普段の生活の人間関係のなかで、もっとも関係が深い人といえば親子ですよね。
親にとっての我が子とは、目に入れても痛くないほどとても可愛らしく愛おしいものですが、その子供もいつしか言葉を話すようになり、いつしか大人顔負けの口答えをするようにもなります。
いつまでもヨチヨチと歩く幼い子供ではないので、大きくなった我が子とは親子喧嘩もいつしかするようになります。
しかし、親にとっても子供にとってもお互いが大切な存在であることには変わらないのに、一体どんなことで親子喧嘩になるのでしょうか?
今回は、親子喧嘩に発展する原因と、そこから仲直りする方法を詳しくご紹介していきたいと思います!
親子喧嘩は絆を深める
職場の人や友達同士ならば、喧嘩をして疎遠になることは簡単にできるでしょう。
しかし親子の場合は毎日一緒に生活をしているので、毎日顔を合わせて食事を一緒にとるため、そうはいきませんよね。
いくら親子で喧嘩をして、「もういやだ」と相手のことを思っても、親子だけは戸籍上でも切れない縁で結ばれています。
それがお互いにわかっているからこそ、遠慮なしに思い切り喧嘩をすることができるのかもしれません。
まさに親子喧嘩は親子の絆を深めると思って、何度でも喧嘩をして、何度でも仲直りをすれば良いと思います。
親子喧嘩は買ってでもするべき!
近年は打たれ弱く、人間関係に悩む子供や若い年代層が増えていますよね。
子供の発達のために、まずは1番身近な存在である親子の関係をきちんと築くことが大切であると言われています。
もちろん、関係をしっかりと築いていくためには毎日が楽しいばかりではあまりよくありません。
人生には様々な困難があるため、それをどう自分で乗り越えるかを学ぶためにも、親子喧嘩は買ってでもするべきなのです。
どんなに言いたいことを言っても、大きな喧嘩をしても、親だけは絶対に子供を見捨てません。
そんな相手だからこそ、子供は言いたいことを言って、それを親がどう受け止めるかで人との関わり方を学んでいくことができるのです。
なるべくならば平穏な親子関係が望ましいと思うかもしれませんが、親子でくらいしか思い切り喧嘩はできないので、たくさんの喧嘩をしてたくさんの経験を積むことが大切なのでしょう。
親子喧嘩の発端は殆どが子供
ではどうして親子で喧嘩になってしまうのでしょう?
実は、親子喧嘩の発端のほとんどが子供が理由であることが多いようです。
もちろん子供に対して厳しい親などは、言わなくても良いような細かい部分を注意したりしてそれに反発した子供と喧嘩になることもあると思いますが、それ以外のほとんどは子供が自分のしたいことをはっきりと自分で主張することになるのが原因のようです。
子供がこうしたいということのすべてを親が鵜呑みにするわけにはいかないのが教育でもあるため、そのあたりでの衝突がいつしか出てきてしまうのは仕方がないことです。
特に反抗期に多い
子供には、成長の過程で反抗期というものがやってきます。
反抗期は、男の子ならばだいたい10歳前後、女の子ならば11歳前後から始まると言われています。
しかし、始まる年齢については、育った環境やその子が元々持っている性質、持っている知識などにより個人差があるようです。
親子喧嘩の多くはこの反抗期のころにピークを迎えることが多く、どうしても親の言うことを聞かず反抗してくる子供と、自分のやりたいことの主張が通らない子供の意見がぶつかり合ってしまうようです。
またこの時期の子供はとくに親の言うことのすべてを否定したがる傾向も強く、周りの友達からの影響も受け易かったりします。
今まで素直な優しい子だったのに急に態度が大きくなってしまったり、人の傷つくことを平気で言うようになったりと、性格的にも変わったように思えてしまう時期もあります。
親は子供を見守る子育てをすることも大切ですが、この場合にはどうしても注意と躾も必要となってしまうため、衝突は避けられないものなのかもしれません。
理屈っぽい説教は火に油を注ぐ
親子の喧嘩でついやってしまいがちなのが、親が子供との口喧嘩でつい理屈っぽい説教をしてしまうことです。
子供が言っていることとしていることがどんなに間違っているからといって、大人しか理解できないような理屈を子供にぶつけても、子供は余計に混乱し反発をすることしかできなくなります。
どんなに頭にきても、子供がきちんとわかるように言葉を選び、なるべくなら子供が納得できるような終わり方ができるよう心がけましょう。
大人が子供との喧嘩で火に油を注ぐ様な行為をしては本末転倒です。
まずは親である自分が冷静になるよう心がけてみてくださいね。
親子喧嘩のよくある13個の原因
親子喧嘩は、子供の言動が原因であることが多いことがわかりましたが、それでは実際にどんなことで親子喧嘩に発展しているのか?その原因についてを細かくご紹介していきたいと思います。
「我が家も同じ理由でよく喧嘩になっている…」と思い当たる節のある人も多いのでは?!いざ、チェックしてみてください!
