毎日日没がありますが、「今日はいつ太陽が沈むのかな?」とか「今日はいつ日の出が来るのだろう」なんてことを考えることってあまりないですよね。
いつもあるから当たり前のように感じてしまうかもしれませんが、「太陽」という存在は決して当たり前の存在ではありません。
生き物が生きているように、太陽は毎日、毎時間、変化を続けているのです。
太陽の光と地球がどのようにコラボするかで、夏至や冬至にも影響があったり、マジックアワーや今流行っているおもしろ動画の原点となる要素まで、太陽という要素には魅力がいっぱい詰まっているんです。
この記事では、季節によって変わる日没時間をご紹介します。
太陽の隠された魅力、知っておいて得する情報を見ていきましょう。
日没の時間を充実させるために
日本語の日没(にちぼつ)は、英語でいうところの「Sunset」、これらはどんな意味があるのかというと、太陽系の自転する惑星や衛星において、1日に1回太陽が地平線の下に沈む現象のことを言うんです。
シンプルに言えば、太陽を中心に自転している地球で、1日に1回、太陽が地平線の下に沈む時が来る、この現象を「日没」と呼んでいるんです。
もっとシンプルにいえば、日没は地球から太陽が見えなくなる時間、つまり、地球が真っ暗になる時と考えればいいのです。
1.日没の時間は季節や場所によって変わる
日没時刻というのは、太陽の縁が西の地平線の下に沈んだ瞬間、「地球が真っ暗になる時」と定義されます。
しかし大気による日光の反射や、沈む太陽の光線の進む道順は、地平線付近で大きく変更されるため、正確には実際の日没時刻は、太陽の直径分だけ地平線下に沈んだ頃と判断されます。
つまり、太陽の縁が地平線の下に沈んだ瞬間はまだ少し明るいので、もう少し待って真っ暗になった頃を日没と設定しているというわけです。
一般的には、日没は、太陽が地平線の下、約1.8度の時で、夕暮れとは異なるとされています。
日没と薄暮の時間を合わせた時間のことを、黄昏(たそがれ)と呼ぶんです。
私は黄昏という言葉がこれ程までにロマンチックなものだとは、知りませんでした。
日没と薄暮の時間を合わせた時間のこと・・・それが黄昏だなんて、とっても素敵な言葉ですよね。
2.緯度が大きく影響する
日没時刻は、観測者の緯度、経度、高度により、一年を通じて変化すると言われています。
どんな場所から日没を見るのか、北海道から見る場合、東京から見る場合、沖縄から見る場合では、太陽の角度に変化が出てしまう為、観測される時刻に差が出ると言われています。
3.夏至まで日はどんどん長くなる
夏至(げし)とは太陽が最も北に寄り、日本が所属する北半球では、1年を通して昼が一番長い日になる日です。
北極では太陽が沈まず、南極では太陽が現れない。
神秘的な1日なんです。
1.夏至は6月21日
夏至と冬至の計算方法は色々なものが存在するのですが、夏至は恒気法では冬至から1/2年(約182.62日)後の6月22日ごろだと言われています。
多少のずれはあるものの、毎年6月21日になれば「あ、今年も夏至が来たな」と思っていれば目安になるはずです。
4.夏至から冬至まではどんどん日が短くなる
夏至の日が1年を通して昼が一番長い日になる日になるわけなので、6月21日以降~冬至までの間は逆に日がどんどんと短くなって行きます。
1.冬至は12月22日
冬至は、日本が所属する北半球では1年を通して最も昼(日の出から日没まで)の時間が短い日のことを言います。
現在広まっている定気法では太陽黄経が270度のとき、12月22日ごろが冬至だと言われています。
2.冬至の風習としてカボチャや小豆粥を食べる
冬至といえば、家に帰るといつもお母さんがカボチャの煮物を用意してくれていました。
子供の頃は母の作るカボチャがしょっぱすぎて、ほとんど食べてはいなかったのですが、35歳を過ぎてくると、突然、こういう季節のもの&母の手作りが無償に恋しくなってしまう時があります。
母は今年で62歳、いつまでこのカボチャが食べられるんだろうなんて、ここ最近はとても大切に食べている食べ物の一つです。
うちは冬至といえばカボチャの煮つけだけしかありませんでしたが、小豆粥を作るご家庭もあるそうです。
小豆粥の中身は米と小豆だけというとってもシンプルな小粥だそうで、今年は是非私が母に作ってみようと思います。