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芸術家な人の8個の特徴(続き5)

7.几帳面で凝り症

芸術家の中には几帳面で凝り症な人がいます。

特に几帳面な性質を持っている人が
多く、男性だと下着の色は白しか着ないとか、箪笥の中には同じ服が何着もあって、それらが少しでもずれてしまうと「気持ち悪い」「どうして君は洗濯物を箪笥に入れることもできないのか?」と説教してしまいます。

家の中で、飲みかけのペットボトルが放置されていると「どうしてすぐに片付けないんだ」と怒られてしまうんだそう。

芸術家は常に自分のセンスを研ぎ澄ました状態にしておきたいと思えば、それだけストイックになってしまうのかもしれませんね。

音楽家は少し売れてお金持ちになると、家に機材を持ち込んで、作曲や編曲に没頭したりするそうですが、その作業にのめり込んでしまうと、次から次へと、新しい機材でこれまで出せなかった音やビートを出してみたいとか、もっとあの機械でああいうことをしてみたいと、かなりはまって凝ってしまうことがあると言います。

確かに同じギター1本であっても、同じ音色が出るわけではないので、あれも欲しい、それも欲しい、そうすればもっといい音楽ができる・・・なんて思ってしまえばのめり込んでしまいそうですよね。

人間はそうでなくても欲に支配されてしまうと、次から次へと新しいもの、今自分が持っていないものが欲しくなってしまう生き物です。

芸術家の場合は、名声・よりいい作品・才能・・・こういうものに欲が出てしまうと色んなことに凝るようになってしまうのかもしれません。

8.頑固

私は芸術家の大物は皆頑固であるというイメージがあります。

そのイメージとしてぴったりだなと思うのは漫画「美味しんぼ」の海原雄山という美食家です。

食を芸術的な観点で食す美食家は、魚1匹、肉1枚、野菜1個であっても、原産地、形、色、香りなどなど、様々な観点から選別し、そしてどれとどれを組み合わせれば1番美味しいのか、調理法は何がベストなのか、それに合うお酒は何がいいのか・・・などを見極めていきます。

美食家がもてなすディナーは、まさに食のランウェイのようで、オードブル、メイン、デザート・・・全てが調和し、美味しい「うまい」の連続で、夢のような時間を過ごすことができるのです。

これだけのことを演出できる美食家はそう多くは存在しません。

海原雄山は漫画の世界のフィクションに過ぎませんが、きっとこういう男がこの世に実在しているはずで、その男はきっととても頑固で、たった一つのこと、水1滴だって自分が納得いかなければ、首を縦に振らない男なのです。

いいものを極めようとすれば、その分だけこだわりが必要になり、それを実行するには頑固にならなければならないのかもしれません。

芸術家には常に紙一重の危うさがつきまといます。

時に自分の才能を余すことなく他人に見せてみたいと思ってしまえば、1分1秒の時間をこだわり、朝から晩までの行動にこだわり・・・あまりのストイックさにノイローゼや精神異常になってしまう芸術家もいます。

家族や周囲に迷惑を掛けてまでも、自分のことにこだわってのめり込んでしまう・・・芸術家は私の憧れの職業でしたが、こうして掘り下げてみれば、かなりエキセントリックな部分もあれば、家族としては「一緒にいて幸せになれるのだろうか?」と思ってしまう部分もあるようですね。