僕には兄がいるので、子供の頃はよく「お兄ちゃんがいなければ、あれもこれも自分だけの物だったのに!!」と思ったことがありました。

何か親からもらうにしても兄と半分、であればいい方で、ほとんどが兄7割、弟3割で分けられた我が家のルール。

正直憎たらしかったですねえ。

とは言っても、兄がいるからこそ、弟の僕は兄の背中を隠れ蓑にして、たくさんの面倒から逃げることができたのも事実です。

兄に任せ弟は逃げる、次男が甘えん坊に育つ理由はこれですね。

さて今回は一人っ子に生まれて良かったこと、悪かったことの12選を、この次男が考察したいと思います。

一人っ子には兄弟の感覚が分からず兄弟がいる人は一人っ子の感覚が分からないものです。

そんな感覚の違いをイメージ、比較しながら書き進めていきましょう!!

一人っ子だけが知っている世界

一人っ子は子供の頃から一人でいることが多いでしょう。

母親も仕事をしていれば、もしかしたら夜遅くまで一人で過ごす、なんてことも珍しいことではないかもしれません。

食事は用意されてて、夜一人でレンジで温めて食べる小学生なども多いことでしょう。

そんな時、一人っ子はどう感じているのでしょうか?

当然寂しさも募るでしょうが、きっと兄弟がいる子よりも、自分と向き合う時間が長いため、メンタル面でタフになるのではないでしょうか?

逆に一人ぼっちで、心が細くなっていくのでしょうか?

これは両親の仕事の関係で、大きく分かれることになるでしょう。

一人の時間が長い一人っ子だけの世界。

兄弟がいる僕などは羨ましいとも思えたりしますが果たして実態はどうなのでしょう??

一人っ子が増えている


一昔前では兄弟が多いのが当たり前でした。

ちなみに僕の父親は五人兄弟、祖父は7人兄弟です。

子だくさんが家族の温かさを生むと考えられていたようですが、現代ではその感覚はほぼ残っていないでしょう。

かつては当然だった「子だくさんの家庭」

その背景には第二次世界大戦が大きく影響していると思います。

戦争で負けた日本はその経験をバネにして、経済を発展させることになります。

この時、敗戦を体験し、泥水をすするような過酷な生活を強いられた人達は、お金の価値、家族の温かさなどを現代人の僕達とは到底比較できないほど、羨望の眼差しで眺めていたことでしょう。

どん底から這い上がる為に必死だった、とよく聞きます。

その為には、家族の繋がりは非常に大切なものだったのではないでしょうか?家族がたくさんいて、いつも明るい家庭を望んでいたのではないでしょうか?

そして現代となり、日本の社会構造は大きく変わりました。

かつては妻は専業主婦として明るい家庭を支えていたのが主でしたが、今ではもう仕事をする女性が常識となっています。

夫も妻も外で働いていては、なかなか子育ても大変ですよね。

少子化問題

そうして「働く女性」が増えるにつれ現代社会の重要問題が生まれてしまいました。

よく言われる「少子化問題」がその一つですね。

少子化の原因は大きく分けて三つに分かれるようです。

まずは養育費です。

とにかく一人の人間の人生には多大なお金がかかります。

二人になれば倍になります。

税金と物価は年々増え続けているのに、お給料は全く上がらないという現象が起きていますよね?

高齢化による社会保障費の上昇、資源不足、など費用の上昇には様々な原因がありますが、自分達だけでも食べていくのに必死な家庭で、子供を何人も作るというのは、例え欲しくても難しくなってきます。

今は子供は一人で精一杯という家庭も多いのではないでしょうか?

では戦後、もしくは昭和後期に起きたベビーブームなど、税金や物価の違いはあるにせよ、費用がかかると分かっていてなぜ子だくさんの家庭が多かったのか?