食べ物の好き嫌いがある
食べ物の好き嫌いは、早い子だと2歳前後から出てくる子が多いと思います。
とくに野菜を食べない子供がとても多く、それが小学校、中学校と続いていくこともありますよね。
親にとって辛いのは、自分がせっかく忙しい思いをしながら作った手料理を子供が平気で残すことです。
しかし、それを子供に訴えたところで子供は嫌いなものなので、当然食べたくありません。
また、野菜を食べない子供についてはもちろん子供の栄養面での心配が頭をよぎり、「野菜を少しでも食べなさい」「野菜も食べないと他のご飯もあげないよ!」などと言ったり、つい説教してしまうことも多いでしょう。
なんでも食べる子供ならば、親も子も楽しい食事の時間になるのですが、どうしても好き嫌いのある子供だとそれを親が注意しなくてはいけません。
そのため食べ物の好き嫌いのある子供がいる場合は、どうしても親子喧嘩が起こりやすいのです。
この場合は仕方がないので、食べなくても他のもので栄養を補うなどするようにして、おおらかな気持ちで子供のことをみてあげると良いでしょう。
夜更かしを頻繁にする
大人になればいくらでも夜の時間を自由に使えるものですが、子供のうちから夜更かしを覚えてしまうと、子供の睡眠の妨げとなりそれが成長を阻害してしまうことに繋がるため、親はとても慎重になるものですよね。
しかし近年は、子供のうちからスマートフォンを持っている子も多く、アプリゲームやSNSにはまってしまう子供がとても多いようです。
自分の部屋を持っていると、なおさらスマホで夜中まで遊んでしまったりします。
また漫画やテレビゲームなどもいろいろなジャンルものもが出ているため、今では大人でもはまってしまうほどの面白いものがたくさんあります。
昼間は子供は学校に行っているので、好きなことができる時間というのは確かに夜のほうが長いのかもしれませんが、夜更かしを頻繁にしてしまうのは子供の教育にはあまりよくありません。
それが親もわかっているからこそ、つい口うるさく注意をしてしまい、そこから親子喧嘩へと発展してしまうのでしょう。
お小遣いが少なくて欲しいものが買えない
こちらは子供が自分のお小遣いが少なくて欲しいものがあるのに買えないため親に欲しいものを買って欲しいとお願いをした結果、「十分なお小遣いをあげているはず」と思っている親側と「これでは少なすぎる」と思っている子供の意見が衝突し喧嘩になるケースです。
子供のお小遣いの基準はその家庭により様々ですが、子供は学校の友達のお小遣いなどを比較をして、周りの友達がこれだけお小遣いをもらっていれば自分も欲しいと思うのもですし、仲の良い友達が持っているものは自分も欲しいと当然思ってしまうものです。
しかし、そんな子供の気持ちなど親は知りません。
もちろんその家庭に合ったお小遣い金額というものがありますし、家計が大変ななか子供の好きなだけのお小遣いをあげることはできませんよね。
子供のほうも、家の家計の事情などはまったく知らない世界ですので、それぞれの価値観と守るべきものの違いから意見が衝突しあって喧嘩になってしまうことがあるのでしょう。
親の方は、子供がお小遣いで何を欲しがっているのか?で考えてあげるようにして、もしも「これを持っていたら周りの友達と一緒に遊べるから…」という理由があったりした場合には、子供も友達の輪の中に入れるようそのあたりは考慮してそのおもちゃだけを買ってあげたりすると良いと思います。
門限を守らない
子供が幼いうちは昼間に外で友達と遊んで、夜になったら家に帰ってくるという習慣はとても大切なことです。
