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忍びないとはどういう意味?使い方や...(続き3)

例えば、自分自身の目の前でかわいそうな状況が起きてしまっているのを見てしまった時に、哀れな状況という言葉で表現したりすることがあります。

つまり、哀れという言葉はかわいそうという言葉とほぼ同義であり、かわいそうという言葉と同じということは結果的に忍びないという言葉ともほぼ同義であると考えることができます。

なので、忍びないという言葉と哀れという言葉は同じような意味である類義語であると判断をすることができるのです。

忍びないと申し訳ないの違いは?

ここまでは忍びないという言葉に似ている言葉を簡単にいくつかご紹介していきましたが、ある程度基本的な似ている言葉を理解いただいたところで、人によっては申し訳ないという言葉と忍びないという言葉がかなり似ている言葉なのでは?と感じる方もいるかもしれませんね。

忍びないという言葉の持っている意味としては「我慢できない、耐えられない」という意味が存在していますし、相手に対して面倒なことをお願いしたりするときに使ったりすることを想像してみれば確かに同じような使い方ができる言葉だと考えてしまいがちです。

そこで、ここからは簡単に忍びないという言葉と申し訳ないという言葉に違いについてご紹介していきます。

よく言葉の意味を理解していないと勘違いしやすい言葉でもありますので、この機会にどちらがどのような意味を持っておりどういう状況で使われるべきなのかということを簡単にご紹介していきます。

申し訳ない

一般的に考えると忍びないという言葉と申し訳ないという言葉が同じような使い方ができる言葉だと考えられがちですが、細かい意味を考えてみると結論としてはまちがっている使い方になってしまいます。

なぜこの二つの言葉は同じように使うことができないのかと考えた時に、まず考えていただきたいのが忍びないという言葉に関しては相手に対して謝罪をしたりする場合に用いたりするような言葉ではないということです。

それに対して申し訳ないという言葉は相手に対して謝罪の気持ちを伝えたりするときに用いる言葉になりますので、そもそも基本的な用法が全く違っているということを理解してください。

確かに相手に対して面倒なことをお願いする時に忍びないという言葉を使ったりするのですが、それは相手に対してその面倒なことをお願いすることに対する謝罪ではなく、あくまで自分の気持ちを言い表している言葉として用いられているのです。

それは忍びないという言葉の基本的な意味を改めて思いだしていただければすぐに理解していただけるはずです。

それに対して申し訳ないという言葉に関しては「相手にすまない気持ちで弁解のしようがない、大変済まない」という意味が込められています。

なので、そもそもの意味がまったく違うということを理解してください。

謝罪する言葉

しっかりと言葉の基本的な意味を理解していれば、忍びないという言葉は申し訳ないという言葉と同じような使い方ができないということは気が付けるはずです。

例えば、逆に考えてあなたが相手に対して嫌な思いをさせられてしまった時に、相手があなたに対して申し訳ないという言葉を使えばあなたの気持ちも少しは治ると思います。

しかしながら、そのような場面で相手が忍びないという言葉を使って来た場合、どのような気持ちになるでしょうか。

なんとなく忍びないという言葉を使われると本当に心から反省していないような印象を受けてしまいませんか?
どこか上から目線のような、心の底から謝っていないような感覚が襲われるはずです。

なぜならば、忍びないという言葉をそのような場面で使った場合「我慢できない、耐えられない」という意味になりますので、謝罪の言葉ではないので違和感を感じる結果になってしまうのです。

よくセットで用いられたりするので、同じような意味だと錯覚してしまいやすい言葉ではありますが、改めて二つの意味を比べてみると全く違う言葉であるということは明白です。

もしも相手に対する謝罪の気持ちを表す時に忍びないという言葉を使っているのであれば、それは完全に間違った使い方になっていますので必ず今後は使わないように注意をしておいてください。

言葉の使い方を間違えてしまうと相手によっては嫌な気分になってしまったり、失礼な印象を与えてしまったりする可能性が生まれてしまい、ビジネスにおいては多大な不利益になってしまう可能性があります。

その点を注意して発言する必要がありますので、言葉の意味があいまいなものに関してはあまり使用することは避けておきましょう。

「忍びない」の用例

忍びないという言葉に関連した言葉をいくつかご紹介していきましたが、ここからは忍びないという言葉実際に使う場合どのような用例で使うことができるのかということをご紹介していきたいと思います。

言葉の意味を理解しても正しい使い方ができていなければその言葉をマスターしているとは言えません。

正しく言葉を使うためには使い方もしっかりと理解をしておく事が大前提になりますので、正しい言葉遣いができるように例文を交えながら忍びないという言葉の使い方を解説していきます。

一般的な忍びないという言葉の使い方を理解していただければ、様々な日常生活の場面で忍びないという言葉を使って会話をすることが可能になります。

使い方が少し曖昧になっているという方はこれからご紹介する例文をしっかりと確認し、マスターできるようにしてみてください。

このようなお願いごとをするのは忍びないのですが

まずはじめにご紹介する忍びないという言葉の用例として挙げられる例文は「このようなお願いごとをするのは忍びないのですが」という例文です。

この例文に関しては比較的ビジネスの場面においてよく聞いたり用いたりするような言葉でもあります。

一般的に考えてこの例文は相手に対して何かしらのお願いをしたりするときに、面倒なことを押し付けてしまって耐えられないという気持ちを表現したりする際に用いられる言葉です。

誰でも嫌なことや面倒なことなどを頼まれたりすると、嬉しい気持ちになったりはしませんよね。

そのような時にこの例文を一言添えておくことによって、物事を低姿勢でお願いする様子を見せることで相手に承諾してもらえるようにしたりする場合が多いです。

忍びないという言葉の使い方の中でもかなり一般的な使い方になりますし、ビジネスのシーンにおいてはかなり多く用いられる基本的な言葉の一つにもなりますので、必ず忍びないという言葉をマスターする上で覚えておかなければいけない用例になります。