例えば、スポーツに例えて考えてみると、サッカーが上手になりたいと思った場合に、何度も何度も練習でボールを蹴ったりしますよね。
リフティングが上手になりたいと思えば、何度も何度もボールをリフティングしてだんだんと回数を伸ばしていき、リフティングのコツを掴んで何百回何千回とリフティングができるようになるはずです。
たった数回リフティングをしただけで上達するわけがありませんし、もしそこで奇跡的にコツを掴んだとしても継続して行わなければいつか必ず勘が鈍ってリフティングができなくなってしまうはずです。
それを踏まえて考えてみると、絵もまったく同じであり、何度も何度も練習を積み重ねて様々な絵を描くコツを自分の体に叩き込む必要性があるのです。
何度も何度も実際に絵を描いたりすることによって、自然とどうやったら絵を上手に描けるのかというコツが体で見つけられるようになり、そうして手に入れた技術を繰り返し反復練習をし続ければ長く自分の体の中に残るようになります。
なので、継続して描くことは絵を上達させるために必ず必要であり、継続することで必ず絵を描くのが上手になれるはずです。
また、できれば毎回無意識で絵を描くのではなく、きちんとどういう部分を意識して絵を描くのかということを常に頭の中で考えながら絵を描くことによって、必要最低限の回数で自分の体に覚えさせることができますので、それを頭に入れながら絵を描いてください。
記憶力を養う
次にご紹介する絵を描く前に鍛えるべきポイントは「記憶力を養う」が挙げられます。
なぜ絵を上手に描くためには記憶力を養うことを鍛えないといけないのかというと、そのまま目の前にあるものを描いたりするだけならば記憶力はそこまで必要はないのです。
しかし、被写体が目の前に存在していない場合を想定してみると、記憶力がなければその被写体を思い出すことができないので、よりリアルに絵を描くことができにくいからです。
どれだけ観察力が鋭くて、よりリアルにその物事に対して観察をすることができたとしてもそれを記憶しておくことができなければ観察した意味がありません。
もちろん記憶力だけすごかったとしても観察力がなければ意味がありませんので、この二つは絵を描く場合に必ず必要な存在になります。
なので、観察力だけではなくしっかりと記憶力を養うことによって絵を細くリアルに描けるようになりますので、絵を描く前に鍛えるべきポイントとして記憶力が挙げられるのです。
そもそも人間は残念ながら忘れやすい生き物なので、きちんと一定間隔ごとに内容を思い出したりしなければ記憶に定着することはとても難しいです。
何度も何度も頻繁に思い出す必要性はありませんが、きちんと一定間隔で思い出さないと忘れてしまいますので、記憶力を上げたいのであれば、定期的に思い出すということを癖づけなければいけません。
そうすることで記憶に定着し、きちんと引き出しとして身に着けられるようになりますので、常に記憶力を高めるという意識をまずは持つように努力してください。
それが無意識のうちに癖づけば、必ず記憶力は向上します。
絵の特徴をつかむこと
次にご紹介する絵を描く前に鍛えるべきポイントは「絵の特徴をつかむこと」が挙げられます。
なぜ絵を上手に描くためには絵の特徴をつかむことを鍛えないといけないのかと考えたときに、先ほどもお伝えした通りある程度特徴をつかんでおけば絵を描いたときにそれらしく見えるからです。
逆に言えば、絵を描くのが得意だったとしても、特徴をつかんでいないような絵を描いた場合、なんとなくそれらしく見えなかったりするようなことがあります。
それを踏まえて考えてみると、たくさんの方に絵を上手だと思ってもらうためには、いかに絵の特徴をつかんでそれを描くことができるかどうかということが大事になります。
なので、絵を描く前に、絵の特徴をつかむことを鍛えなければ上手な絵を描くことはできないのです。
絵が上手い人の特徴
あなたの身近に絵を描くのが上手な人がもしいるのであれば、その人の特徴を想像していただきたいのですが、絵を描くのが上手な人に関してはある程度を共通した特徴を持っている場合が多いです。
なぜならば、その特徴があるからこそ絵を描くのが上手になっているからだと考えることができます。
全ての事に該当しているのですが、何かができるということはそれに伴ってある特徴を持っている場合が多かったりします。
例えば女性にモテる男性を想像してみてください。
このような人には共通した特徴を持っている場合が多いです。
考えてみると、コミュニケーション能力が高かったり、運動ができたり、スタイルが良かったり、顔がカッコ良かったりといったように、すべてが絶対とは言えませんが、何かしらの特徴を持っている場合が多いと思います。
それと同じように絵を描くのが上手な人も同じように、共通した特徴を持っている場合が多いのです。
逆に言えば、その特徴を身に付けられるようになれば自分自身も絵を描くのが上手になれる可能性が高くなりますので、それを踏まえてどんな特徴を身に付けられればいいのかという観点からご紹介する特徴を理解してみてください。
想像力豊か
まずはじめにご紹介する絵が上手い人の特徴は「想像力豊か」ということです。
なぜ想像力豊かな人が絵が上手い人の特徴になるのかと考えたときに、想像力豊かな人は物事を様々な角度から見ることができるようになります。
それはアイディアに関してもそうですし、物の見方に関しても同じです。
それを踏まえて考えてみると、絵を書こうと思った時に物を様々な角度から見たりすることができるので、表現力も豊かになる可能性がとても高いのです。
表現力豊かになれば、独創的なストーリーなど描くことが出来やすく、周りから見ても一目置かれるような絵を描くことができるようになります。
また、想像力が豊かな人はもしも今観察しているものが色が違っていたり、ちょっと形が変化したりしたらどのようになるのだろうということなどを考えながら観察することもできます。