しかし、それがだんだんと中学校、高校と大きくなってくると「もっと遅くまで遊びたい」という欲求が出てくる子供もいるでしょう。
何時までに家に帰ってくるという門限を作ることで、はじめのうちは子供もそれをしっかり守っていたはずなのに、いつしかその門限を守らなくなることもあります。
そのような場合、子供の身の安全を心配していた親は子供に大激怒することもあるでしょう。
たかが親子での約束でもありますが、それがときにとても大切なこともあります。
また、最近はとても物騒ですのでとくに未成年の場合は遅くまでの外出や、1人での帰宅は本当に危ないと考えている親も多いでしょう。
「門限を過ぎたのに帰ってこない」と心配する親の気持ちを子供も少しは考えて、きちんと守ってくれたら親子喧嘩も減るのでしょうが、まだ子供のうちはその理解も乏しいかもしれませんね。
門限を過ぎた場合でも一度家に連絡を入れて、その場合は迎えに行くなどの第2の約束を作るなどして、お互いに譲歩できる策を作っておくとよいでしょう。
ペットの面倒を見ない
幼少期のころに、子供のほうが自ら「うちにも犬がほしい」「猫がほしい」「ちゃんと自分で散歩も毎日するし、きちんと面倒見るから買って!」と親に頼んで親がペットを買ってあげるケースは非常に多いと思います。
しかし、それがいつしか子供のほうも大きくなり自分にも友達ができたり、ペットよりも夢中になる趣味ができたりして、いろんな楽しい世界が広がっていきますよね。
そうすることで、はじめのうちはよくペットのお世話をしていたのに、だんだんと面倒をみなくなる子供もいます。
そのころには親も仕事をしている場合も多いですから、親のほうもペットの面倒をみる時間がなく、子供についペットのことで叱ることが多くなります。
そうすることで、それに反抗する子供との親子喧嘩が始まってしまうのです。
ペットが家族にいると、子供は面倒見がよくなったり、小さな動物に優しくなれたり、命の大切さなどを学び、教育にもとても良いものと思われていますが、このような状況になってしまうと、ペットにとってもとても可哀想ですよね。
お世話を押し付けあったり、子供に強要したりするのではなく、親子で協力し合い楽しんでペットのお世話ができると良いと思います。
勉強をせず成績が悪い
親が子供を叱る場合でもっとも多いのが、おそらく学校の勉強のことではないでしょうか。
学校のテストの成績や順位は、その後の子供の進路にも影響してしまうため、私生活のことと同じ様に慎重に考えている親は多いと思います。
しかし、子供で勉強が好きだという人は少ないでしょう。
子供ならば机に向かって難しい教科書を読んで難しい言葉を覚えるより、好きな漫画を読んだりゲームをしたり、友達と遊んだりして楽しい時間を多くとりたいと思うものですよね。
そのため、子供は親がしっかりと勉強をするようにしつけしないと勉強をしないことが多くなってしまいます。
勉強をせず成績が悪くなれば、その分親が子供を叱る時間が多くなり、それに反発する子供との親子喧嘩も自然と増えます。
学生時代は勉学が生活の基本なので仕方がないことですが、子供のしたいこととやらなくてはならないことの指導をするのは親も大変ですよね。
成績が悪ければもちろん行きたい高校も好きに選ぶことができなくなったり、そうすることで将来子供がなりたい職業に就けなかったりと、子供の未来のためを思えば親は子供を怒らずにはいられないものですが、それで親子喧嘩が増えてしまうのは悲しいことです。
