シングルマザーになった理由は人それぞれですが、数は確実に増え続けています。
日本でも3組みに1組みは離婚する時代になったと言われていますので、必然的にシングルで子育てをする人が増えて行くことは想像がつきます。
しかし、シングルマザーになるという選択をする人が増えたことと、シグンルマザーが生活しやすくなったということは一緒ではありません。
「一人で子供を育てることがこんなに大変だったとは」「想像していたよりはるかに苦労が多い」と多くのシングルマザー経験者が語っています。
今回はそんなシングルマザーが生活の中で苦労していることや、シングルマザーの金銭的な問題や社会での困難、シングルマザーのメリットについてご紹介していきます。
想像より遥かに大変?!シングルマザーが直面する苦労
離婚する時には「夫や問題から解放されて、新たな人生を子供と生きよう!」と将来を夢見たり、未婚で出産する時も「一人でも立派に子育てしてみせる」と意気込んで新生活をスタートさせた人もいるのかもしれません。
しかし、すぐにその夢や希望が、並大抵の努力では叶わないことや、一人で子育てする上でのジレンマに直面することでしょう。
シングルマザーの生活は、想像をはるかに超える苦労が待っているのです。
シングルマザーが生活で苦労していること14個
日々起きる問題に何とか対処していくことが精一杯で、人生を立て直す時間やエネルギーがなかなか作れないかもしれません。
しかも、自分のことだけではなく、可愛くて仕方のない存在ではあるが、手がかかり、立派な一人の人として育て上げる責任の伴う子供がいる訳です。
それは並大抵の苦労ではありませんよね。
では具体的に、シングルマザーが生活で苦労していることにはどのようなことがあるのでしょうか。
家計が苦しい
もともと専業主婦だった人なら、離婚した途端に職探しから始めなければなりません。
しかし、特別な資格や経験がない限りは、良い条件の職につくのはなかなか難しいでしょう。
また、子供が小さい場合は、保育園のお迎えや、病気の時の看病など、どうしても時間的な制約があります。
その条件を認めてくれる職場となると選択肢が限られますし、残業や特別手当をあてにすることも難しいので収入は低くなってしまうでしょう。
そうなると当然、家計は非常に苦しい状態になります。
一般家庭の年収の平均が約550万円なのに対し、シングルマザー家庭の年収は、平均のおよそ半分の約250万円という統計を見ても、シングルマザーが抱える経済的苦労は想像がつきます。
子供との時間が少ない
自分が一家の稼ぎとして働かなければいけなくなると、一日の大部分を仕事の時間として使わなければならなくなります。
それにご飯を作り、洗濯をして、掃除をして、他の必要な家事を全て一人でするとなると、本当に時間が残りません。
子供の世話をするのが精一杯で、遊ぶ時間なんてとても無いように感じることでしょう。
ですから多くのシングルマザーが、「子供に寂しい思いをさせている」という申し訳ない思いが一番辛いと感じています。
仕事と育児の両立が厳しい
仕事も育児も、どちらも責任が伴いますし、真剣に取り組みたいことです。
ですが、限られた時間の中でこの二つのバランスを保つのは非常に大変です。
どちらかに比重がかかりすぎるとどちらかに問題が生じたり、もっとやりたいのにできないというジレンマに絶えず直面します。
しかも子供は、待った無しで成長していくので、絶対にその時でないとダメなこと、その時に必要なケアをしないなら、一生その子にとってマイナスになってしまうことも親なら痛感されると思います。
ですから、仕事と育児を両立させるために、子供の年齢に合わせて仕事を変えることを勧める人も多いです。
偏見の目
ひとり親家庭は年々増えており、2010年にはシングルマザーは約108万人、シングルファーザーは約20万人ほどになっていますし、その後も増え続けています。
それに伴い、世間でも一人親への子育て支援など、サポート体制も以前より充実してきています。
あなたの周りにも、シングルで子育てをされている方が数人はいらっしゃるのではないでしょうか?
ですから、ひとり親家庭に対する偏見はなくなったと思っている方は多いことでしょう。
しかし実際には、「幼稚園で挨拶しても無視された」「経済的なことで嫌味を言われた」「シングルになった理由を噂で流された」など、近所の人やママ友、または職場の人や教師など身近な人に、偏見に満ちた態度を取られたり、悪意ある冷ややかな視線に晒されたりするのが現実なのだそうです。
相談できる相手がいない
子供を育てていると悩みは尽きません。