そんな常に危険がとなり合わせとなってしまう動物たちは、どんな風に発情しているのかというと、群れの誰かが「今日はおれが担当ね」「明日は私が担当するわ」なんて風に、常に毎日担当者を決めて、遠吠えのような鳴き声を上げることで、発情の合図みたいなものが送られるようになっているんです。
何が合図のタイミングになるのかというと、危険がなくなって安全な場所に避難できた時に「今ならいいよ!」「ここなら大丈夫だよ!」という風に合図を出すそうです。
動物は常にだれに狙われるか分からないので、発情するのもとっても大変ですよね。
ちなみに、最近上野動物園で生まれた可愛い可愛いパンダの赤ちゃん「シャンシャン」ですが、パンダの発情は1年にたった1回しかないそうなので、シャンシャンが生まれたことはほとんど奇跡に近いくらい貴重なことなんです。
パンダが子供を作るということは、1年にたった1回のチャンスをものにするということになるので、本当に貴重で大変なんだそうです。
シャンシャンはまだ一般公開されていませんが、会えるようになったら是非一度その奇跡が実った愛らしい姿を見てみたいものです。
人間にも発情期はある
人間にももちろん発情はあるに決まっているじゃないかと思っているかもしれませんが、実は人間には進化の過程で発情という行為がほとんどなくなってしまったのをご存知でしょうか?
なぜ人間には動物のような発情がなくなってしまったのかというと、人間界は動物界に比べて、平和になってしまったからなんです。
人間界では現在、男女が体の関係を持っている最中に誰かに襲われて殺されてしまうとか、猛獣にアタックされて食われてしまうなんてことはありません。
冬なら温かい部屋でぬくぬくとしながら、ラブラブを思う存分楽しむことができるようになったのです。
モテない男性からすれば、今も昔も「そんなの嘘だ!」と言われるかもしれませんが、世の中のモテる男性は、夜な夜な可愛い女の子を相手に発情を多いに楽しんでいるのです。
では人間に発情がないとすれば、どうやって体の関係を持ちたいとか、そういう気分になるのかというと、人それぞれその嗜好は細かく枝分かれしているのです。
人によって凄くノーマルな方法で発情する人もいれば、独特な世界感を持って発情する人もいると言われています。
発情期は人それぞれ
人間の発情は平和がもたらされるようになって、その形を変えて来ましたが、一体現代の人間はどのように発情を発症しているのでしょうか?
疲れたとき
男女の中でも特に男性は、疲れた時に発情を起こすと言われています。
仕事が忙しくて、毎日残業ばかりが続く男性を見ると、女性側では「こんな時に体の関係を誘うなんて馬鹿じゃないの?って思われるに決まっている」と思ってしまうかもしれませんが、実は男性はくたくたに疲れている時こそ、「子孫を残さないと」という気持ちになるようDNAがインプットされているので、女性を求めるという傾向があるんです。
しかし行為の後は死んだように・・・というかほぼ死んでしまう状態手前になるので、12時間くらい爆睡してしまうかもしれません。
最近では女性もその傾向が出てきたようで、できる女程忙しく仕事をしながらもやることをやっているということが多いようです。
もしあなたの彼氏がここのところ毎日忙しくて、それを理由にあなたに会うことを渋っていたとすれば、それは大きな嘘の可能性があるかもしれません。
忙しい時こそ男性は女性を求めるはずです。
もしかしたら、できる男ほどモテるはずなので新しい女性が彼の周りをうろうろとしているのかもしれません。
忙しい彼を捕まえてとっちめることは難しいかもしれませんが、心の中だけでも「もしかしたら・・・心が離れてきているかもしれないわ」くらいに思っておいた方がいいかもしれません。
風邪を引いたとき
これも女性よりは男性に多い傾向なのですが、なぜか風邪を引いて弱っている時も、発情、体の関係を持ちたいという強い欲求にかられてしまうそうなんです。
この衝動も実は「子孫を残そう」とする気持ちの表れだそうで、
男性のDNAは風邪をひくと「俺は死んでしまうかもしれない」と大袈裟なことを想像してしまうそうで、「命が絶える前になんとか子孫を残そう」と体が反応するそうです。
風邪を引いている男性の体は全身だるいし、頭は痛いし、力も残っていないはずですが、なぜか発情だけのパワーは全開!!ということになるそうです。
優し過ぎる女子は時々好きでもない男性が風邪を引いたとしても家まで看病しに行ってしまう人がいますが、そんなシチュエーションは実はとっても危険なんです。
風邪を引いている男友達は具合が悪くて寝ているし、体力がないから襲われることなんてあるはずない!と高を括っていると、あわよくばなんて考えた男友達に襲われてしまうかもしれないのです。
生理前・排卵期
女性が最も発情するのは、先にも少し触れた部分ではありますが、生理前、そして排卵期に訪れると言われています。
女性の場合、発情するのはこれまた男性と同じで、子孫を残そうとする時です。
男性が種をまくのに対して女性はそれを受けて子供を身ごもります。
男性は種をまくだけなので、毎日違う女性に種をまくことができます。
しかし女性は1人の赤ちゃんを身ごもると、その後は10ヶ月と10日、別の赤ちゃんを身ごもることはできなくなります。
このような男女の子孫の残し方の違いを利用しながら、女性は生理と上手に付き合いながら、発情期をコントロールしています。
赤ちゃんが最もできやすい排卵期はもちろん、子孫がしばらく残せなくなる生理中の前、生理前にも発情期がやってくる仕組みになっているんです。