これにもいくつかの要因が絡んできますが、まず戦後の、特に地方では、子供も家庭内の仕事を手伝ういわば「労力」として考えられていたことが大きな理由でしょう。

農家など、食糧を自家栽培している家での子供の役割は非常に大きなものだったと言えます。

父親が外に仕事で出ていても、家は専業主婦の母親と子供が守る、というわけですね。

少子化の二つ目の理由はやはり働き方や価値観、特に女性の在り方が変わったことでしょう。

最近では「専業主婦」という女性はあまり見かけません。

就職、もしくはパート、いずれにせよ働く女性は昔に比べて急増しています。

かつては旦那が稼ぎ、嫁が家を守るという風習でしたが、いつの間にかこの風習はほぼ消滅しているようです。

これはシンプルに「旦那の給料が低い!!」というのが理由でしょう。

←世の中の旦那さん、言い方悪くてすいません。

生活費が足りないから働く主婦が多くなります。

とはいえそういったお金の面だけで女性の在り方が変わった、というわけではありません。

女性が持つ価値観自体が大きく変化しています。

例えば、男性に頼らず生きていく「たくましい女性」がいます。

特に結婚願望もなく、子供が欲しいとも思わない女性が増えていますね。

残念ながら、我々男性よりも、はるかに強くてたくましい女性が多いことは事実です…汗。

社会的に男性の立場が「弱くなり」女性の立場が「強くなった」とも言えます。

ものすごく極端な言い方ですが「稼げない男と結婚するくらいなら自分で稼ぐ」と考える女性も多いようです。

そしてそういった場所(職場)が昔に比べて非常に多いのも事実です。

結婚しなくても自分の力で生きていける。

今は仕事で忙しいから子作り、子育ては無理という価値観の変化が現代社会では起きています。

そして少子化の三つ目は原因が次の項目です。

晩婚化の問題


強くてたくましい女性が増え、結婚願望そのものが希薄となっている現代。

「いつかは結婚するかもしれないけど今はいい」と考える女性は当然、しばらく結婚しません。

例えば二十代半ばほどのカップルがここにいたとしましょう。

二人とも仕事が忙しく、デートもままならない日々。

まだ仕事で役職についていない二人のお給料は低く、結婚なんて考える余地がありません。

仮に彼氏の方が、そろそろ結婚してもいいかな、二人で暮らせば何とかなるさ、と考えても女性が今は無理と考えるかもしれません。

もちろん逆もまたしかりですが。

そして気付けば三十代、半ば、後半となっていきます。

もちろんその時々で結婚するカップルも多いでしょう。

でももしかしたらそのカップルは破局しているかもしれません。

そして新しい恋人ができたとしても、結婚はまだまだ先と考える日々が続くかもしれません。

仕事に対しての意欲、上昇志向が「結婚」という人生における大きなターニングポイントを見えづらくさせている、というのも事実ですね。

かつてはカップルのゴールは「結婚」でしたが、どうやら現代ではそうではないようです。

こうした自立した女性が多くなると、必然的に晩婚化、そして少子化へ繋がっていきます。

と色々言いながらも…

悪い言い方の一言で済ませるなら…

僕達大人の男がただ頼りないだけなのかもしれませんね。

一人っ子に生まれて良かったこと6選

さて、そういった社会背景、価値観の変化で少子化となっている現代。

一人っ子も多いでしょう。

初めに言いましたが、僕には兄がいます。

そんな次男の僕がリサーチ、比較し、たどり着いた結論をお話させていただきます!!当然、一人っ子には一人っ子の特徴、兄弟がいる子にも特徴がありますよね。

どちらが良いか、といった比較はナンセンスなので、特筆すべき点を挙げていきます!!

