自分にとって最も身近な存在を考えてみると、おそらく家族が挙げられると思います。
では、身内という言葉を考えてみたときに、どこまで身内という言葉で表現することができるのか、疑問に感じませんか?
非常に利便性が高い言葉ではありますが、逆に言えば具体的な定義を知らないで身内という言葉を使ってしまっている人はかなり多いでしょう。
そこで、今回は身内という言葉をテーマにして、身内という言葉の正しい意味や使い方についてご紹介していきたいと思います。
また、家族関係だけではなく、仕事関係においての身内という言葉の使い方などについても触れていきたいと思います。
今回ご紹介する内容を踏まえて、身内という言葉の定義を知り、正しい言葉の使い方ができるように活用してみてくださいね。
「身内」の使い方、合ってる?この機会に確認!
おそらく大多数の方は、身内という言葉を日常会話の中で使ったことがあると思います。
それくらい身内という言葉は一般的に使われている言葉であり、意味を知らない方はそういないと思います。
しかし、一般的に知れ渡っている言葉だったとしても、細かい区分が分かりづらい場合もあります。
例えば、身内という言葉を考えてみると、意味自体はさほど難しくはありません。
しかしながら、身内という言葉の範囲を考えてみた時に、具体的な定義が分からないのではないでしょうか。
私たちが普段使っている言葉の中には、このように見方を変えると非常に分かりづらい言葉はたくさん存在しています。
しかし、使用頻度が高い言葉こそ正しい意味を知っておく必要性がありますので、この機会に知らない方は正しい意味を理解できるようにしてくださいね。
身内とは?
そもそも身内という言葉はどのような意味を持っている言葉なのか、簡単にご紹介していきたいと思います。
身内という言葉の意味は「親戚や親類の関係にあるもの」を意味している言葉です。
つまり、とても簡単にお伝えするとすれば、「自分の家族のこと」を意味している言葉であると言えます。
自分にとっての家族を考えてみれば、具体的に想像されるのは、自分の両親や兄弟などが思い浮かぶはずです。
また、おじいちゃんやおばあちゃんなども身内であり、そのほかにも親戚なども身内に該当するはずです。
しかしながら、血縁関係が近い存在を考えてみれば、今ご紹介した存在以外にも様々な人を思い浮かべる人もいるでしょう。
例えば、一般的に少し血縁関係が遠い親族として、いとこなどが思い浮かべたりすると思います。
それ以外にも、親族の名称などを考えてみれば、様々なポジションの人が思い浮かべられるはずです。
では、身内という言葉とつなぎ合わせて考えたときに、具体的にどこまでが身内という言葉で表現できるのでしょうか。
身内という言葉で表現することができる血縁関係はどこまでなのか、具体的にご紹介していきたいと思います。
「身内」という言葉自体には規定はない
身内という言葉の意味を簡単にご紹介していきましたが、ここからは身内という言葉を使ってどこまで血縁関係を表現できるのかご紹介していきます。
結論としては、身内という言葉で表現することができる血縁関係は特に定まりはありません。
なので、言い換えてみれば、自分の判断によって大きく左右されます。
分かりやすく説明すると、例えば普段から離れた血縁関係の人と親しく接している場合は身内という感覚を持ちやすいはずです。
しかし、離れた血縁関係の人と全く関りがないまま時間を過ごした場合は、おそらく身内という感覚などは持てないと思います。
このように、身内という言葉で表現できる区分は自分の感覚によって大きくずれが生じるようなものになります。
なので、身内という言葉自体に具体的な区分は存在していないということを覚えておいてください。
しかしながら、同じような意味合いである「親族」という言葉に関してはこの限りではありません。
なので、身内という言葉と親族という言葉が持っている意味に関しては、全く異なる存在であるということです。
そして、この具体的な違いについても触れていきたいと思います。
「親族」なら6親等以内の血族関係
親族という言葉は身内という言葉とかなり似ていますが、先ほどもお伝えしたように明確な違いが存在しています。
では、どのような違いがあるのかと言いますと、身内という言葉と親族という言葉では「具体的な規定があるかないか」の違いがあります。
身内という言葉は先ほどもお伝えした通り、自分の感覚によって判断するので、具体的な規定というものは存在していません。
しかしながら、親族という言葉に関しては、身内という言葉と違って具体的な規定が存在してます。
ではどのような規定が存在しているのかと言いますと、親族という言葉の規定は「6親等以内である」ということが法的に定められています。
つまり、親族という言葉は6親等以内でなければ用いることができず、6親等以外であればそれは親族ではないという判断が下されるということになります。
初めて知るという方は具体的な区分が分かりづらいかもしれませんが、大人になればあくまで一般常識の部類に入ります。
なので、親族の具体的な規定がわからない方は、この機会に正しい意味を理解できるようにしてください。
6親等とはどこまで?
この6親等という言葉がかなり難しく、正しく理解できていない方もなかにはいると思います。
なので、ここからは簡単に6親等がどこまでの範囲内になるのかということについて触れていきたいと思います。
そもそも、6親等とは「本人またはその配偶者から数えて6世を隔てた人との関係」を意味しています。