世間話が大好き
レジでたまたま前後になった人、病院の待合室で偶然一緒になった見知らぬ人にも、すぐに話しかけて、世間話を始めるおばさんがいます。
もちろん社交的な性格かどうかにもよりますが、一般的に若い時には、自意識が強く、見知らぬ人と話すことに抵抗があるものです。
しかし年齢を重ねるごとに、恥じらいがなくなり、好奇心が旺盛で、人のことにも首を突っ込みたくなるオバタリアンは、噂話や世間話が大好きです。
見知らぬ人だけでなく、職場や近所の人など、いつもいるメンバーのプライベート情報も知りたがり、誰がどうした、こんなことがあったなど細かく知っているかもしれません。
世間話は人間関係を潤滑にする効果もありますが、所詮はたわいもない話だったり、プライベートな内容を広めることになったり、人を傷つける可能性も高いので、世間話ばかりしていると人からの敬意を失うことになるでしょう。
スーパーの値引きセールにうるさい
閉店間近になると、半額などの値引きシールを、お惣菜やお刺身に貼って、売り切るスーパーが多いですが、オバタリアンはその状況も自分中心に利用しようとします。
平気で「これに値引きシール貼って」と言ったり、無理と説明しても「なんで?良いじゃない」と押し切ろうとします。
確かにお得に買い物すると嬉しくなりますし、生物なら売れ残すわけにもいかないので、スーパー側も値引きしてでも売り切ろうとすることも想像できます。
しかしスーパーはあくまで商売ですので、利益が出るように、値引きするタイミングや商品を定めているわけです。
それを自分の都合だけで、早く値引きするように強制したり、値引きするのが当たり前のような態度をとるなら、あつかましく、世間が見えていない自己中心的な人であることをみんなに示しているようなものです。
ちぢれた髪の毛
漫画オバタリアンの主人公の小畑絹代も、パンチパーマのような、大仏さんの頭のようなチリチリのヘアスタイルをしています。
お笑いのコントでもそうですし、他のドラマやイラストなどでも、そのヘアスタイルで登場するお節介であつかましい年配の女性は多く、「おばさんパーマ」として定着していました。
ただ単におしゃれに関心がなくなるのか、手間がかからないからか、きちんとブローしないからなのか理由はわかりませんが、決して素敵には見えない髪型なのは確かです。
ただ、最近ではこのヘアスタイルをしているおばさんは少ないですが、加齢により髪の毛がちぢれだすということはあるそうです。
加齢による髪の悩みで多いのは、薄毛、白髪、ハリやコシがなくなるというものですが、うねったり、乾燥によるちぢれも実際に起こるそうなので、自分の見た目に気を使っているかどうかがオバタリアンか、素敵なマダムかの分かれ目になるでしょう。
時代を感じさせる格好
おしゃれを楽しむには、緊張感や新しいことをキャッチするアンテナを常に張り巡らしている必要があります。
それを失ってしまうと、昔の服をなんのアレンジも加えずに着たり、ただ楽だからという基準でコーディネートをしたりしてしまい、古臭い仕上がりになってしまいます。
オバタリアンの小畑絹代の定番の服装は、着心地の良いニットに安っぽいスカート、足元は靴下にサンダルです。
このスタイルを見て、トータルコーディネートが良いとは誰も思いませんよね?むしろ、「いつからこのスタイルを変えていないのだろう。
昭和の世界から出て着た人みたい。
人からどう見られるか、どんな印象を与えるかを何も考えず選んだのだな」と思われますよね?
空気が読めない
電車の中で大きな声で話したり、道路いっぱいに広がって交通の邪魔をしたり、レストランにずっと居座ったりしているおばさんの集団をよく見かけますよね。
それらの行動の原因は、全て空気が読めないことではないでしょうか?TPOという言葉があるように、場所や状況によって、社会人として守るべきルールというか、とるべき行動が一般常識で決まっています。
しかしオバタリアンは、そのような一般常識を知っていても、自分達が盛り上がることによってすっかり忘れてしまうか、わかっていても無視するのです。
自分や仲間の行動が、周りの人をどんな気持ちにするか考えるというスイッチを完全に捨ててしまっているのでしょう。
空気が読めないことは、人に迷惑をかけることをなんとも思わないこと、自分優先の考え方をすること、お節介など、オバタリアンの他の特徴にも直結する、象徴的な特徴です。
間違えた美意識
美意識を高く持つことは、年齢を重ねても女性として輝き続け、人として円熟している上で大いに役立ちます。
美意識が高いことによって、服装や見た目に気を配ったり、清潔感がある身づくろいをしたり、がさつな行動や厚かましい態度を恥ずかしいと感じます。
しかし、その美意識がズレていたり、間違ったものならどうなるでしょうか?当然世間の感覚とはズレたファッションを素敵だと思い込んだり、周りが引くようなメイクを自信満々でやり続けたり、恥ずかしいと思われる言動を堂々と行い続けるでしょう。
しかし、自分では素敵で、正しいと思っているので、恐ろしいことです。
全身アニマル柄の服装をしていたり、きつい色のアイシャドウやリップを使い続けていたり、きつい香水を愛用している方は一度立ち止まって、自分の美意識が間違っていないか、情報誌を読んだり、信頼できる人に聞いて確認することをお勧めします。
恥じらいがない
様々なことを経験するたびに自信をつけたり、苦難を乗り越えるたびに強くなるのは良いことですが、女性として、また人として恥じらいがなくなるのは残念なことです。
恥じらいは、謙虚さや自制と同じような特質ですので、恥じらいがなくなると、自分自身を過大評価したり、自分の感情ををコントロールしたり、願望を抑えることなく好き勝手に行動するようになってしまいます。