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頂くと「戴く」「いただく」はどう使...(続き2)

例えば「お越しいただきありがとうございます。」「ご覧いただく」などの表現が可能です。

補助動詞として使用する場合は、ひらがなを使用すると、文部科学省が指定しているので、ひらがなの使用が正しいといえます。

「頂く」「戴く」「いただく」の使い分け方


前章で「頂く」「戴く」「いただく」の意味の違いをお伝えしました。

この章ではさらに詳しく掘り下げて、それぞれの使い方についてお伝えし、使い分け方ができるようにしてゆきます。

正しく使い分けができれば、あなたの文章力もアップします。

そうすれば、プレゼンやメールの質も上がり、評価につながる可能性もあります。

「頂く」と「いただく」の違い

「頂く」と「いただく」は、よく同じような意味合いで使われています。

文章の流れで意味は通じるので、相手を困らせることもあまりありません。

しかし、意味の違いでお伝えしたように、本来はきっちりと使い分けるべきです。

「頂く」は主に何か食べ物を食べる際の使用する時に使用し、ひらがなでの使用を控えると、使い分けがしやすいでしょう。

動詞に付属し”いただく”と使う場合、ひらがな表記

先ほどお伝えしたように、ひらがなの「いただく」は、補助動詞として使用すると、文部科学省により指定されています。

つまり、動詞に付属して「いただく」を使用する場合は、ひらがな表記が原則であるということです。

「お乗り頂く」と、「乗る」という動詞に「頂く」を使用するのではなく、ひらがな表記で「お乗りいただく」と表記することが、「いただく」の正しい使い方です。

動詞の後にいただくを使用する場合はひらがな表記で、と覚えておきましょう。

「頂く」と「戴く」の違い

「頂く」と「戴く」も意味に違いがありました。

ここではさらにその違いについて詳しくお伝えします。

言葉の意味を覚えると表現の幅も広がります。

正しい使い分けをマスターして、より表現力のある文章を書けるようになりましょう。

漢字1つ違うだけで意味がガラリと変わる

「頂く」「戴く」。

漢字1つ違うだけですが、意味が変わります。

よく外国人の人は、日本語を勉強すると、漢字が特に難しいと感じるようです。

それには画数の多さ以外にも、こういった意味の変化と使い分けをする必要があるからでしょう。

私たち日本人にとっても難しい場合が多々あります。

しかし、一度覚えてしまえば、後は簡単です。

正しい使い分けを覚えて、正しい意味の文章を書けるようにしましょう。

「頂く」「戴く」「いただく」の例文

ここでは「頂く」「戴く」「いただく」の例文と、その文の説明をしてゆきます。

多くの例文を見ることで、体験的にそれぞれの違いや使い方が分かるようになるでしょう。

簡単なパターンが把握できたら、後は応用して自分で文章を作成することも簡単にできるでしょう。

美味しいごちそうを頂く

この文章は、ごちそうを食べる、という意味の文章ですね。

そのため食べる、という意味のある「頂く」を使用します。

ひらがなでも文章の流れとしては、意味は通じると思います。

しかし、正しい使い分けのためには「頂く」を使用しましょう。

正しく「頂く」と使用できれば、それだけで評価に差がつく可能性もあります。