1. 服や持ち物はおさがりではない

これは僕は実際に子供の頃に痛い目に合っていました笑。

「こんな服嫌だ!」
「我慢しなさい!捨てるのもったいないでしょ!余ってるんだから!」

とよく母親に叱られたものです。

一人っ子ではあり得ないことですが、兄弟、姉妹間ではこの「次男次女の個性を奪う儀式」は確かに行われます…苦笑。

明らかにサイズが違えばいいものの、不思議と着れてしまうから悲しくなります。

これが服だけならまだ我慢もできますが、他のものまでおさがりになると「お母さん。僕の自己主張を丸ごと潰す気ですか?」。とさえ言いたくなります

子供は親が思ってる以上に敏感なものです。

そして大人なら我慢できても、子供にはできないこともあります。

クラスメートから冷やかに見られるなど、特に我慢できませんよね。

実際にありましたよ。

「これおまえのじゃなく兄貴のおさがりじゃないの?」

そう友人に言われ、自尊心が傷ついた僕は家に帰ってから、泣きながら母親に自分だけの物を買ってくれと頼みました。

その時、当然ですが頭の片隅にも「家計」のことなどはありません。

母親は「今苦しいのに…この子はなんてワガママなの…」と思ったかもしれません。

家計にとっては無駄なお金かもしれませんが、次男次女にとっては、自分だけの物というのは非常に大事なものです。

これは真面目な話ですが、あまりにおさがりが多すぎると、「長男長女のコピー」にも似た気持ちになってきます。

兄弟間、姉妹間における難しい問題はこの「家族なのに比較対象にさえなりえる」ということです。

一人っ子ではあり得ない状況ですね。

自分だけのオリジナルが常に手に入る環境…

正直羨ましかったですね。

2. お菓子も食事も取り合いをしない

兄弟がいると、比率で分けられることが多くなります。

お菓子や食事もそうです。

ほんとは自分だけで一人占めしたいのに、お兄ちゃんと分けなさいと絶対指示が母親から下されます。

「僕これだけじゃ満足できないよ!」
「我慢しなさい!」

こういうことですね。

そしてこのワガママをしつこく繰り返すと…

おかん、本気で怒ります。

この時、もし上の兄弟が「大人」であれば「いいよ。おまえ全部食べろよ」と気の利いたことを言ってくれます。

が僕の経験上、小さな頃、兄からこんなに胸が震えるほどのやさしさをもらったことはほとんどありません。

どちらかと言うと「おまえは小さいんだからこんなにいらないだろ?俺によこせ」という横暴の可能性の方が高いですね…。

残念なことに下の子は上の子には敵いません。

何か勝負を挑んでも、ほとんど敗北必死です。

だから無駄な勝負は避けたいのですが…子供はそう簡単に割り切れるものではありません。

「どうしてお兄ちゃんの方がウィンナー一本多いの!」
「お兄ちゃんの方が体が大きいんだからしかたないでしょ!」
「おかしいよ!不平等だ!」
「我慢しなさい!」

兄、勝ち誇った笑みを浮かべる、と…。

あの時の憎たらしさと言ったら言葉では表せないほどです…。

男兄弟となると、こういった戦場は日常茶飯事です。

もちろん小さな頃だけです。

成長すると、そういった小さなことで争うのもバカバカしくなってきます。

兄の方が大人になり、弟に譲ってくれることが多くなってきます。

初めは喜ぶ弟ですが、それはそれで張り合いがなくなり少し寂しく感じたりもするものです。

こんな争いも一人っ子ではありえませんね!!

