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嫌なことから逃げる「逃げ癖」な性格...(続き4)

周りからすれば卑怯な行動も、「自分のためだから」という理由で堂々と取ってしまうその身勝手さが目立つ人は、常に嫌なことから逃げる人生を選択し続けています。

何とかなるだろうと思っている

嫌なことから逃げる人の中には、「何とかなるだろう」と人生を楽観視している人もいます。

仕事が嫌で直ぐに会社を辞めてしまっても、実家にいれば親が生活の面倒をみてくれるだろうと気楽に構えている人や、恋人に我が儘放題に振舞っても自分からは離れていかないだろうと思っている人、また仕事の納期に遅れてしまいそうでも、適当に理由を付ければ何とか上司が許してくれるだろうと考えている人など、あらゆる物事に対して何とかなるだろうと思っている人は、その場の気分でふらふらと行動しがちです。

目の前に嫌なことがあらわれれば直ぐにそれから逃げて、それでも何とかなるだろうと甘い考えに浸っています。

このような思考になってしまう人の多くは、本当に人生で困った経験がないか、今まで周りが何かと助けてくれたかのどちらかです。

自分が本気で苦労したり、どん底まで落ちたりした経験がないからこそ、このように悠長に構えていられるのです。

一方で、きちんとやるべきことはしている上で楽観的な考えを持っている人もいます。

この場合の楽観的な考えは、あくまでも自分の知識や経験に基づいた上でされています。

「これは前にも経験したことがあるから、まだ少しはだらけていても大丈夫。」という経験からの甘えですので、きちんと自分で自分の行動を考えた上で楽観的に構えています。

つまりは根拠のある楽観視ですので、周りがそこまで心配することもなければ、当人が心底困るような状態にもならないでしょう。

しかし、根拠もなくただの甘えの感情から逃げてしまう人は、必ずいつか痛い目を見ることになるでしょう。

言い訳してしまう

嫌なことから逃げようとする人の多くは、逃げる自分に対して何らかの言い訳をしてしまいます。

例えば勉強しなければならないのにそれをサボりたい時には、「なんだかちょっと体調が悪いかも・・」と自分に言い訳をし、やりたくない仕事内容があった時には、「自分はこの後大事な仕事があるから・・」と周りに言い訳をして、嫌なことを回避しようとします。

何事も無理をするのは良くありませんが、理由をつけたり一々言い訳をしたりして、嫌なことから逃げるのは無理でも何でもありません。

無理と甘えや逃げとを一緒に考えようとする人ほど、嫌なことから逃げようとするタイプが多いです。

そしてまた、言い訳には嘘が含まれていることも多いです。

自分に対する言い訳だけならばまだしも、周りの人に対しても嘘の言い訳をしていると、それがバレた時には周りからの信頼を一気に失くしてしまうことでしょう。

逃げて後悔したことがない

これまでの人生で、自分が嫌なことから逃げた結果、まだ後悔したことがないという人も、自分が辛い目に遭っていないため、懲りずに何度も逃げる癖がついてしまっていることがあります。

逃げた先で楽な道しか歩んでいない人は、一度自分が痛い目を見ない限りは、逃げる癖を治すのは不可能に近いかもしれません。

人は誰でも楽な道を進みたいと思うものですが、「人生は一筋縄ではいかない」ということを理解しているのは、実際に逃げた先で困ったことになった経験のある人だけです。

一度泥棒に入られた人は用心深くなりますが、一度も泥棒に入られたことがない人は、いつまで経っても無防備な状態のままでしょう。

それと同じように、逃げた先で一度も苦労をしたことがない人は、同時に後悔もしたことがありませんので、逃げないという選択肢を選ぶ必要がないと思っています。

そのまま人生を逃げ切れることの出来る人なら、そうした方が人生は楽なのかもしれません。

しかし、人生とは必ずしもそう上手くはいかないものです。

何十年も経ってから初めて大きな後悔をする羽目になっても、仕方がないとしか言いようがないでしょう。

幸せな環境にいる

自分が今幸せな環境にいる人は、嫌なことを目の前にすると、その幸せを壊したくなくて、目の前のことから逃げようとする傾向があります。

例えば家が裕福で幸せな生活を送っているのなら、もしも夫がリストラをして仕事を失ったとしても、自分が幸せだと感じる生活水準を落とすことは出来ません。

その結果借金をしてでもこれまで通りの生活を無理に続けようとして、やがては自己破産へと追い込まれてしまいます。

また、学生の頃が幸せだった人は、社会人になってから現実の厳しさに耐えることが出来ずに、会社を辞めて学生の頃のように気楽な生活に戻ろうとします。

一人暮らしの場合にはそれは出来ませんが、実家暮らしであれば親に甘えて現実逃避をすることが出来ます。

幸せな環境に一度でも浸ると、その幸せな環境を維持し続けたいと思い、嫌なことや辛いことから目を背けて逃げようとします。

いずれは逃げた先でツケが回ってくることを頭では理解していても、欲望や自分の感情を抑えることが出来ずに、つい逃げてしまう人がいるのです。

自分に自信がない

自分に自信がない人は、嫌なことがあると直ぐにそれから逃げようとします。

自分に自信がある人は、例え嫌なことや苦手なことに直面しても、何とかそれを乗り越えて自身の成長に繋げようとする向上心の強さを持っています。

そのため、自分から苦難に飛び込んでいき、何かしらの結果を出したり経験値を積んだりすることが出来るでしょう。