子供が親のしつけを感謝することができるのは、子供が大人になってしばらくたってからのことになるので、その間の時間をどう親子で話をしていくのかが大切なのかもしれません。
仕事も勉強もせず家でダラダラしている
子供がもしも、仕事にも行かない、勉強もせず学校にも行かずダラダラと家で過ごしていたら、親はとても心配してしまいますよね。
「このままでは引きこもりになってしまうのでは?」「一生定職に就けず、将来困るのはこの子なのでは?」と、子供の将来を心配するからこそ、家でダラダラ過ごしている子供と親はつい喧嘩になってしまいがちです。
子供からすれば今したいことをしたいだけという気持ちなので、親が口うるさく怒っている理由が分からないため反発するのだと思いますが、親は今すぐになんとかしたいと思っています。
その考え方の違いから、意見の衝突が生まれ親子喧嘩に発展してしまうのです。
この問題の場合、子供の年齢もとっくに成人を過ぎているケースもあり、大人になっても親が子供を叱らないといけないという状況です。
子供のほうも昔のような幼少期ではないので、親の言う言葉にも対等に反発してくるので親子喧嘩は一向に終わらないケースが多いです。
大人同士の喧嘩に変わりない状況ともなってしまうので、大きな喧嘩に発展してしまう場合もあり、このケースは親側も慎重に対応したほうが良いでしょう。
物を大切に使わない
親子喧嘩の理由の1つに、子供が物を大切に使わないというのがあります。
昔から、物は大切に使いましょうと言われて育った人は多いと思いますが、現代でも同じ様にその考え方は浸透しているはずです。
たとえば子供のほうも自分の家はお金がなくて貧乏だとわかっていて、替えのものをなかなか購入することが困難だから大切に使う…という場合は、子供自身も親のことを考えて物を大切にするかもしれません。
しかし、現代では100円ショップなどで安価でいろいろと便利なものが手に入る時代ですよね。
「壊れたらまた買えばいい」「なくしたらまた買ってもらえばいい」という考えが自然と子供にも染み付いてしまっているので、物を大切に使わない子供が増えているのです。
また、便利な世の中になっており、様々な楽しいおもちゃがあるからこそすぐに飽きてしまうというのもあるでしょう。
親は子供に「物を大切に使いなさい」と注意をしても、今の時代に生まれ育ってきた子供たちの心にはなに1つ響かないのかもしれません。
ゲームばかりしている
子供がゲームばかりしていると、つい親は叱りたくなってしまうと思います。
もちろん子供にとっての娯楽をとりあげたいわけではないのですが、ゲームをしすぎてるとブルーライトの光の強さで視力に影響が出たり、夜更かしをするようになったりと、いろいろと子供にとって悪影響となる場合が多いからでしょう。
子供のほうも、ゲームばかりでははなくたまには友達と外に出かけたり、いろいろな遊び方をしてくれたらよいのですが、ゲームというのは1度はまってしまうと何時間でもしたくなってしまうものです。
また、ゲームの種類によってはリアルタイムの時間をそのまま連動させているものなどもあるため、学校が終わってすぐにゲームをして夜ご飯以外はずっとゲームという子供もいるかもしれません。
その場合は、親はゲームをする時間に制限をつけたりして子供に注意するようになります。
ゲームを好きなだけしたい子供と、ゲームをあまりやらせたくない親の考えが衝突し、ここで親子喧嘩に繋がるのです。
何事も極端なことはよくないのですが、まだまだ子供の理解力では分からないことが多いので難しい問題ですよね。
時間を守らない
