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芸術家な人の8個の特徴(続き3)

芸術家的な作家として有名な志茂田景樹さんのファッションは、他の人が真似できないくらい奇抜で有名ですよね。

彼はどう見ても、独特な感性を持っている芸術家の1人です。

若い人に大人気の歌手、ジャニーズ事務所の嵐のメンバーは、メルシーボークーという名前のブランドを良く着こなしているのですが、このブランドのデザインはとても奇抜で、首の部分に浮輪のようなものがついたアウターや、股下が通常の3倍もあるパンツなどが人気です。

きっとこのブランドはデザイナーの方が独特な感性を持っていて、お洒落とダサいのはざまを上手くコントロールしながらデザインを作成しているのではないかと思います。

このブランドのパーカーはとてもカジュアルなんですが、1着約2万円もする高価なブランドです。

私がもしファッションデザイナーになるとしたら、首元に浮輪のついたパーカーを2万円で販売するなんて、到底想像がつきません。

しかしこのメルシーボークーのデザイナーは、それをお洒落に実現して、昨年までは原宿のあの有名ファッションビル・ラフォーレ原宿に店舗を構えていた程なんです。

嵐といえば、小柄で細身、顔は抜群ですが、スタイルが良いかというと、二宮和也さんや大野智さんはちょっと身長が低いという弱みがあります。

そんな2人はメルシーボークーを着ていることが多く、

メルシーボークーの独特なデザインがマッチして、スポーティーでカジュアルな雰囲気を合わせながらも、上手にスタイルアップすることに成功しています。

独特な感性を持っているファッションデザイナーの芸術家的センスは、その成功を目にする度に「本当に真似できない素晴らしいものがある」と思わされてしまうのです。

3.常識や普通からズレている

芸術家の多くは常識や普通からズレているイメージがありますよね。

例えば、ゴッホですが、好きな人と上手くいかないから、寂しくて仕方がなかったから、という理由で自らの片耳を斧で切断してしまうという事件を起こしています。

今の世の中で「失恋したから片耳を斧で切り落としてしまったんだ」なんて人が現れたら、怖くて友達にもなれないというか、携帯電話の番号も、LINEのIDも教えたくない相手になってしまいますよね。

ゴッホは自分の片耳を斧で切り落とした後、痛みと出血で数日間気絶していたという話を聞いたことがあります。

普通なら片耳を斧で切り落とせば、激痛が走ることを予想するから「痛くて怖い」と思うものですよね?

それなのにゴッホは躊躇せずに自らの手で自分の片耳を切り落としてしまうのです。

これは常識や普通からズレている何ものでもありません。

さらにゴッホの片耳は、「途中まで斧で切ったけれど半分は切り切れていなかった」とか、「なんども斧を動かしたような跡があった」とか、「切った後の断面がギザギザになっていた」などの証言やは何も残されていません。

つまりゴッホは自分の片耳を斧で切り落とすのに、全く躊躇せずに、一気に切り落としたということになるのです。

自分の片耳を斧で切り落とすのに躊躇しない人はどれくらいいるのでしょうか?

恐らく100人いたら1人いるか、もしくは誰もいないか、くらいの確立です。

さらに不思議に思うのは、ゴッホは自分の片耳を斧で切り落とす時、「切断した後は耳が片方聞こえなくなる」とか「片耳のない不格好な男になってしまう」なんてことを考えなかったか?ということなのです。

私なら、その後の生活を考えると、電話だって片耳でしか聞き取れなくなってしまいますし、ヘッドホンだって片耳しか聞こえなくなってしまいます。

歩いていても、常に片耳は聞こえないとなると、どう考えても不便になるはずですよね。

ゴッホは生涯独身のまま、その生涯を終えています。

失恋はしたかもしれませんが、片耳を斧で切り落とさなければ、その後別の女性と巡り会えたかもしれません。

後先考えずに、その場の気持ちで耳を切り落とす、これぞ「エキセントリック」であり、芸術家が常識や普通からズレている部分なのです。

4.集中力が凄い

芸術家は普段からいつも変人というわけではないようですが、一歩間違えるとエキセントリックになってゴッホのように自らが片耳を斧で切り落としたり、一般人が考えられない行動に出てしまうところがあります。

そういうエネルギーを、今度は作品を制作することに注ぎ込むと、これまた一般人とはかけ離れた集中力で、どんどんと素晴らしい作品を制作してしまうことがあります。

私は昔、尊敬する塾の先生にこんな話をされたことがあります。

「才能ある人が何かに集中すると物凄いオーラを発揮することがあるものなんだ。あまりの集中力にこちらから話掛けることさえできないくらいの大物がいるものなんだよ」と。

私は今まで生きて来た中で、まだそんな人に一度も会ったことはありませんが、鬼気迫る程集中する人って確かにいるような気がしています。

私は元ITエンジニアですが、プログラミング組んでいるエンジニアにもそれに近い人がいたのを覚えています。

エンジニアは芸術家とか大分違うかもしれませんが、エキセントリックで集中力があるという点については多分に共通しているところがあるのです。

俳優という職業はエンジニアより芸術家に近い一面がありますよね。

役柄によって自分ではない誰かを完全に演じ切る、これも1つの芸術です。

最近の人気俳優たちは、あまり役を作り込むという人が多くないようで、現場に行ってその役に入り、家に帰ってきたら役のことなんかすっかり忘れてしまうのだと語りますが、私はこのことを少し寂しい変化だと思っています。