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嫌なことから逃げる「逃げ癖」な性格...(続き3)

一方で、同時に10個のことをやろうと思うと時間はかかりますし達成感も最後まで味わえません。

1個1個の作業が終わった時の気持ちの切り替えも出来ないため、結局は地道にやった時よりも無駄に時間はかかり、ストレスも溜め込んでますます嫌な気持ちになってしまうことでしょう。

8、逃げる前に相談する

嫌なことから逃げたくなってしまった時には、逃げる前に誰かに相談するという手もあります。

自分一人だけでは問題が解決出来なくても、人に頼ることで逃げずに済むこともあります。

例えば人間関係で、自分が嫌いな人がいるとします。

普段は関わらないように避ければ良いのですが、どうしてもその人と一緒に何かをしなければならなくなった時には、心底嫌な気持ちから逃げたくなるでしょう。

けれども、逃げたくても逃げられない状況もありますし、ここで逃げれば周りからの評価は下がってしまいます。

そんな時には、まずは自分と相手の間に誰か仲介人を立てて、間接的に嫌な相手と接するようにしてみましょう。

仲介人をなるべく温和で偏見のない人に選ぶことで、自分と相手とのやり取りを誤解なくこなしてくれることでしょう。

そして互いに様子見をしながら、少しずつ直接相手と接するようにしていくことで、最終的には嫌な相手とも無難に関係を築けるようになるかもしれませんし、相手のことを嫌な気持ちにも何らかの変化が生まれるかもしれません。

自分が相談する相手にはもちろん丁寧な感謝の気持ちを表す必要がありますが、時には人の助けを借りることによって、嫌なことにも立ち向かっていけるようになるかもしれません。

9、逃げる前に立ち止まってみる

嫌なことから逃げそうになった時には、逃げる前に一度立ち止まってみましょう。

「嫌だ!」という反射的な感情に任せて逃げてしまうと、冷静に思考することが出来なくなってしまうため、嫌なことと向き合うことも出来なくなってしまいます。

嫌なことを目の前にした時に、一度ピタッとその場で立ち止まり、嫌なことに向き合ってみましょう。

そこで、自分がそれの何が嫌なのか、本当に無理なのかどうかしっかりと考えましょう。

具体的に自分が嫌なことについて思考出来るようになれば、同時に解決策も考えられるようになります。

嫌なことが目の前にあると、つい感情的にそれを避けようとしてしまいますが、落ち着いて冷静にそれを見ることが出来るようになれば、逃げずに済む方法を考えられるようになるかもしれません。

嫌なことから逃げてしまう原因は?

嫌なことが目の前にあらわれた時、人は何故それから逃げてしまうのでしょうか?それがその人にとってどの程度嫌なことなのかによっても変わってきますが、大抵の嫌なことは「気分が乗らない」「苦手」「面倒くさい」「なんとなくイヤ」などの理由で嫌だと感じていることが多いです。

その程度の嫌だという感情であれば、ちょっと気持ちを入れ替えれば頑張ることは出来るでしょう。

一方で、本人にとってはトラウマレベルで嫌なことの場合には、逃げざるを得ない場合もあります。

では、一般的には人のどんな心理が原因となって、嫌なことから逃げてしまうのでしょうか?自分が嫌なことから逃げてしまう原因が分かれば、具体的な解決策も思いつけるかもしれません。

まずは自分自身の気持ちと向き合ってみましょう。

楽なことを思い出してしまう

一度でも嫌なことから逃げ出してしまった経験がある人は、その時の楽な気持ちを思い出して、ついまた逃げてしまいたくなります。

例えその楽な気持ちが一瞬のことで、その後大いに後悔したとしても、同じように嫌なことが目の前にあらわれたら、過去の楽だった感情が心の中に蘇ってきます。

そしてその楽な誘惑に勝てずに逃げてしまい、懲りずに何度も繰り返していると、立派な「逃げ癖」がついてしまうでしょう。

人は辛い状況に追い込まれた時に、現実逃避のように幸せだった、楽だった時の自分の姿を思い浮かべます。

そしてその時のような気持ちにまたなりたいと思い、つい現実から逃げ出してしまうことがあります。

けれどもそれは、常に前に進み続ける人間としては相応しくない行動でしょう。

しかし「よくない」と頭で分かってはいても、反射的に逃げてしまいそうになるのです。

自分のことしか考えていない

嫌なことがあると、直ぐにそれから逃げようとする人は、自分のことしか考えていないことが多いです。

本当に自分自身のためを思うのなら、嫌なことであっても積極的に取り組んで行って、嫌いなものや苦手なものを失くそうとします。

そうすることで自身の成長にも繋がっていきますが、そうしたポジティブな方向に物事を考えようとはしません。

ただ目の前のことが嫌だから逃げようとするだけであり、当人にとっては自分の内面を磨くよりも、一瞬の安心感を得ることの方が重要になっています。

自分が嫌な思いをしたくないという感情から目の前のことから逃げるため、例え自分が逃げたことで周りに迷惑がかかったとしても、それを何とも思いません。

誰かに迷惑がかかっても、自分が逃げることの方が最優先であり、逃げることが出来たなら、自分だけは安心して遠くから他の人が困った様子を眺めています。