約束をした時間を守れない子供を叱る親は多く、たとえば親と決めた門限の時間を子供がやぶったり、起床時間、勉強の時間など、時間のことで子供と喧嘩になるケースは数々あるでしょう。
子供からすれば「ちょっとくらい遅れてもいいじゃないか」と思っている場合が多いのですが、社会に出ればその少しの時間でも許されないことを親は知っています。
子供のうちから時間を守れないと、それが習慣となってしまい社会に出てもその子供は時間が守れない人になってしまい、周囲の人から浮いてしまう可能性があります。
子供のうちから約束の時間を守るということをきっちりとさせたいものですが、まだ自由な生活をしたい子供はなかなか理解ができないのでしょう。
言い訳ばかりする
親子喧嘩でつい、親ははじめのうちは子供の悪いところを注意しているだけだと思いますが、だんだんと喧嘩が大きくなる理由のほとんどに、子供の言い訳があります。
親が怒っていることについて素直に子供が謝れば良いのですが、「だってこうだから」「こうしようと思ったけどこうだった」というように、まるで自分が悪くないかのように反省をみせない言い訳をされると、親のほうが感情的になって怒りたくなってしまうのです。
しかし、そんなときは子供が言い訳をすることについてもしっかりと叱るようにしましょう。
自分の悪いところを認められないと、親がなぜ怒っているのかがまだ理解できていないということになるので、親子喧嘩も時間の無駄になってしまいます。
親だって好きで喧嘩をしているわけではないので、子供と冷静になって話をしてみることも大切です。
約束を守ってくれない
約束を守ってくれないという理由で、親子喧嘩になることもあります。
このケースの場合、親も子供もどちらもしてしまうことがあるかと思います。
たとえば、子供との約束を親がやぶってしまう場合は、子供が何かを達成できたらご褒美をくれると言ったのに仕事の都合でそれができなくなった…というときに、子供はとても悲しい気持ちになりそれを怒りで親にぶつけます。
親の方も決して約束をやぶりたいわけではないのですが、仕事の都合上で仕方がなくできないという場合にはとても辛いと思います。
しかし、覚えておきたいのは親が子供に求める約束も、子供が親としている約束も、実行してほしいのは「あとで」ではなく「そのとき」なのだということです。
「あとでちゃんとするから」と言われても、それでは約束を守ったことにはならないのです。
この場合、子供がもしも怒ってしまったら、親のほうも子供に対してきちんと素直に謝る姿勢を見せるのが良いでしょう。
親子喧嘩をきちんと受け止め、子供にその見返りをきちんとしてあげましょう。
嘘をつく
人として絶対にしてはいけないことが「嘘をつく」ことです。
親でも子供でも、なにかに対して嘘をつくということは、その人の信用に関わる問題になるため、絶対にしてはいけませんよね。
親子関係でもそれは同じことで、親子での日常生活でももしも「嘘」をついてしまうと、そこから親子での信頼関係もしっかりと築けなくなってしまうので、どちらかが嘘をついたときには相手はとても怒ることでしょう。
親でも子供でも、嘘をついたことについて相手が怒っている場合はしっかりと謝罪し、良好な関係を築けるように心がけましょう。
親子喧嘩で仲直りする方法とは?
親子というのは、友人よりも誰よりも信頼していたい相手です。
毎日の生活を共におくり、切っても切れない縁で結ばれているからこそ、どんなに大きな親子喧嘩をしても仲直りする必要があるのです。
では、親子喧嘩を実際にしてしまった場合はどのように仲直りしたら良いのでしょうか?
