ですから、それをスーツと合わせるという新しい分野にチャレンジすれば、自ずと自分自身でも納得できるような、そして周りからも認められるような着こなしができると思います。
歩き疲れることがない
スポーツ庁が、スニーカー通勤を推奨した理由も、ビジネスパーソンの運動実地率の引き上げのためと言っています。
週に一回以上運動している人、定期的に体を動かしているビジネスマンがあまりにも少ないということで、健康増進のために、通勤と運動を組み合わせて少しでも体を動かす機会を広げようとしたのです。
健康促進のために進められる運動といえば、ウォーキングですよね?職場まで歩いたり、一駅手前で降りて歩いたり、エスカレーターやエレベーターを使わないようにするなどが、定期的かつ継続的に、生活の中に運動を取り入れるベストな方法だと常々言われています。
それを実行するには、運動のために作られているスニーカーで、通勤をするのが一番良いでしょう。
歩きにくい革靴だと、足に負担をかけますし、そもそも歩こうという気になりませんが、スニーカーなら、どんなに歩いても疲れることがありませんし、腰や膝にも負担にならないので、運動を取り入れた通勤には最高の組み合わせと言えるでしょう。
意外と上品にきまる
スニーカーは、カジュアルで、スポーティーなアイテムなので、上品さやエレガントさとは程遠いと思われていることでしょう。
しかし、一言でスニーカーといっても、様々な種類があります。
「ドレススニーカー」と呼ばれている、ダンスの時に履くようなドレスシューズの外見に、スニーカーのソールを合体させたものなら、もともとクラシカルな衣装やきちんとしたコスチュームと合うようにデザインされているので、当然スーツと合わせてもエレガントに決まります。
他にも、宮内庁ごよたしのメーカーである大塚製靴などが発売しているスニーカーの中には、くらしレザーを使用した、はき心地はゆったりしているのに、外観はシャープで上品なものなどもあります。
ですから、まずはスニーカーの幅の広さを知るなら、スーツと合わせても決してカジュアルになりすぎない、むしろ上品に着こなせるコーディネートを実現することも可能なのです。
コーデの幅が広がる
毎日着るスーツだからこそ、コーディネートに変化をつけておしゃれを楽しみたいですよね。
しかし、スーツは洋服の中でも高価なものなので、ブラウスやスカートのように何着も持つことはできません。
ですから、スーツに合わせるYシャツやネクタイ、カフスやチーフなどにバリエーションをつけて着こなしを楽しんでおられる人は多いことでしょう。
今までは、靴もスーツに合わせて購入した、決まった革靴を履いて出社しておられたかもしれません。
しかし、スニーカーをコーディネートのアイテムに加えるなら、一気に幅が広がって、代わり映えしない暗いスーツスタイルを、明るく斬新なものにできると思われませんか?
このコーディネートのバリエーションが増えることこそ、スーツにスニーカーを合わせる最大の魅力と言えるでしょう。
スーツにスニーカーを合わせる時のポイント
スーツ×スニーカーの魅力を考えてみましたが、実際におしゃれに着こなせなければ、着こなしを楽しむことも、個性を出すこともできません。
一般的に「ダサい」「よっぽどセンスに自信がないと着こなせない」と思われている、マイナスのイメージを払拭するためにも、スーツにスニーカーを合わせるポイントをご紹介していきたいと思います。
スニーカーでも大人っぽく、かつ綺麗に着こなすために絶対必要な3つのポイントですので、是非覚えてくださいね。
パンツの裾幅は18.5cm以下
ファッションの鉄則といて、シルエットをタイトにすることがエレガントに見える秘訣です。
ですから、ルーズなシルエットのパンツや、ゆったりとした裾幅のパンツではなく、細身で、なおかつ裾幅が狭くなっているデザインのパンツと合わせるなら、大人っぽい、ビジネスの場でも浮かない着こなしができます。
最近のスーツはもともと細身シルエットのものが多く、裾もキュッとしまっていますので、スニーカーと合わせやすくなっています。
少し前のデザインなら、タックが入っていたり、幅広ストレートのラインだったり、裾がダブルになっていたりと、スニーカーとはとても合いませんでしたよね。
ですから、昔のスーツを引っ張り出したり、古着屋さんで買ったものと合わせようとは考えないでください。
それより、最近新品で購入したような、最新のデザインのスーツとスニーカーの組み合わせを考えた方が、より綺麗に着ることができるでしょう。
是非、今お持ちのスーツの裾幅を測ってみてください。
18.5cm以下なら、冒険心を持ってスニーカーと合わせるコーディネートにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
スニーカーがよく見えるということ
なぜ裾幅が18.5cm以下が良いかというと、そのサイズだと、パンツの先が絞られていて、靴にパンツがかかることがないからです。
つまり、スニーカーがよく見えるということです。
せっかくニュースタイルである、スーツ×スニーカーなら、潔く見せた方がおしゃれに見えます。
中途半端に隠そうとすると、ダサくなってしまいますが、「あえてこのスニーカーと合わせてます」と自信を持って見せることによって、おしゃれ感を出すことができます。
せっかく選びに選んだスーツとスニーカーの組み合わせなのですから、スニーカーもしっかりと主張させてあげましょう。
カジュアルっぽくない
裾幅を18.5cm以下にする他の理由は、裾幅が絞ってあることによって、全体のシルエットが綺麗に見え、カジュアルになりすぎないということもあげられます。