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ひなたぼっこをするのに気持ちいい場...(続き6)

それだけなら、日焼けの心配をしなくても必要な日光浴ができますよね!

なので、お肌に何にも塗らずに外出すればいい、というわけでもないし、だからと言って紫外線に絶対に当たらないように太陽を敵視する必要もないんですね。

シミなどを作らないように、顔などにはちゃんと日焼け止めを塗って保護しつつ、太陽のエネルギ―を取り入れるということが、心穏やかに過ごすためにデキルことなんですね。

体内時計を正せる

太陽の光を浴びると、体の体内時計が整います。

人間のカラダには24時間を周期とする体内時計があります。

しかし、太陽の光を浴びないでいると、そのリズムがどんどんとずれてしまって睡眠不足とか、不眠症、疲労を引き起こすことがあります。

人の体内時計というのは、太陽が昇って降りるという情報が入ることによって形成されていきます。

それで、太陽光をあびることで体内時計を毎日リセットできます。

体のリズムを整えるためにも朝起きたら日の光を浴びるようにするのは、健康にとてもいいことなのですね。

セロトニンの活性化

セロトニンは、幸せホルモンとも言われています。

日光浴をすると、交感神経系が刺激されることになり、その結果セロトニン神経の働きも活発になります。

セロトニンは、人の感情を穏やかにしてくれます。

その逆に、セロトニンが減ると憂鬱な気分になるのです。

つまり、幸せな気持ちで過ごすためにはセロトニンが必要で、このセロトニンを脳内で分泌させるために日光浴が効果的ということなので、日光浴は感情のバランスを整えることにもとても役立っているということなんですね。

様々な精神疾患の予防ができる

セロトニンが減少し、不足することによって様々な精神疾患を患う可能性があります。

うつ病や統合失調症などの問題を抱えている人はどんどんと増えてきています。

セロトニンというのは、ドーパミンやノルアドレナリンに並ぶ三大神経伝達物質なのですが、ドーパミンやノルアドレナリンが暴走しないようにコントロールする役目も果たしています。

ドーパミンは興奮したり快楽を感じさせるのですが、必要以上に分泌されると依存症状があらわれたり、幻聴などの症状が起こることもあります。

ノルアドレナリンが多くなりすぎると、攻撃的になったり不安でいっぱいになってしまいます。

それで、精神的なバランスを保つためにはセロトニンの働きがどうしても必要なのです。

ストレスによってセロトニンが減少してしまうことがあります。

現代人にとって、このストレスが精神的なバランスを大きく崩してしまう可能性がとても大きいわけです。

なので、日々ストレスを溜めないということに加え、精神的なバランスを整えるという意味でも、つまり精神疾患の予防という意味でも、日光浴をすることは大事なんですね。

不眠症

不眠症の改善にも日光浴が効果的です。

うつ症状と不眠には大きな関係があるのですが、不眠が続くとうつが進行しやすくなってしまいます。

不眠を改善するためにお薬を飲んでいる人も多いかもしれませんが、太陽の光を浴びることでメラトニンという物質が分泌されます。

このメラトニンが睡眠を促してくれて、よい睡眠を与えてくれるのですが、面白いのがこのメラトニンというのは朝日を浴びてから約14~16時間後に分泌されるそうです。

つまり、朝の7時に起きて朝日を浴びたとしたら夜の9時から11時くらいに眠くなるわけです。

すごく健康的ですよね!

なので、不眠症に悩まされている人は、まずは起きたら朝日を浴びるということを習慣にしてみましょう。

心を穏やかにしてくれるセロトニンと、よい眠りを促進してくれるメラトニンの助けで、ちゃんと眠れるようになれれば、精神的なバランスももっと整うでしょう。

うつ病

うつ病になってしまう原因の一つとして、セロトニンが不足するということが挙げられます。

ストレスなどによってセロトニンが足りなくなることで、うつ状態が引き起こされますが、このセロトニンの合成量と太陽光を浴びた時間には相関関係があることが分かっています。

それで、うつ病患者さんには太陽を浴びるようにとアドバイスがよくされるのです。

セロトニンを合成するためには、ビタミンDが必要なのですが、このビタミンDが太陽光によってつくられます。