その為、『侘しい』という表現を静かな環境の例えだと解釈してしまうと、相手の話している意図がしっかりと聞き取ることが出来ていないと言う事になります。
また、自分の使い方が間違っているせいで、相手に大きな誤解を与えてしまう事もあるかもしれません。
そうならない為には、多くの人が使う基本的な使い方を身をもって学ぶ事が必要でしょう。
言葉は生き物です。
例え辞書に意味が掲載されているとしても、その意味が多くの方に浸透しているかどうかは分かりません。
反対に掲載されていない意味の方が多くの方は分かりやすく、より知られる形として浸透している場合もあります。
その為、私たちはその事をしっかりと理解して、臨機応変に対応する事が出来るように行動して行かねばなりません。
心細い
『侘しい』という言葉の意味の中には、心が慰められない状況というものも含まれています。
その為、その状況を簡潔に説明すると『心細い』という表現になるのかもしれません。
ですから、他の人に『侘しい』と言われたとしたら、それは寂しさの表れなのかもしれません。
人の心を直接覗く事は出来ません。
どんなに明るく楽しく生活しているようい見える人であっても、心の中では大きな悩みを抱えている事もあるかもしれません。
ですが、それをわざわざ口に出していう人はいません。
心の中に留めているのです。
何も言わず、一人で解決する事が出来る人はいいかもしれません。
ですが、一人ではどうにもならない出来事を抱えている人の場合は、いつかその重さに耐えきれなくなりSOSを発する時がやってくるかもしれません。
その一つが『侘しい』という言葉の中に込められている事もあるでしょう。
いきなり心を見る事は出来ません。
ですが、常に真面目に相手と接しているうちに、自然と相手の気持ちを読み取ることが出来るようになるかもしれません。
そうなれば、相手との距離もさらに縮まる他、いざというう時に助けてあげる事の存在になる事でしょう。
その為にも、言葉の持つ意味をしっかりとくみ取り、相手の意図している内容をくみ取るようにしていきましょう。
やるせない気持ち
人には様々な感情があり、嬉しい事もあれば悲しい事もあります。
自分では頑張ったつもりの出来事であったとしても、他人からは評価されない事もあるでしょう。
そんな時人はやるせない気持ちになるのかもしれません。
そのやるせない気持ちの時にでも『侘しい』という気持ちを使う時があります。
侘しいとは、それだけその出来事に対して悲しい気持ちを持っている時に使用するものです。
努力が報われなかった事を、結果が出ない=侘しい出来事として表しているのかもしれません。
どんなに頑張っても、時には結果が出ない事もあります。
そのせいでやるせない気持ちになったり投げやりな気持ちになる事もあります。
それを『やるせない』と一口に言ってしまう事は簡単な事です。
でも、それをあえて違ういい方にする事によって、私たちの言葉の表現がより多くなっていくのでしょう。
【やるせない気持ちについては、こちらの記事もチェック!】
貧しくてみすぼらしい
これは、直接的に『侘しい』という言葉が持つ意味というよりは、そこから連想されるイメージと表現した方がより分かりやすいのでしょう。
何もない空間や、どこか寂し雰囲気を感じさせる状態の事を指しています。
その状態をみすぼらしいと解釈する事が出来るのです。