遠慮のない親子だからこそ、お互いに意地を張ってなかなか謝りにくいということも多いとは思います。
それでも、日々の生活を共に過ごす親子関係ですので出来れば早めに仲直りしたいですよね。
親子で喧嘩をしてしまった場合に仲直りをする方法について、詳しくこちらでご紹介していきたいと思います。
その日の喧嘩はその日のうちに鎮火させる
その日の喧嘩はその日のうちに仲直りするというのが、親子喧嘩を1番早く終わらせる潔い方法です。
いくら親子喧嘩でも、喧嘩をしたまま翌日を迎えたり、それよりも長引いてしまうとなかなかお互いに素直になれず、仲直りができなくなってしまうものです。
意固地になってしまうと人はとても厄介なものなので、なるべく丸く親子喧嘩をおさめたいのならば、その日にした喧嘩はその日のうちに終わらせるように心がけると良いでしょう。
相手が反省していないのに許すことはできないと考える人もいるかもしれませんが、時間が経てば心から反省するのかと言えばそうとは言い切れません。
相手にもしも反省の色がない場合でも、「次からはしないでね」と約束を取り付けることで一度喧嘩を鎮火させ、切り替えていきましょう。
自分が例え悪くなくても自分から謝る
親子喧嘩をしていて、相手がどんなに悪い場合でも相手がなかなか自分の非を認めないことってよくありますよね。
相手が謝ってくれるまで待ちたい気持ちもあるとは思いますが、それでどんどん喧嘩が長引くこともあります。
喧嘩が長引けば、お互いに毎日気まずいなか顔を合わせることになるため楽しい毎日がおくれないですよね。
それならば、潔くまずは自分から謝ってあげるのも優しさです。
自分が先に謝ることで相手も謝りやすくなると思うので、そこからまずは仲直りしてしまうのが良いでしょう。
仲直りをして相手の気持ちが落ち着いてから、またゆっくりと改善に向けていろいろと話をしていけばよいと思います。
非日常を一緒に体験する
親子喧嘩をして、仲直りをしたいけどなかなか出来ないという状況のときには、一度日常から離れた非日常を一緒に体験すると良いと思います。
親子でする喧嘩の場合は、日常生活のことに絡んだ内容がほとんどだと思うので、日常から離れてみたら今までしていた喧嘩の内容がとても小さく見えてくるかもしれません。
まずは日常から離れることで、仲直りも簡単にすることができますよ。
気持ちが一気に変わる
なぜ、非日常を一緒に体験すると親子喧嘩が仲直りしやすくなるのでしょう?
日常生活をそのままおくっていると、喧嘩となった理由もそのまま引きずって生活することになりますが、非日常を一緒に体験し日常から離れることで気持ちが一掃されます。
「あんなに怒ることなかったかも」「もう仲直りしても良いかな」という気持ちに自然となることができるのです。
親子喧嘩を丸くおさめたいときには一度外に出てみて、環境を変えることが大切なのです。
旅行や外食など
非日常といっても、いろいろとあります。
たとえば、すぐに実行できるものならば外食に親子で行ってみるのが良いと思います。
喧嘩をしている最中ですが、家で一緒に食卓を囲むのではなく、今まで行ったことのない美味しいレストランなどに連れて行き、そこで美味しいものを一緒に食べることで自然と喧嘩の内容以外の話題を振ることができます。
一度喧嘩から離れた会話をすることにより、自然な流れて仲直りができるので、この方法はとてもおすすめです。
旅行などに行く機会があればなお良いのですが、親子喧嘩はなるべく早めに終わらせたほうが良いので、まずは手っ取り早く外食をしてみるのが良いでしょう。
感情的にならない
親子喧嘩をしていると、とくに怒っている側は相手に遠慮がない分だけ感情的になりやすいものです。
体罰を与えることはもちろんいけないことですし、感情的になりすぎてしまうと、そのあとの仲直りがしにくい状況となってしまうケースが多いでしょう。
どんなに相手に頭にきていても、決して感情的にならずに冷静に相手と向き合うよう極力心がけるようにしましょう。
感情的にならなければ、仲直りも早めにすることができ、また元の日常に戻ることができるので、最初の喧嘩の時点で気をつけるのが懸命かもしれません。
まとめ
親は子供を選びませんし、子供は親を選べないとよく言います。
それでも縁があって親子となったからには、より良い関係を築いて共に仲良く生活していきたいものですよね。
一緒に生活をしていると、ときに楽しいことばかりではないかもしれません。
相手の言動に頭にくることもあると思いますし、そんなときはつい怒ってしまいますよね。
しかし、そこからどんなに親子喧嘩に発展したとしても、いずれはまた仲直りすることができるのが親子という絆です。
他人ではない血があるからこそ、喧嘩をして「もう許せない」と思っても、何度でも相手を許したくなってしまうのでしょう。
親子の愛があれば、親子の関係は何度でも修復することができるのです。