しかも、面接のときの挨拶で噛んでしまって言葉の歯切れが悪かったと自覚した時、質問された意味を誤解して間違った返答をしてしまったと分かった時、もっと大きな声で話したかったと後悔した時など、面接時に失敗したと後悔した時には、この気持ちをぜひとも伝えたいと思うのです。
すると、すぐにまた会う機会がなければ、手紙でお礼と釈明をしたいと思うのですが、それまで待てないと思うとついお礼メールを送ることを思いつくのです。
次に会うまでの手間や時間を省いて、すぐに届けつことができるからです。
日頃から、仲間同士でもよくやっている方法だからです。
お世話になった感謝の意を伝える
面接後のお礼メールは、ビジネス上のマナーとして認められているものではありません。
ビジネスでは、後日にお世話になったことを感謝する気持ちを伝えるため、それと相手に印象付けるという利点があることから、手紙やハガキでのお礼状を送ることは多いようです。
もし、ある人から何かのプレゼントや援助を受けた時などには、お礼状を出すことは社会人としてのマナーだと言われています。
入社試験や面接を受けた人達は、少しでも採用の補助になるなら、他の人との差別化を図ろうと考えているならば、絶対に感謝の気持ちを込めてお礼メールを送ると決心している学生も多いようです。
10社以上の面接を受けたけれども、まだ一社からも内定の連絡を受け取っていないような状況の学生にとっては、藁にもすがりたい気持ちなのです。
面接が終了すれば、すぐにでも送付できる準備も出来ているのです。
採用担当の方やお世話になった方など
お礼メールを差し出す相手としては、採用担当者やお世話になった人達です。
しかし、大手の企業なら多くの学生が面接を受けているはずです。
その人達も一斉にお礼メールを送っていたらどうでしょう。
採用担当の人のアドレスには、相当数のお礼メールが届くはずです。
恐らくお礼メールの中身も、儀礼的なお礼の言葉から始まり、採用されたらどれだけ頑張ることができるか、きっと貴社の役に立つはずだと言うようなものでしょう。
採用試験の期間に届くメールの数は相当多いはずです、実際に面接した時の印象や期待感などをしっかりとレポートにまとめて、採用決定権を持つ上司に報告するために準備しているはずです。
その期間は、とても忙しいはずなのです。
採用担当の人は、たとえ面接のときに多少の失敗をした学生がいても、その学生の本質はしっかりと見抜いているはずです。
面接の段階までに、ある程度は絞り込んで面接に望んでいるはずなのです。
実際の面接では、その相手の人間性やら熱意などの再確認をしているのです。
だから、もしお礼のメールを送る時には、多忙な中で真剣に面接をしていただいたことへの感謝が伝われば良いと思います。
採用担当者は、お礼メールを必ずしも読むとは限りません。
読まれるかどうか、ましてや採用の合否に関わるかどうかは分からないのです。
それよりも、その企業の面接を受けるにあたって、先輩やら先生などその企業を紹介してくれた人達がいれば、面接を受けたことはすぐに報告するべきです。
メールを送ることで印象が良くなる
大手企業と違い、中小企業や発展途上の優良企業では、面接を受ける学生の数もそう多くはありません。
このような企業では、少しでも良い人材を確保したいと思っているので、面接での判定にもウエイトをおいているところも多いのです。
採用試験の点数だけが合否の材料になるとは限りません。
この会社で働くことを本当に願っているのか、熱意やバイタリティーはどうか、この会社のことをどこまで知っているかなどを面接で聞きたいのです。
もし、それが本当だとしたら、その人の人間性や気力・体力、健康などを詳細に本人から確認したいのです。
これはと思う人材には、徹底して質問攻めをするはずです。
少々キツイ質問もストレートに出すはずです。
そんな時の対応力にも期待しているからです。
このように、面接で相当いじめられるように質問を受けながら終えた時などは、感謝の気持ちと言い足らなかったことなどを込めて、お礼のメールを送ることは必要なことです。
大手と違って、担当者や社長も目を通しているかも知れません。
メールを送ることで印象が良くなることもあるのです。
送ったからといって優遇されるわけではない
お礼のメールを見るまでもなく、およその合否の判断は面接を終えた瞬間で決まっていること思います。