寂しがり屋なのに、人との交流を避けたがるような、少し素直ではない、扱いの難しい大人となりやすいのです。
そうした日々を過ごしているうちに、苦手な人が多くなる一方で、気安く付き合える人は少なくなっていきます。
会社などの組織からは、扱いにくく面倒くさい人間と見られ、次第に浮き上がり現象が顕著になっていきます。
3.諦めきっている
人間には何らかの将来の目標が必要です。
それは具体的なものに限らず、抽象的な概念であってもかまいません。
いずれにせよ、そうした将来の姿を描くことを諦めてしまうと、人間の精神は弛緩し始めます。
外見はなおざりになり、内面にもしまりが感じられません。
だらしなくなるのです。
こうなるともう同性も異性も誰も寄ってこなくなります。
心の弾みが感じられず、話をしても少し少しも面白くないからです。
4.家庭環境が悪い
両親の不仲など、あまり芳しくない家庭環境のもとで育った人たちは、家庭に対する思いが複雑に交錯しています。
これは、少しずつときほぐしていかなければなりません。
家庭を持つことに対して、何かしら臆病になっているからです。
ときほぐしがうまくいかないと、勢いで突っ走る以外、結婚にまで至ることはむずかしくなります。
冷静になって立ち止まってしまえば、これまでのにがい思い出がよみがえり、かえってマイナスに働いてしまうでしょう。
結婚へのハードルは高くなる一方です。
家庭内や親族間のトラブルが多い
家庭のトラブルは子どもにとって、ときに致命的なダメージを与えます。
それによって性格が不安定になることは、まず避けられません。
情緒不安定のいけ好かない子どもになりやすいものです。
それは敬遠されるタイプになりやすいことでもあります。
5.責任感が強い
責任感に富んでいる人は、仕事の上で頼りにされるようになります。
そして周囲には人が集まってきます。
人間関係が希薄になることは、普通なら考えにくいものでです。
しかし責任感の強さが昂じて、何もかも自分で抱え込み、人を寄せ付けなくなる人は何人かは必ずいます。
偏屈な職人タイプの人たちです。
仕事はかなりできるのですが偏屈者として敬遠され、定年までリストラにならなければ御の字というタイプです。
会社を離れると、ほとんど持ちものがありません。
責任感は単独で存在するものではなく、周囲との調和が必要です。
6.人付き合いが苦手
就職してもよい導き手となる先輩にめぐまれず、転職を繰り返したのちに、家に引きこもってしまうという人は一定程度いるようです。
それ以外にも、さまざまなルートから到達するのでしょうが、中高年の引きこもりが社会問題となっています。
ネット上では30歳以上で80万人、40歳以上100万人などいろいろな説が流れています。
全国調査の行われたことはないため、想像です。
しかし地方自治体の調査ならあります。
鳥取県が2013年に行った調査では、引きこもり1040人中、最も多かったのは40歳代で229人でした。
次は30歳代219人、50歳代177人で、40歳以上は何と53.5%に及んだそうです。