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シングルマザーが生活の中で苦労して...(続き2)

さらに仕事のこと、お金のこと、恋愛のことなどシングルマザーには悩みがたくさんあります。

しかし、多くのシングルマザーが相談できる相手がいないと嘆いています。

実家の親には心配をかけたくなかったり、偏見を経験していると、友達を信用することも難しくなってしまいます。

元旦那さんでも、別れた理由などにより感情的に難しくなっていると、たとえ二人の子供のことでも、自分が必要な慰めやアドバイスをくれるとは思えなかったりします。

また、相手が再婚していると気を使って話しにくですよね。

ですから、本音で話せたり、自分だけではどうしても解決できないような問題を一緒に考えてくれるのは、シングルマザーの支援団体や公共の相談窓口、シングルマザーコミュニティーを頼る方も多いです。

子供のことを全部1人でやる

子供を育てるということは、一生続く大仕事です。

起床させ、朝食を食べさせ、体調を気にかけ、通園や通学の支度をさせ、送って行き、自分も出社。

仕事終わりで子供を迎えに行き、夕飯の支度をし、今日がどんな一日だったか、学校で何があったかを聞き、感情的なケアをして、夕飯を作り食べさせ、宿題など勉強を見たり、明日の学校の予定を確認し、お風呂に入れて、歯磨きをさせてから寝かしつける。

これが子供一人に対して、普通の一日にするべきこと全てです。

目の回る忙しさですよね。

これが、365日何年間も続くわけです。

しかも病気になったり、トラブルが発生すると、やるべきことはもっと増えます。

これを全て母親一人でするのです。

どれだけのプレッシャーと苦労か想像してみてください。

不安や寂しさ

シングルマザーになった時から「自分がしっかりしないと」「ちゃんと育てないと」というプレッシャーを一人で抱えてしまうでしょう。

相談できる人も少ないシングルマザーは、その責任感から将来を不安に思ったり、無性に寂しくなったりします。

子供が寝た後のふとした時間に、思わず涙がこぼれたり、自分でも言い表せない感情が込み上げてくることもあります。

さらには、学校行事で子供が寂しそうな姿を見たり、友達が幸せな結婚生活を送っているのを見ると、「なんで自分はうまくできなかったのか」「子供に辛い思いをさせてしまっているのでは」と自分を責めたり、限界を感じることもあるでしょう。

家事がなかなか進まない

仕事をしながらの育児だと、やるべきことが山ほどあります。

ハードワークで体も疲れるので、優先順位の高いこと、つまりは子供を食べさせたり、寝かしつけることだけを必死でこなして、家の掃除や洗濯物などは後回しになってしまうことでしょう。

そしてそれが溜まっていくと、できていないことにストレスを感じてしまいますよね。

誰かが家事を手伝ってくれたらどんなに楽だろうと夢を描きながら、そんな頼れる人もいなければ、プロに依頼するお金もない現実に打ちのめされるかもしれません。

1人の時間を取りにくい

未婚の母の人は、子供を産む前は独身生活を謳歌していたことでしょう。

子供がいないと、好きな時間に起きて、趣味のために時間を取り分けて、出かけたいところに自由に出かけることができます。

しかし、子供が生まれた瞬間から生活が一変するのです。

自分の時間は全て子供のお世話にもっていかれます。

さらに、すでに子供がいて離婚された方でも、父親と母親の役割を一手に引き受けなければいけなくなったので、自分のための時間は、もはやなくなったと感じることと思います。

友達と遊びにいけない

子供がいれば、生活のリズムは子どの中心で回っていくので、友達から遊びに誘われても、なかなか都合がつかなくなります。

ましてやシングルマザーだと、子供を見ていてくれるパートナーがいませんし、仕事もしているので、自分の友達と遊ぶ時間を見つけるのはより難しくなるでしょう。

また、遊びに行くとそれだけ出費も増えます。

交通費、飲食代などの交際費は真っ先に削る対象になるので、経済的に余裕がない母子家庭の場合は、節約するためにも、外出を控えざるをえないかもしれません。

父親がいないという事実

父兄参観日、運動会の父親参加、家族の絵をかく時、お友達のパパと遊んだ時、ファミリーレストランなどで家族を見た時など、父親の存在について考えさせられるかもしれません。

子供が羨ましそうによその家庭を見ていたり、「お父さんが欲しかった」と呟いたりしたら、胸が張り裂けそうになって、”自分の子供には一緒に住んでいる父親がいない”という事実を痛感することになります。