3. 両親の愛情を独り占めできる

これは本当に笑い事にはできないほど重要なポイントです。

両親の愛情は子供心に大きく影響を与えます。

子供にとっての世界の基準はお金ではなく両親の愛情です。

そして兄弟姉妹がいると、子供たちはこれすらも比率で分けられている…「ように」感じてしまいます。

両親にとっては分けてるつもりは全くないかもしれませんが、子供はそれすらも敏感に感じ取ってしまいます。

物を比率で分けられるだけなら、百歩譲って我慢しても愛情がどちらかに偏ってしまうことには我慢できません。

子供の心が歪んでしまう原因にもなります。

この両親の愛情に関してだけは上の子、下の子、という立場も男女という性別も関係ありません。

両親が上の子ばかりを褒める、下の子ばかりを褒める、など、バランスが悪くなると、愛情が希薄と感じた子は嫉妬し、劣等感を感じ、自尊心が傷つけられます。

子供ですから、そのストレスのはけ口は特に持っていません。

ぶつけるべき対象がないのです。

そのストレスを解消するために非行に走ったりします。

大人であればお酒でも飲んで「やってらんないよ!」と騒げばいいかもしれませんが、子供にできることは限られています。

怒られることを前提にあえて悪いことをする子もいるでしょう。

これは注目してほしいというサインですね。

一人っ子であれば、それら兄弟姉妹という比較対象がないので、両親の愛情を一人占めすることができます。

というよりも一人占め前提ですね。

もちろんだからといって歪んだ心には絶対にならないとも言えませんが…

少なくとも家庭内で劣等感や嫉妬を感じることはないでしょう。

4. お金をかけてもらえた

おさがりも分配もないので、一人っ子にとっては全てがオリジナルです。

両親も二人よりは一人の方が養育費は少ないので、気持ち的に物を買い与えやすいこともあるでしょう。

子供が二人以上いるということは、その先の学費などもシビアに考慮しているはずですから、両親の財布のひもも固いかもしれません。

養育費は、子供の人数でそれほど驚異的に変わってきます。

その先の人生で子供に使う額を考えれば、そうそう財布のひもを緩めるわけにはいきません。

それでも小さい頃は特に子供はかわいいもの。

できる限り物を買ってあげて喜ばせたいという両親の気持ちもあるでしょう。

その気持ち、お金ですらも一人っ子は一人占めすることができます。

一人っ子マジック恐るべし…

5. 相続で揉めない

だいぶ大人になってからの話になりますが、大なり小なり遺産相続という問題がいずれやってきます。

不慮の事故や病気などではない限り、やはり子よりも先に両親が他界してしまうでしょう。

その時、両親が何をどれだけ持っていて、子供達にそれらを託すか?

どの家庭でもこの問題に直面することになります。

そして子供が多ければ多いほど、遺産が多ければ多いほど揉め事が多くなるようです。

残念ながら実際に殺人事件が起きてしまうほどこれは大きな問題です。

以後、揉めないように両親が法的な手続きをとっていたとしても、揉め事が起きる場合があるようですね。

弁護士を通して兄弟間で醜く争うなど、フィクションの世界のように感じられますが実際にあります。

そういった醜い争いも一人っ子なら回避できます。

親戚などが関わると揉め事に繋がるようですが、基本的には両親の遺産はそのたった一人の子供に託されるのが常識でしょう。

お金に目がくらんだ人間ほど恐ろしい人間はいません。

両親が亡くなったことで揉め事が起きるとはなんて残念な悲劇でしょうか?

6. 親をとても大切にする気持ちがある

一人っ子として両親の愛情を受けて育った子供は、両親に対しての気持ちも兄弟がいる子供達とは違っているように思えます。

自分が大人になって分別がついてからは、両親の老後のことを考えたりと「家族三人だけの絆」を深く感じることでしょう。

一方僕のように次男の場合、正直そこまで強く感じることはありません。

両親の今後のこともどこかビジョンとしてぼやけてる部分があります。

それはひとえに「長男」がいるからです。

ちなみに僕は東京に住んでいて、兄は地元に住んでいます。

この距離の違いがよりいっそう両親に対しての思いを曖昧にしているようです。

もちろん次男でも両親を大切に思っていないわけではありません。

それでも「兄貴がいるし…」とどこかで思ってるのは確かです。

兄弟がいる子供と、一人っ子では両親に対する愛情の持ち方も根本的に違うように感じられます。

一人っ子に生まれて悪かったこと6選

と、一人っ子の特徴を挙げてきましたが…もちろんいいことばかりではありません。

逆に兄弟がいるからこそ、救われてることはたくさんあります。

僕は兄とは子供の頃、たくさん喧嘩しましたがいなければいいのにと心底思ったことは一度もありません。

今大人になって振り返ると僕個人的には、「男兄弟の次男」に生まれてよかったと心底思っています。

それでは一人っ子だからこその弱点を考えてみましょう。

1. 兄弟がいなくて寂しい

まずはこれですね。

両親が共働きをしていれば、なおのこと寂しさは募るでしょう。

夜遅くまで一人、ということも珍しいことではないかもしれません。

大きくなってからは、むしろ自由でいいのかもしれませんが、幼い頃感じた極端な寂しさは、もしかしたら大人になってからも引きずるほど、心に暗い影を落とすかもしれません。

