でもひとりで飲むと、実は世界はグッと広がるんです。
目を周りに向ければ、たくさんの人たちが自分と同じようにひとりでお酒を楽しんでいるかもしれません。
そうした人たちとの“交流”や“つながり”によって、今まで触れることのなかった価値観に触れることができることもあります。
ではどんな「価値観や世界観の広がり」に出会える機会があるでしょうか。
初対面の人とのお喋り
ひとり飲みの楽しみ方の一つに、他のお客さんと知り合って、おしゃべりできるということが挙げられます。
それにより、人間同士のつながりが増える機会を持つことができます。
お互いにひとり飲みを楽しんでいる者同士で、価値観が合うかもしれません。
自分から必ず話しかけなければいけないわけではないので、無理におしゃべりをする必要はありませんが、もし話しかけられた時には適度な距離感を持ちながら、にこやかに応対しましょう。
マスターが、この人たちはきっと話が合うだろうと、間に入って引き合わせてくれる場合もあります。
そうした見ず知らずの人とのつながりは、自分の世界を確かに広くしてくれるものとなるに違いありません。
普段の生活では出会えない人に出会える
お店に来る人たちは、年齢も仕事も、境遇や立場もそれぞれいろんな人がいることでしょう。
普段の自分のライフスタイルの範ちゅう内では絶対に出会うことはない、と思える人にも出会う機会があるかもしれません。
そうした普段はなかなか出会えない人たちと知り合って、仲良くなることで、自分の世界観や視野がさらに広がっていく場合があります。
今まで見ることのなかった世界に触れて、趣味の幅や興味を感じることが増えていくこともあるでしょう。
それは、自分の生き方をさらに充実させて、より豊かなものにするのにきっと役立つはずです。
年上の経験ある人の言葉から救われたり、教えられる機会が持てるかもしれません。
まったく違う世界で働いている人の視点から、新たな発見ができてそれが自分の仕事のスキルや経験に役立つ場合もあることでしょう。
こうしたさまざまな人たちとの出会いも、ひとり飲みならではのメリットと言えます。
11.マスターや店員と仲良くなれる
ひとりで飲む場合は、カウンターがあるお店や、個人で経営するなどしていて比較的こじんまりとしているお店を選ぶのがおススメです。
なぜかというと、カウンターで飲んでいると、マスターや店員さんと必然的に会話する機会も増えるからです。
顔を覚えてもらいやすいメリットもあります。
マスターや店員さんと仲良くなれれば、こちらの好きなタイプのお酒や、リクエストしたい好みの料理や、おつまみのお願いを聞いてもらえるようになります。
マスターのおススメのお酒や料理を教えてもらうこともできるでしょう。
そのお店の人であれば、お客がいま何を求めているかに上手に合わせることができます。
その場の空気をよく汲んで、話しをしたい人には合わせて会話をしてくれたり、ひとりで黙って飲みたい気分を感じ取ってそっとしておいてくれたりもします。
だから気を遣わずに、信頼を寄せられる相手になるのです。
もちろん仕事中ですし、他のお客さんもいるので、こちらからおしゃべりしすぎて営業妨害してはいけませんが、仲良くなれば、いろんな愚痴をこぼせたり、相談できたりするようになるかもしれませんよ。
12.常連さんと仲良くなれる
お気に入りのお店ができて、そこに通い続けるようになると、やはりいつもその店に来ている常連さんがだんだん分かってくるようになると思います。
お互いに顔見知りになるにつれて、自然とあいさつをするようになったり、会話のきっかけが生まれて仲良くなれるかもしれません。
これも、ひとり飲みをするからこその楽しみ方と言えます。
常連さんのことはマスターや店主もよく知っていますから、マスターを介してさらに話題のきっかけも増えるようになるかもしれません。
そうやって、常連同士の輪が広がっていって、そのお店の中で友情のきずなを深めていけたら、さらに楽しい“ひとり飲み”ができるようになると思いますよ。
13.好きなように注文できる
みんなでお酒を飲みに行く時に、意外と時間もかかり面倒くさいのは、「何を食べるかを決めること」だと思います。
自分はいま食べたくないものとか、ぜんぜん興味のない料理ばかり注文されて、お酒を美味しく楽しめなかった経験をされた方も多いことでしょう。
ほとんど食べられるものもなくて、でも料金はみんなで割り勘…なんてことになりがちです。