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早急とはどういう意味?どれくらい早...(続き2)

3.その時の状況によって変わる

スポーツ選手・アスリートにとって、シーズン中の怪我は何がなんでも避けたい状況の一つです。

彼らがもし体のどこかに異変を感じ、医者の元を訪れた時、「早急に体を休めることですね。これ以上動かしたら、怪我に繋がる確率はぐっと上がります。」と言われたとします。

もしもあと少しでチームが優勝できるとか、オリンピックで金メダルが取れるかもしれないという時であれば、いくら医者から「早急に」と言われたところで、すぐに休みを取らない場合もあります。

このまま、悪い体の部分を酷使し続けたら、来期はないかもしれない、もう二度とマウンドには立てないかもしれない、そう思っても、「今はどうしても投げたいんだ」と思う時だってありますよね。

しかし医者から言われた「早急に」をどんな言い訳があったとしても無視できない状況があります。

それは「癌の告知」をされてしまった時です。

癌の進行状態は「ステージ」という単位で表されることは最近良く知られるようになって来ました。

ステージ1が1番初期で、ステージ4が最も悪い状況を表現します。

医者から「早急に手術が必要です」と言われてしまえば、とにかく無視することが難しくなるはずです。

その場所が子供を産む為の部位に近ければ躊躇したくなる人もいます。

でも、1週間の迷いが取り返しのつかない状況を生むこともあります。

でも、一人でいいから子供を産んでから癌と闘いたいと選択する人もいるはずです。

癌と告知された時のステージが何だったのか、その時の年齢、子供の有無などによって、「早急」に対処する方法は変わってくるのです。

2.「早急に」と言われたら確認すべきこと

もしも医者から何かの病気で「早急に手術が必要です」と言われた場合、ほとんどの人が目の前が真っ白になって、そこからは何を言われていたのか記憶がなくなってしまう程動揺してしまうはずです。

そういう時は「あれも、これも確認しよう」とはせずに、後日誰かと一緒にもう一度状況を確認する方が賢明だと思います。

手術は本当に早急に必要な場合もありますが、必要ない場合も稀にあると聞いたことがあります。

他の医者に相談していれば、その部位は残すことが出来たのに・・・そういう確率はあるはずなので、「セカンドオピニオン」を試すことが重要になって来ます。

1.言った人に具体的にいつまでか聞く

仕事で「早急」と言われればほとんどの人がある程度真剣に取り組み始めるはずです。

しかし「早急」と言われても気を抜きそうになってしまうのが、友達や彼氏・彼女・家族などとの約束ごとです。

例えば、姉妹の間で「今度お母さんの誕生日を祝いたいから前後3日程度のところで空いている日や行きたい場所があったら教えてね」と連絡を取り合っていても、妹はいつも仕事で忙しくなると、連絡するのを忘れてしまいます。

一度に2つも3つも同時にできない妹は、仕事のことで精一杯、母のことを大切にしているし、普段は約束ごとを守るのですが、他のことで頭がいっぱいになると「忘れてはいけない」「おねえちゃんに怒られる」と思えば思う程、忘れてしまうそうです。

私は妹も辛いようなので、どうにかしてあげることはできないかと考えた結果、私の方から具体的にいつまでということを付け加えてみよう!

そうしたら忘れないかも・・・と思って即実行してみました。

しかし、良く考えてみれば、それができる人であれば、私がお願いした時点で、私に具体的な期日を聞くくらいの器量があったはずなのです。

結局、10年間試してみましたが、妹は一度もこの約束というか、私のお願いに答えたことはありません。

もし、妹が連絡をくれれば、母の誕生日のプレゼントを一緒に買うことができるし、二人分の予算を合わせればもっといい場所で祝うことができるのに・・・、でも妹からしたらきっとそれどころではないというか、妹は妹なりに彼女の人生を必死に生きているのかもしれないとも思うのです。

「必死に生きていたとしても、母の誕生日の件で連絡くらいできるでしょうに」と思う人もたくさんいると思います。

でもそういう人たちはきっと、やっぱり、人生の勝ち組で、頭の良い人たちだと思うのです。

世の中には、実はたくさん、妹のように、仕事のことや、役所の手続き、賃貸マンションの契約の件などはなんとか、必死に期日を守るけれど、それ以外のことにはやりたくても、気や心が回らない人がいるんです。

私は最終的に「母の誕生日を気持ちよく祝うことが1番だ」と考えるようになりました。

例え別の日に誕生日会を2回やったとしても、母は2度も祝ってもらえるならそれも嬉しいはずだと。

何がいいたいのかというと、「早急」という言葉を使う場合、言われる側だけのことを考えていると上手くいかないことが多いのではないのかということです。

早急を使う人はたいてい上司の立場か何かで、言われる人はたいてい部下という立場になるはずです。

上司は部下よりも、基本的には能力があるからそのポジションを任されたはずです。

特に「何かを管理する」という立場に長けているからこそ、マネージャーというマネージメントの職を任されているのです。

「早急」を使う側も、世の中には自分と同じくらい頭の回転が速い人ばかりでないことを考慮した上で、「この人に言ってもだめかもしれない」という場合は、早急にという言葉だけでなく、具体的な期日か何かを加えた方が、結局最後には上手く行くのかもしれません。

2.自分の現状に照らし合わせて時間配分を計算する

「早急」は言う方も気を使わないといけないということを説明しましたが、これは本当に重要なことで、いくら言われた方が賢い人だったとしても、言う方がめちゃくちゃであれば、「早急」の期日に合わせて次回配分を調整することは難しくなります。