物をシェアすることなく育てられても、一人ぼっちではそれを喜ぶ気持ちも半減してしまうかもしれません。

いれば面倒な存在、いなければ寂しいそれこそが兄弟というものです。

2. 過保護に育つ

両親の愛情を独占できることは非常に大切ですが、過保護はいけません。

とはいえ、どこからが過保護か?という線引きが難しいのもまた事実です。

その家庭では「深い愛情」なのかもしれませんが、世間では過保護と見られることもあるかもしれません。

俗にいう「モンスターペアレンツ」と呼ばれる両親は、きっと「愛情」を注いでるという感覚なのでしょう。

が、それは過保護です。

「自分の子供を守りたい気持ち」は当然ですが、それだけではいけません。

世間にも、その子供にも悪影響です。

過保護か否かの線引きは「子供を守る気持ちと一般常識のバランス」を考えなくてはいけないでしょう。

自分の子供さえよければ他は何でもいい、というのは極論ですが、どこかでこう思ってる両親もいるはずです。

それは深くても曲がった愛情に繋がります。

あくまで一人っ子も社会で生きていく一人の人間ですから、一般常識も考慮して愛情を注ぐ必要があります。

曲がった愛情を当然のように受けて育った一人っ子は…

その愛情すら世間で当然と感じてしまいます。

それは両親からしかもらえない特別な愛情であって世間では異質なものに見られます。

自分達さえよければいいという愛情は世間では間違った認識をされてしまいます。

子供も極度のマザーコンプレックスを抱えるかもしれません。

自分の子供がかわいいのは当然ですが、愛情の注ぎ方、充分にご注意ください。

3. 世渡り下手

僕のように兄がいる場合、よくも悪くも兄を見て育つことになります。

兄の背中を見て、兄の成功と失敗を見て、学習することが多かったです。

兄が仮に不器用であったなら、そうはならないようにしようと弟は学習します。

さらに家庭における分配方式も考慮して、うまく立ち振る舞おうと考えます。(どうやったらおやつをもっとプラスしてもらえるか?など)

