CoCoSiA(ココシア)

嫌なことから逃げる「逃げ癖」な性格...(続き5)

しかし、自分に自信がない人の場合、「石橋を叩いてもまだ怖くて渡れない」ため、いつまで経っても行動することが出来ません。

嫌なことに立ち向かうのに恐怖し、自分が行動した先の悪い結果ばかりを想像してしまいます。

そしてそうなった時に自分が傷つくのが怖いと思い、行動出来ずに逃げようとばかりしてしまいます。

しかし、大抵の場合は逃げた先でも後悔することになるため、まさに踏んだり蹴ったりの結果になってしまうのですが、それでもなかなか逃げる癖が治せずにいます。

嫌なことから逃げることってダメ?

嫌なことから逃げ続ける人生は自分自身のためにも良くありませんが、そもそも逃げるという行為自体してはダメなものなのでしょうか?

どんな物事にも限度というものがあります。

もし嫌なことに立ち向かった時に、それが原因で怪我や病気をしてしまう恐れがあったり、トラウマになってしまうような恐れがあったりするような場合には、無理をしてしまうと余計に後悔する結果になってしまいます。

それならば、時には逃げるという手段も必要なのかもしれません。

では、どんな時には逃げても良いのでしょうか?

逃げる時と、逃げてはいけない時の違いが分からないという人は、以下を参考にしてみて下さい。

100%やりきって無理ならやめる

例えば自分が嫌なことに取り組んで、100%やり切ってそれでも無理だった場合には、逃げるという選択肢も有りでしょう。

人には個人で能力の差があり、出来ることと出来ないこととがあります。

それを判断するのは、全力でやり切ってみた結果の自分自身です。

例えばやり始めて数分でさっさと諦めて逃げてしまうのは、全力でやり切ったとは言わないでしょう。

けれども、ある程度の時間をかけて、自分が思いつく限りの方法を全て試してみて、それでもダメだった場合には、誰かに助けを求めるなり、それからは逃げてしまっても良いでしょう。

そうしなければ、今度はやっても無駄なことに余計な時間を使ってしまうことになります。

嫌なことから逃げるデメリット

嫌なことから逃げることによって、自分にどのようなデメリットがあるのでしょうか?どんな物事にもメリットとデメリットがあります。

逃げることのメリットが精神的な安心感を得ることや、楽な道を進めることだとしたら、逃げた先で自分が背負うデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?

メリットとデメリットとを比較して、デメリットの方が嫌だと感じるのならば、逃げたくなった時には逃げた場合のデメリットを思い返すようにしましょう。

そうすれば、その場で逃げずに立ち止まることが出来るようになるでしょう。

極められず、浅い人間になってしまう

何でも簡単に諦めて、直ぐに逃げ出してしまうことを続けていると、何に対しても極めることが出来ずに浅い人間になってしまいます。

ある程度逃げずに実力を付けた人の発言には、信憑性も重みも感じられますが、直ぐに逃げてしまう人の発言はとても浅くて軽く、信憑性もあまり感じられません。

堂々と人に「これはこうだ」と意見を言えなくなってしまいますし、周りの信頼を集めることも出来ないでしょう。

自分に自信がなくなってしまう

嫌なことから逃げる人生を送っていると、いつまで経っても自分に自信を持つことは出来ません。

では嫌なことをやったら自信が付くのかと問われれば、少なくとも逃げた場合よりは自信が付きやすくなるでしょう。

もしも逃げずに挑んだ結果がダメだったとしても、「逃げずに挑めた」という事実が自分の中には残り、「やろうと思えばやれる」という自信に繋がります。

人間的な成長も期待出来ますが、逃げた場合には自信も成長も、一切得ることは出来なくなってしまうでしょう。

逃げることは最終手段!

逃げることは時には必要です。

ですが、だからといって直ぐに目の前の嫌なことから逃げてしまっては、あなた自身の経験値にも自信にも、成長にも繋がりません。

今よりももっと能力を高めたい、自分自身を成長させたいと思うのならば、まずは逃げずに嫌なことに立ち向かっていく勇気が必要とされるでしょう。

しかし一方で、全力でやり切ってもダメだった場合には、潔く諦めて逃げるという方法もあります。

逃げることはあくまでも最終手段として残しておき、そこまでは一生懸命に逃げずに、嫌なことに向き合っていきましょう!