良く登場すると言えば、古文の世界でしょうか。
昔ながらの言い回しが大く出ている古文の世界では、今では殆ど使用されていないような言葉が多く出てきます。
その中の一つがこの『侘しい』という言葉なのです。
古文のように今では使用する事が無い言葉が多く出てくるような物は、感覚で読む事は難しくきちんと勉強しなければ読み進めることが出来ないものになっています。
言葉を勉強する事は大変な部分も多くあるとは思います。
ですが、それ以上に面白さを感じる事ができるのもまた事実です。
自分たちの住んでいる国の言葉の中で、知らないものがあるというのは少々寂しい部分もあるのかもしれません。
すべてを理解しろとは言いませんが、有名処だけはきちんと意味を理解しておくことも大事でしょう。
それを知る事によって、更に自分の中の文学の世界を広げることが出来るようになるかもしれません。
侘しいのよくある使い方
それではここで、『侘しい』という言葉を使った例文をいくつかご紹介させて頂きます。
文字の意味を知ったとしても、それを使用する事が出来なければ意味がありません。
また、頭の中では意味は理解する事が出来て居るとしても、それを活用する事が出来なければ意味が無いでしょう。
その為にも、例文を読みより深く理解する事はとても大事なポイントと言えるでしょう。
今からご紹介させて頂く例文は、簡単なものばかりです。
そのため、より簡単に言葉の意味を学ぶ事が出来る事でしょう。
1.毎日ひとりで侘しく夕食を食べている
ここでの『侘しい』という言葉には、現状に対する嘆きのような気持が含まれて居ます。
寂しさなどもあり、より悲しい雰囲気になっている事でしょう。
『一人』と言う事を強調していると言う事は、誰かが傍に来て欲しい裏返しの言葉です。
その為、寂しさをアピールしていると言えるでしょう。
話の流れで、こういった言葉が出てきた場合には相手の出方をきちんと見極める方法があります。
もしかしたらその人は、離婚したのかもしれません。
一生独身で、最近寂しくなってきたのかも。
人の感じ方はそれぞれです。
こちらに悪気が無かったとしても相手を起こらせたり悲しませたりしてしまう事は大いにあります。
仲が良かったからこそ、一度のもめ事で連絡も一切取らなくなってしまうような人も出てくる事もあります。
そうならない為にも、相手の事を考えて行動する事が大事な事だと言えるでしょう。
2.彼は侘しい生活をしながら余生を送っていた
形ある物はいつかなくなるものです。
どんなに現役時代はバリバリ仕事をしている人も、迫りくる年齢に勝つ事は出来ません。
段々とフェードアウトして行きます。
それは、形ある野茂が無くなるようでどこか寂しさを感じる事もあるでしょう。
ですが、生活も満足度は人によって違います。
その人が侘しいと思うような生活でさえも、本人が満足しているのであれば全く問題ありません。
その事を考えず発言してしまうと相手を怒らせたり傷つけることもあるかもしれません。
3.心を映すような侘しい雨が降っている
これはいわゆる擬人化という技法です。
雨を人間に例える事によって、自分のこころの中の心情をより分かりやすく文章にしているのです。
自分の心の中を表現する事は難しい部分も多々ある事でしょう。