兄弟という比較対象がいることはその兄弟のメンタルの成長に大きく影響します。

一人っ子の場合はそうした比較ができないので、反面教師もいません。

よく言えば真っすぐ成長しやすいのかもしれませんが、その成長の横幅は狭いかもしれません。

世渡り下手というと語弊があるかもしれませんが、要は器用に立ち振る舞う術を習得しづらい環境、ということですね。

4. 周囲に馴染みにくい

若干世渡り下手とかぶってしまいますが、器用不器用の線引きが自分で分かりづらい環境で一人っ子は育っています。

さらに一人でいることが多ければコミュニケーション能力にも影響してきます。

小学校では、クラス内の立ち位置は非常に重要です。

傾向として、上の子は目立ったポジションにつき下の子はうまく立ち振る舞います。

一人っ子はそのどちらにもなれない場合が多いようです。

それは兄弟間での些細な喧嘩や争いといった、自分以外の誰かと接する経験が不足し、集団での能動性がつい欠けてしまいがちなのが原因かもしれません。

一人っ子はきっと、最も機会が多い話し相手は「自分の心」なのでしょう。

5. 親の介護の負担が大きい

遺産の部分でも書きましたが、両親が高齢になった時、遺産相続で揉めることはなくても、介護も一人、もしくは夫婦ですることになります。

兄弟がいた場合、親の介護も分配、となるかもしれませんが一人っ子の場合はそうはいきません。

親戚を抜きにすれば、家族は三人しかいません。

両親が二人とも高齢となれば、その介護を全て一人で背負うことになります。

その負担は相当大きなものになるでしょう。

6. 喧嘩に弱い

これはもうしかたないですね。

何せ子供の頃に喧嘩する相手が家にいないのですから。

僕なんかは負けるの承知で立ち向かったものです。

敗北して悔しくて何度泣いたことか数えきれません。

こういった些細な争いは後々の世間での立ち振る舞いに大きく影響していくととなります。

厳密に言えば、子供の些細な喧嘩も、現代社会の競争の一つとも言えます。

負けたくない、勝ち残りたい

こうした執着心は、大人になってからもついてまわりますが、子供の頃、こうした「サバイバル技術」の免疫を身に着けられない一人っ子は、どうしても出遅れてしまいます。

敗北の悔しさがあるからこそ、勝利へのモチベーションも持てるというものです。

負けたこともない一人っ子は勝負への執着心が多少弱くなってしまうのは仕方ないかもしれません。

一人っ子の特徴とは?

よくも悪くも、になってしまいますが、やはり「自分の心」と向き合う時間が子供の頃から多いことでしょう。

これは兄弟がいる家庭では不可能です。

仮に会話をしなくても家に誰かいるのと、一人でいるのとでは、心の見つめ方が大きく変わってきます。

一人っ子は自分を掘り下げることが得意でも、その代償として引っ込み思案になる可能性も大きくなります。

上でも書きましたが、やはり子供の頃から、比較し比較されて育つ兄弟とは自分の心との向き合い方は全く異なるでしょう。

1. 自分勝手

反面教師を持たず育ってしまった子供は自分の中のルールこそが第一になってしまうでしょう。

本来なら比較することによって分別をわきまえていくはずが、それができずに、自分だけのルールばかりが大きくなっていきます。

両親がそれを注意しても子供の頃からそうして育ったのであれば、なかなか変えられるものではありません。

大人になってからはなおさら困難でしょう。

2. おっとり

ある意味ではこれも自分勝手と言えます。

勝敗という概念が希薄なのですね。

それも相手にする人がいない環境で育ったのが原因の一つでもあります。

今時の競争社会で、おっとりしている人間は目立ってしまいます。

下手すれば職場では仕事が遅いと怒られるかもしれません。

ただしプライベートでは柔らかい雰囲気が魅力の一つにもなるでしょう。

3. マイペース

根本的にはマイペースで世間を渡り歩く、ということが一人っ子に一番多い特徴です。

自分勝手、おっとりなどもそうですが、他人のペースに合わせるのが苦手なようです。

それもそのはずです。

合わせる必要がない環境で育ったのですから。

そもそも合わせる相手(兄弟)がいないので、もしかしたら自分がマイペース、ということに本人も気付いていないかもしれません。

これは子供の頃なら、まだ許されますが、社会に出てからは危険なペースにもなりえます。

会社などでは、やはり歩調を合わせられることが求められます。

その人の性格を考慮してくれる職場など、めったにないでしょう。

マイペースというのは響きはいいものですが、世間での適応力などを考えた場合、弱点になってしまう可能性は高いでしょう。

4. 臨機応変さがない

自分の中のルール、自分のペースで歩くということは、一見真っすぐにも見えますが、それは裏を返せば、適応力が欠けているとも言えます。

自分の得意分野では強くても、苦手な分野ではまったく力を発揮できない

子供の頃なら許されても、社会は甘くはありません。

どうにかして適応しろ、と求められることもしばしば出てくるでしょう。

それでも、できない一人っ子は社会からどういった評価をされるでしょうか?

臨機応変に対応できなければ、いずれ自分の首をしめることにも繋がります。

できる限り、想像力を膨らませて、いろんな状況に対応できるようメンタルの幅を広げていきましょう。

5. 甘えん坊

厳密に言うと、一人っ子

そして次男次女も甘えん坊になりがちです。

なぜなら一人っ子は全てオリジナルで手に入れてきたから次男次女は上の子の背中に隠れながら生きてきたからです!!

一人っ子のそれと下の子のそれでは意味合いが違うのですが、根本的にどちらも人に甘えて生きてきたと言えるでしょう。

一人っ子ならば両親、次男のあれば兄に対してです。

親がやってくれるから大丈夫、兄がやってくれるから大丈夫

とどこかで思ってる我々は甘えん坊軍団の一員です!!

