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啓蒙と啓発はどう違うの?正しい使い...(続き4)

自己啓発本など

啓発という言葉を考えてみると一般的に有名な言葉として自己啓発という言葉が存在していると思います。

自分を成長させることを常に考えている方からしてみれば自己啓発本などはかなり身近な存在にあるアイテムであると考えることができますね。

よく本屋なのに足を運んだ時に様々なジャンルの本が区別されて並んでいると思うのですが、そのひとつのジャンルとして自己啓発というジャンルが存在しているのです。

自己啓発とはその名前の通り、自分気づかせることができるジャンルの本であると判断することができます。

つまり具体的には、本を読んでいく中で様々なことに気づきを与えてくれるようなジャンルの本であり、その本を読むことによって自分の中でダメな部分を気づかせてくれたり、より高みにチャレンジすることが出来るようにレベルを上げてくれる本であるという事です。

高い向上意欲を持っている人間ほどこのような自己啓発本などは進んで購入して読み漁っているような人が多かったりするので、向上心が高い人間ほど身近な存在であると考えることができます。

そして、肝心なこととして自己啓発という言葉に関しては、啓発という言葉は自分に向けられて使用されている代表例の言葉です。

啓蒙と啓発という言葉の二つがどちらを対象にしている言葉なのかわからなくなってしまった場合は、自己啓発という言葉思い出してみればすぐに啓発という言葉が自分に対して中心的に使っている言葉ということが気づくことができますので、区別するために必要な言葉だとインプットしてみてください。

例2.使用する人の違い

啓蒙と啓発という言葉の対象の違いについてご紹介していきましたが、啓蒙と啓発に関した決定的に違う要因はまだ存在しています。

ここまでご紹介してきた内容を踏まえても明らかに二つの言葉は違うということがお分かりいただけたと思うのですが、さらに違いを顕著に理解していただくために、ここからは啓蒙と啓発という言葉の「使用する人の違い」についてご紹介していきたいと思います。

使用する人の違いとは具体的にどのような違いが存在しているのか、簡単にご紹介していきたいと思います。

啓蒙:自分より知識のある人から教えられる

「使用する人の違い」について啓蒙という言葉から考えていきたいと思いますが、まず啓蒙という言葉の決定的な違いとしては、自分より知識のある人間から教えられること事を前提とした言葉であると解釈してください。

啓蒙という言葉の意味は「無知の人に教えて、正しい知識に導くこと」という意味なので、当然知識がある人間が無知な人間に対して何かを教えて導くのですから、啓蒙をする人間は知識がある人間なのが当然です。

逆に考えて無知な人間が知識がある人間に対して何かを教えたりするような事は意味がまるっきり違いますよね?

なので、啓蒙という言葉に関しては:自分より知識のある人から教えられるという状況が成り立つのです。

それを踏まえて考えると余談ですが、啓蒙という言葉と啓発という言葉を間違って使ってしまった場合、場合によっては相手が自分よりも身分や知識が下であるという事を明白にした使い方になってしまう為、多いに相手に対して不快な気持ちにさせてしまう言葉の使い方になってしまうのです。

なので、啓蒙と啓発という言葉に関してはきちんと知識を身に付けた状態で使わなければいけないという事に繋がるのです。

上から下へと使うもの

啓蒙という言葉は基本的には上から下へと使う言葉として知られています。

なぜなら身分が下の者に対して何かを教えてあげるという行為が成り立つからです。

自分よりも身分が上の者に対して何かを教えてあげるという行為は、一般的に考えて言葉としては使えませんよね。

なぜならば、身分が上の者に対して何かを教えてあげるというのは上から目線の行為であり、相手からしてみれば憤慨してしまうような内容と捉えられてしまうからです。

なので一般的に使われる場合としては身分が上の者が身分が下の者に対して使ったりする言葉であるという事を理解してください。

これを理解しておけば、啓蒙と啓発という言葉の違いなどがすぐに理解できるようになるはずです。

啓発:特に使用者を選ばない

啓蒙という言葉の「使用する人の違い」についてご紹介していきましたが、それでは啓発という言葉はどのような人間に対して使う言葉なのかと考えてみると、啓発という言葉は警報という言葉と違って特に使用者を選ばないという特徴を持っています。

これはどういうことなのかと言いますと、啓発という言葉に関しては先ほどもご紹介した通り自分自身を指し示して使うような言葉であるとお伝えしました。

なので、一般的に考えてみると特に使用者を選ぶ言葉ではないような言葉になるのです。

なぜならば、どのような立場の人間も自分自身を対象にして言葉を使う可能性は自分考えられますので使用者を選ぶ必要性がないのです。

これを踏まえて考えてみると、啓蒙という言葉は上から下へと使う言葉であり、啓発という言葉は特に使用者を選ぶことがない言葉となりますので、具体的な線引きをすることが可能になるはずです。

ちょっと難しい言葉だったかもしれませんが、突き詰めて考えてみるとここまで決定的な違いにも目を通せるようになります。

きちんとこの機会にこの二つの言葉の違いを理解して、正しい使用用途で言葉を使えるようにしておきましょう。

啓蒙と啓発の違い、理解できましたか?

これまでご紹介してきた内容を考えてみれば啓蒙と啓発の違いがよくおわかりいただけたと思います。

今回ご紹介した内容を知るまでは啓蒙と啓発の違いがよくわからなかった方でも、考えてみると全く別の意味を持った言葉だったことが理解できたと思います。

啓蒙と啓発という言葉だけではなくそれ以外にも存在する日本語でよくわからないような言葉があるのであれば、きちんと千疋をすることができるようになるまで知識を蓄えているように癖付けてみてください。

そうすることによって自分自身の知識のレベルを高くすることができますので、必ずどこかで役に立つ時が来るはずです。