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役職名によくある17個の名前(続き4)

ですので、一般的には経営コンサルタントであったり、弁護士、社会保険労務士などの資格を持っているスキルの高い人間が外部顧問として席を置いたりしているようなケースなども考えられます。

なので、必ずしもその会社の人間でなければいけないというわけでもありません。

他の会社から適しているスキルを持った人間を在籍させることも十分考えられますので、とにかくより高度な専門的な知識を持っている人間、もしくは名誉職として与えられているかという風に切り分けて考えるようにしてください。

相談役

顧問という役職にかなり似ているポジションとして相談役という役職も存在しています。

勘違いする方も多いのですが、監査役や取締役ではない人間に関しては会社法においては役員としては認められてはいません。

なので、役職者ではありますが役員ではない場合の方が大きいと考えてください。

しかし、法律上の役員であるケースなどもある為、若干複雑な判断基準とはなっています。

相談役に関しては、これまでご紹介していた顧問などと同様に、栄誉職である可能性がとても高いです。

なので、様々な専門的な知識を持っている人間であったり、これまでに重要なポジションで役職を担ってきた人間が助言をしてくれるような立場を考えていただければ相談役の業務などがお分かりいただけるはずです。

先ほども触れましたが、栄誉職に関しては確かにたくさんの知識やアドバイスをしてくれるという面では魅力的な一面もありますが、それと同時に不正な影響を与える可能性などもあるとされています。

具体的には2015年に東芝の粉飾決算などが判明した時に関しても、相談役などを今後設置しない方針を検討したりするなど、様々な面で社会的な批判を浴びる可能性などもあるからです。

その影響から、日本政府に関しては相談役や顧問が就任する際には、まだ検討の段階なので確定ではないのですが、業務の内容などを開示しなければいけないという事も考えていると言われています。

なので、必ずしもその存在が悪いというわけではありませんが、悪い影響を与える可能性も懸念されているという事も併せて知っておくとより深い知識が身につくようになるはずです。

名誉会長

名誉会長に関してもその名前の通り栄誉職として知られています。

名誉会長に関しては一般的には会長を退任した人間が名誉会長と呼ばれたりする場合がかなり多いです。

なので第一線を退いた状態で、以前会長を経験した人間だからこそわかるような様々なアドバイスを行ったりする場合などが多いです。

初めて会長を務める人間からしてみれば、以前会長としての経験がある人間が近くにいた方が、わからないことなども教えてくれたり、アドバイスしてくれるという事はとてもありがたいかもしれませんが、それと同時に懸念されるのは名誉会長の意思をうかがってしまいがちになる点は否めません。

人間性によっては、裏方でありながらでしゃばったり、立場を利用して操作しようとしたりする人間もいたりするので、懸念材料などもありますが、それでも会社にとっては大切な存在でもありますので、重要視される傾向にあります。

会長

私たちが一般的に知っている役職の中でもかなり高い家に存在しているのが会長です。

役職についてあまり詳しくない方でも会長という言葉くらいは知っている方が多いと思います。

会長はその名前の通り、会の長を示している役職です。

つまり、株式会社における会長というポジションは業務執行を監督する合議体の議長に与えられる役職名として知られています。

ちょっと難しい言葉かもしれませんが、別の言葉で言えば取締役会の議長を指し示している言葉であり、取締役会長を意味している言葉です。

会社によって具体的に行ってる内容というものは様々ありますので一概に全てとも言えないのですが、日本の株式会社の場合においては会長は対外的な業務に取り組むと言った役割分担に乗っていることが多かったりし、その反対に対内的な業務に関しては社長がその業務の業務執行を統括したりする場合が多いです。

なので、様々な場合がありますので、一概にすべてを共通して考えるのは難しいですが、トップの人間であるという事に変わりはありません。

社長

私たちが知っている役職の中でも一番有名な役職と言っても過言ではないのは社長です。

社長という言葉は子供でも知っているくらい浸透しているとても知名度の高い役職です。

子供の頃に社長と聞けば、その会社で一番偉い人間だと思っていたと思いますが、これまでご紹介してきた内容を踏まえて考えてみると、社長が必ず偉いというわけではないのです。

なぜならば、社長の上に会長が存在していたり、会長の上に名誉会長が存在していたりするなど様々な場合が考えられるからです。

しかし、社長という立場が相当上の立場であるということに変わりはありません。

社長の立場と近い役職を考えてみれば、代表取締役社長、取締役社長、頭取、最高経営責任者などが該当するケースが多いです。

では社長はどのような役職なのかと考えた時に、一般的には会社が定めている職制において第三者に対して会社を代表する人間であるとともに、会社の内部で常に先頭に立って業務の執行を指揮したりするような役職のことを表しています。

こうして考えてみると社長とは格好良い存在だと感じるかもしれませんが、本来は社長は会社の方針を取締役の人間が決めてそれを実行に移すのが社長という立場になりますので、場合によっては雇われ社長という言葉で表現されたりする場合などもあります。

なので、会社を作った人間だと思われがちですが、そうではなく、あくまでひとつの役職という立場でしかないのです。

なので、必ずしも社長がキラキラしたポジションだというわけではないのです。

社長の上にまだ人間が存在しており、社長もその人間に対して色々言われながら業務を行っているのです。