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啓蒙と啓発はどう違うの?正しい使い...(続き3)

そのためにもこれから再び啓蒙と啓発という言葉の細かい違いについてより詳しくご紹介していきたいと思います。

より詳しい啓蒙と啓発の違い

啓蒙と啓発という言葉の基本的な意味を理解してみくらべてみましたが、分からないと感じる方もいると思いますのでここからは再び啓蒙と啓発の具体的な細い違いについてご紹介していきたいと思います。

今まで理解することができなかった方もこれからご紹介する内容を踏まえて考えてみればしっかりと意味が理解できるようになる可能性がとても高いです。

難しいことを難しいと感じたままで放置してしまうのではなく、きちんとその場で対処することによって正しい知識をその時点ですぐに身に付けることができるようになります。

これは普段から癖付けておくことによって様々な日常生活における問題点などを改善することができるマインドを手に入れることができるようになりますので、自分自身の大きな成長に繋がる大切な要因の一つになります。

これは普段から身につけていただきたいと思いますので、これからご紹介する啓蒙と啓発の違いについても今日必ず違いを理解できるようにチャレンジしてみましょう。

例1.対象の違い

啓蒙と啓発という言葉をより詳しく考えていく上で、発見することができる細かい違いとしては「対象の違い」が存在すると考えることが出来ます。

これは一体どういうことなのかと言いますと、先ほどご紹介した啓蒙と啓発という言葉ですが、この言葉に関して決定的に違う部分としてそれぞれの言葉が持っている対象の違いが存在していると考えることができます。

本来であれば私たちが使っている言葉というのはもともと対象となる存在がいるはずなのです。

どういうことかと言いますと、例えば一般的な言葉として食べるという言葉を想像してみてください。

食べるという言葉の対象はどのような人間なのかと考えてみると、おそらく不特定多数の人に使うことを想像することができる言葉だと思います。

なぜならば、自分が何か物を食べている時もあれば、他人が何か物を食べているような時もありますし、第三者が何かを食べているような場合も食べるという言葉を一言使うだけで表すことが出来ますよね。

なので食べるという言葉は不特定多数の人間に対して使用できる対象の言葉であると判断することが出来ます。

このように形で考えてみると、啓蒙と啓発という言葉に関しては対象が異なるような言葉であるということがわかっており、大きな一つの違いという事になるのです。

この部分を正しく把握しておくことによって啓蒙と啓発ということをより細かく区別して考えることができるようになりますので一つの基準点として受け入れるようにしてみてください。

啓蒙は不特定多数の人に使うことが多い

「対象の違い」に注意して、啓蒙という言葉と啓発という言葉を見比べて考えてみると、まず啓蒙についてですが、啓蒙という言葉はどちらかといえば不特定多数の人間に対して使うことが多い言葉として知られています。

なぜならば、まず今一度啓蒙という言葉の意味について考えていきたいのですが、啓蒙という言葉の意味は「無知の人に教えて、正しい知識に導くこと」という意味が存在すると考えることが出来ると先ほど触れました。

この意味を想像してみると、無知の人間に対して正しい知識を授けて導くことを意味していますので、無知の人間を想像してみるとそれは自分の身の回りに存在している人間や自分自身であると考えることができますよね。

つまり、自分の知り合いであったり他人であったり第三者など様々な人間に対して用いることができる言葉であると考えることができますので、啓蒙という言葉は不特定多数の人間に対して使うことが多い言葉であると判断することができるのです。

ちなみに、使用する場合は低いですが、自分に対してもしもこの言葉を使うという事は十分可能であり、その場合は、知り合いや第三者から知識を授けてもらったという内容になりますので、意味合い的には何もおかしくはならないのです。

なので自分自身や他人、そして第三者、誰に対しても使う事が出来る言葉であると判断することが出来るのです。

実際に啓蒙の例文といくつか考えてみると「大衆に対して啓蒙するべきか否か」「無知な人々を啓蒙する」「彼らの啓蒙活動をしている」「神の啓蒙にしたがう」「その事実は私にとってとても啓蒙的だった」などなど、このように啓蒙という言葉を使って自分、相手、他人など不特定多数の人間に対して対象とすることができるのは明白です。

この事から、啓蒙という言葉の対象は不特定多数という事を理解した上で、今度は啓発がどのような人を対象にしているのか確認してみてください。

啓発は自分自身に使うことが多い

啓蒙の対象が不特定多数である場合が多いということをご紹介していきましたが、それでは逆に「対象の違い」に着目して啓発という言葉を考えて行きたいと思いますが、啓発という言葉に関しては基本的に自分自身に対して使うことが多い言葉であるということを知ってください。

今一度啓発という言葉の基本的な意味について考えていきたいと思いますが、啓発は「無知の人を教え導き、物事を明らかにさせること」という意味を持っています。

ここまでの意味だけを考えてみるとまるで他人に対して使うような言葉であると解釈をしてしまいそうになるのですが、実際は啓発という言葉は自分に対して使う事の方が圧倒的に多い言葉なのです。

その証拠に、啓発という言葉はこのようなレニ文で使われます。

「この人が執筆した本を読んでみて感じたことは、この本には大いに啓発されるような部分が存在していると感じた」

「自分が知らない専門分野のことを知っている専門家の先生と話をした時に専門家の先生の意見を聞いて大きな啓発を受けた」

「今日は知り合いと一緒に自己啓発のセミナーに参加して様々なことを勉強しようと思う」

「たくさんの人々と出会い、たくさんの人間と交流をすることによって様々なことに啓発されて有意義な時間を過ごすことができた」

というような例文が存在します。

これらの例文をすべて想像してみると自分を対象にしている言葉であるという事は一目瞭然だと思います。

なので、啓発という言葉はどちらかといえば自分に対して使う言葉の場合が多いので、一般的にはあまり相手に対して使うような言葉ではないのです。

これを理解しておけば、啓蒙と啓発という二つをとても似ている厄介な言葉の具体的な意味の違いや線引きができるようになると思います。

この違いを知る前と知った後では確実にこの二つの言葉の違いが顕著にわかるようになったと思いますので、日常生活の中で啓蒙や啓発という言葉を使う際には、きちんとこれを念頭に置いた上で区別して使用してみてください。