時にあまり良い印象を持ったりしない場合が多いです。

人によってはコミュニケーションをとる上で避けられてしまう場合も存在するかもしれませんので、それは自分にとって大きな損につながってしまいます。

もちろん書いた字だけですべてを判断してしまう様な人間とこちらも付き合いたくないと考える方がいるかもしれませんが、自分に足りない一つのスキルという意味で考えていただくと、それを得意にするきっかけの一つとして捉えてみれば魅力的なチャンスと考えることができるかもしれません。

ギャップを作れる

次にご紹介する習字を習っていてよかったと思うことはギャップを作れるということです。

これはどういうことかと言いますと、人によってはがさつな性格をしているのにも関わらず、昔習字を習っていたということもあり綺麗な字を書けるという人間が存在しています。

人間は不思議な生き物でギャップに弱いと考えることができます。

例えば見た目がいかにも優しそうな雰囲気を漂わせて、実際に優しい性格をしている人と見た目がいかにも怖そうな雰囲気をしていながら人に優しい態度をとる人間を見比べてみた時に、おそらく後者の人間の方がより優しく感じるはずです。

このように先入観を持っていたのにそれを裏切られると強いインパクトとして人の印象には大きく残ります。

逆に見た目が優しそうな人間がひどい事を平気で行ったりする場面を見た場合は、その人に対して必要以上に嫌悪感を持ったりする場合が考えられます。

この様にギャップを上手く利用すれば、自分を魅力的な人間として見せることが可能になります。

いかにも上手な字を書けないだろうという様な雰囲気を作り出しておきながら、上手な字を書けば相手が自分を見直してくれるチャンスになるのです。

上手に自分を魅力的に魅せたい場合は、ギャップを上手く利用するとより魅力的に映るようになると思いますよ。

子供に馬鹿にされない

次にご紹介する習字を習っていてよかったと思うことは子供に馬鹿にされないということです。

これはどういうことかといいますと大人になってからもしも書く字が下手だった場合、状況によってはその汚い字を書いた時に子どもに見られた場合、子供から字が汚いと指摘を受ける可能性があるということです。

例えば教師として仕事を行っている場合、教師が書く字が下手だった時には子どもから自然と指摘を受けやすいですよね。

それ以外にもプライベートなどの面で自分の子供の前で字を書いたりした時に子供から字が汚いと指摘されることも当然考えられます。

一人の大人として子供から馬鹿にされるというのはあまり嬉しいことではありませんよね。

だからこそ大人としてのプライドではないですが、子供から指摘されない様に必要最低限のスキルとして身につけておくという意味では習字を習う上での大きなメリットとして考えることが出来ます。

正しい書き順で書ける

次にご紹介する習字を習っていてよかったと思うことは正しい書き順で漢字を書くことができるということです。