6. 頑固

適応力がないということはすなわち頑固ということですね。

一本気で曲がったことが大嫌いというよりも曲げられないというのが適切でしょうか?

あまりに強固な自分ルールは、他を顧みない傾向があります。

同じ頑固でも「他人を否定することなく受け止めて、なおかつ自分を貫く」という姿勢であればかっこもいいのですが、全く他人を顧みず否定ばかりして、自分ルールを尊重するのは…いささか思慮に欠けますね。

7. こだわりが強い

そしてその頑固な部分は他人には理解されないことも多いようです。

「どうしてそんな細かい部分にまでこだわるの?」といったこともよく見かけます。

きっと本人としては「細かい部分にもこだわっている」という実感はあまりないでしょう。

その部分は彼らには細かい部分でもなんでもなく、「こだわるべきポイント」にしか見えてないはずです。

自分の中で、その理屈が完成されているので、おかしな部分はどこにも見当たりません。

それも全ては子供の頃からそうして「自分の中だけでロジックを積み重ねてきた」からなのでしょう。

8. 想像力・妄想力が豊か

どうしても一人でいれば想像、妄想は広がりますよね?これは一人っ子だけではなく、全人類そうだと思います。

一人っ子の場合は一人の時間が長かった為、その力がより発達しています。

そういった想像、妄想が自分ルールとして構築されていき、大人になっていくのですが…

あまりに明確に想像できるのであれば、それが世界の理にも見えてしまうことでしょう。

その世界観こそがマイペースにもなり、こだわりにもなり、適応力不足の根源でもあります。

想像力とは素晴らしい力ですが、それに固執しすぎると、社会のルールからどんどん離れていくことにもなっていまうので、現実と想像の一線を引くことは非常に大事ですよね。

9. 一人の世界が大好き

卓越した想像力は、自分の好きな世界観を構築してくれるでしょう。

ある意味ではそこではその人が神にもなります。

そこは素晴らしい世界で、できることなら、そこでのみ生きていきたいとさえ願ってしまいます。

…が、もちろんそんなことは不可能です。

一人の世界が好きでも、現実世界は目の前に広がっています。

そこで生きていくしかありません。

小説家などになれば、その好きな世界観を好きなだけ描けるかもしれませんよ?

10. 自尊心が強い

一人っ子は、あまり「正しい、間違い」といった考え方をしない傾向があるようです。

正しさや間違い、といった二元論ではなく「ただ自分はこう思う」というシンプルな結論で判断するのですね。

そしてそれを覆すことはなかなか他人にはできません。

正しい正しくないという理屈は上下の世界を意味しています。

あなたはこう、でも私はこう、というプライドは上下では左右の世界です。

分かりやすく言うと、数字で表せるか、アルファベットで表せるかの違いです。

本来プライドとは、他人と比較し、優れているという上下の比較で増幅していくものです。

嫌らしい言い方ですが「あの人は1。でも私は3」だから私が上といった上下関係ですね。

これが一番持ちやすいプライドです。

でもこれが左右となると「あの人はA。私はC」だから私は別という持ち方になります。

この種類のプライドは「別物」と認識しているので、影響されることがありません。

比較対象なく育てられた一人っ子はこうして「別種、別次元の自尊心」を持っていることもまた特徴です。

一人っ子で良かったと思っている人は多い

まとめになってしまいますが、一人っ子の人は一人っ子でよかったと思ってる人が多いようですね。

残念ながら一人っ子になったことがない僕には、どちらがいいのかははっきり言えませんが…

思うに、その家庭に生まれ、その環境で育ち成長した。

そのことをよく思えるのが一番良いことなのではないでしょうか?

一人っ子には一人っ子の兄弟姉妹には兄弟姉妹の良いこと悪いことがたくさんあると思います。

形は様々ですが、一人っ子でよかった、兄弟がいてよかったと思うことこそが大切なことなのでしょう。