そんな目まぐるしく状況が変わっていき、主人公や仲間たちが敵に立ち向かっていく展開にわくわくしたり、絶望的な状況からこの先の展開にハラハラドキドキしたりするのも、ファンタジーの物語の醍醐味かもしれませんね。
激しいバトルを繰り返し、仲間との絆をより強くしながら一致団結して、さらに強い敵に立ち向かっていく姿を求めている人も多いんです。
さらに、ファンタジーの物語の中には大事な仲間との別れのシーンなどもよく見られます。
戦うだけでなく、そんなホロリと切なくなってしまうシーンも多くの人を夢中にする部分かもしれません。
現実世界ではなかなか経験できない展開に、心を鷲掴みにされて、ファンタジーの虜になる人が増え続けている要因だといえると思います。
可愛いもの、かっこいいものが好き
ファンタジーの世界の多くは、現実世界ではなかなか見られない幻想的な世界が多いです。
色とりどりの花や緑の多い森の中を冒険したり、生き物も妖精や精霊などの可愛らしいものだったり、ドラゴンやユニコーンなどのとてもかっこいい生き物など。
現実世界では目にすることのできなかったり、現実には存在しない動物なども多いと思います。
そんな魅力的な風景に魅了される人もいるんだそうです。
そして、ファンタジーの物語の中の主人公や周りのキャラクターも、可愛いキャラクターや綺麗なキャラクター、イケメンや惚れ惚れするほどの筋肉美のキャラクターなど、ビジュアルも魅力的なことが多いように感じます。
そういった視覚的な魅力もファンタジーの良さかもしれませんね。
美しいものも好き
可愛さやかっこよさだけでなく、息を飲むような美しい情景もファンタジーの物語の中にはよく見られます。
そんな見たこともないような美しい生き物や風景、ときには空を飛んでいるときの空や下の町並みなど、ファンタジーの世界にはそれぞれの世界観があり、特徴なども様々だからこそ、美しい魅力も物語それぞれです。
だからこそ、現実世界では見ることのできない美しいものに心奪われる人もいるんだとか。
自分好みの世界観を想像する
人にはそれぞれ自分の好みがありますよね。
それは人とぴったりハマることもあれば、人とは全く違ったものになったりと、本当に人それぞれ様々だと思います。
現実世界では自分の好みに完全に100%ぴったりハマるというものはなかなか出会えないのではないでしょうか。
たとえ良いと思っていてもどこかで“もう少しこうだったら”と思ったりすることも多いと思います。
同じように人は自分に対して、それぞれ理想やこうなりたいと思う願望が存在し、現実世界の中ではそれが完璧に成し遂げられている人はほぼいないに等しいといわれています。
周りには完璧だと思われている人でも、心のどこかでは“自分がもう少しこうだったら”と思ったり、中には“もう少し世界がこう変わったら”なんてことを思っている人だっていると思います。
そういった部分から現実世界に満足している人はいないかもしれません。
その点、ファンタジーは架空の世界、フィクションです。
ファンタジーの中では数百、数千通りもの世界を作ることができます。
ファンタジーの良さは、人それぞれ想像したものを形にすることができるということだともいえると思います。
そのため、自分好みの世界観を想像することができるのもファンタジーが好きな人にとっては、とても魅力的なのです。
夢の中で、自分好みの完璧の世界を見たことがある人もいるのではないでしょうか。
ファンタジー映画はそれを映像にしたといってもいいかもしれません。
誰かが夢見ていた美しい世界を、映画の中で実現しているのです。
夢はだんだんと薄れていってしまいますが、映画はたくさんの人に見られ、いつでも見返すことができますよね。
そんなところもファンタジーの魅力だといえるのかもしれませんね。
妄想するのが得意
ファンタジーの魅力は、想像力を働かせて、様々な妄想をすることが好きだったり、得意だったりする人が多いような気がします。
仮想空間や架空の世界は、現実にはないという意味ですよね。
ファンタジーを映画やテレビゲームなどの映像で視覚を使って見ているときには、あまり感じないかもしれませんが、小説などの文字や最低限の絵しかないものに関しては、当然絵が動いたり人が話したりはしません。
そんなとき、人は頭の中でその情景や人物などを想像し、頭の中で小説の世界が広がっていくのです。
ファンタジー小説が好きな人は、この頭の中で繰り広げられる世界を想像することがとても楽しいといえます。
そういった頭の中で想像するのが楽しいと思う人が多いからこそ、ファンタジー小説は根強い人気なのかもしれません。