フィクサーとはどういう意味?使い方やそう呼ばれた人達を紹介のイメージ写真
フィクサーという言葉はあまり日常で使うことがない単語なので、意味を知らない人も多いかもしれません。

そこで今回は、フィクサーという言葉をテーマにして、その意味や使い方をご紹介していきます。

また、実際にこれまでの存在していたフィクサーと呼ばれる人物や、その人物が行ったことなどを具体的に解説していきたいと思います。

この機会にフィクサーという言葉を知り、自分自身の視野や見識を深めてみましょう。

フィクサーという言葉について

フィクサーという言葉は、なかなか日常生活の中で聞いたりしたりすることが少ない言葉でもあります。

しかしながら普段から本を読んでいるような人や、映画好きな人であればフィクサーという言葉を聞いたことがあるかもしれません。

本や小説などの文献であったり、映画などの世界においてはフィクサーという言葉はそれほど珍しいものではなく、それを題材にしているようなものもあります。

なので、フィクサーと呼ばれる言葉は、それほど珍しい言葉か?と問われると、そうではありません。

実際に、私たちが住んでいる日本においてもフィクサーと呼ばれる人物は存在していますし、様々な行動を起こしています。

つまり、知らないだけで実際はフィクサーと呼ばれるような人物は数多く存在しているのです。

しかし、フィクサーの特性上、あまり表立って行動をしたり、知られたりするようなことなどは少ないのが現実です。

そこで、まずはフィクサーという言葉を知るために、フィクサーとはどのような意味を持っている言葉なのか、具体的にご紹介していきたいと思います。

フィクサーとは

フィクサーとは何か考えている
フィクサーとは一体どのような存在なのかということについて考えてみると、様々な考え方が存在しています。

というのも、フィクサーという言葉が指し示す人物は、場合によって解釈が異なる可能性があるからです。

どういうことかと言いますと、私たち日本人が考えるようなフィクサーと、アメリカで考えられているフィクサーは若干の相違があるのです。

もちろん根本的な意味合い自体は変化するようなものではありませんが、簡単に言えばフィクサーの該当する範囲が違うということです。

少し考えると少し難しい言葉のように感じるかもしれませんが、意味を理解しておけばそこまで難しい言葉ではありません。

あくまで対象範囲がアメリカの方が広いというだけの話になります。

なので、それを踏まえた上で、フィクサーとはどのような意味を持っている言葉なのか、どのような人物が対象にあたるのか、簡単にご紹介していきます。

fixer

フィクサーとは「政治・行政や企業の営利活動における意思決定の際に正規の手続きを経ずに決定に対して影響を与える手段人脈を持つ人物」という定義が存在しています。

非常に難しく感じるかもしれませんので、簡単に意味を解説していきたいと思います。

そもそも行政組織や政府、企業などの社会的な組織に関しては当然だから本来は関係する人間や団体の意向を踏まえた上で意思決定を進めていかないといけません。

その上で正規の手続きを取った上で、行動を起こすのが一般的な考え方であり、本来あるべき姿になります。

実際に本来の手続きを行わなかった政治家が罰せられたり、批判されている姿を私たちも目にしていると思います。

例えば、政治家の選挙において、正規の手段以外の方法で当選するために行動する人物がその対象になるのは周知の事実だと思います。

そして、このように正規の手続きを行わず、決定に影響を与えるような手段や人脈を持っているような人物のことを、フィクサーと呼ぶことができるのです。

つまり、他の言葉で言い換えるとすれば、裏の権力者というような呼び方もすることができます。

また、先ほどもお伝えした通り、私たち日本人が考えているフィクサーという言葉とアメリカ人が考えるフィクサーという言葉は、若干の相違があります。

アメリカでは悪徳な弁護士のこともフィクサーと呼ぶことが多いです。

なぜなら、アメリカの悪徳弁護士は自分の陣営に対して不利になる証拠や商人を裁判から外す手段を行ったりしています。

そして、その逆に相手にとって不利になるような状況を作り出したりするので、フィクサーと呼ばれるのです。

このように、日本とアメリカではフィクサーと呼ばれる対象範囲などが若干相違しているということも覚えておくようにしてください。

事件などを裏で処理する人

フィクサーという言葉の基本的な意味合いについてご紹介していきましたが、フィクサーという言葉にはもう一つ意味が存在しています。

それは「事件など裏で処理して報酬を得る人」という意味です。

これは、先ほどご紹介したアメリカの弁護士の例がわかりやすいです。

表立って行動せず、裏で糸を操り結果的に自分に都合がよくなる状況を作り出したり、報酬を獲得するために行動するような人であるということです。

日本におけるフィクサーも、結果的には自分にとって利益になったり、収益を得るために行動しているような人物がほぼ大半です。

フィクサーという呼ばれるような人達は表立って行動せずに、裏で処理をするような黒幕的な人物のことなのです。

裏の世界のイメージが強い

裏の世界のイメージが強いフィクサー
フィクサーという言葉の基本的な意味を理解いただくと、フィクサーという存在がより裏の世界のイメージが強い言葉であるということがお分かりいただけたと思います。

実際にフィクサーと呼ばれる人たちは、裏の世界を生きているような人たちばかりです。

そのため、危険な人物や、要注意人物ほどフィクサーと呼ばれるようなポジションに身を置いていることが多いです。

しかし、フィクサーと呼ばれる人物がすべて表の世界に立っていないかと言われるとそうではありません。

むしろ、考え方によっては大々的に表の世界で生きているような人も数多く存在しています。

どういうことかと言いますと、フィクサーと呼ばれる人物の多くは政治家が該当しています。

政治家は裏の世界を生きるというより、表の世界を堂々と生きている印象を持っているはずです。

しかし、裏では実際は汚いことや非合法な手段を使って利益を獲得しようとしている人が数多く存在しているのではないかと考えられているのです。

そのため、表の世界でも大々的に生きている人物も、裏の世界に通じている人が多いということになるのです。

どのような人物がフィクサーと呼ばれ、その人物たちがどのような行動を行ってきたのか、ということに関しては後ほど詳しく口述していきます。

フィクサーの使い方

ここからはフィクサーという言葉の使い方についてご紹介していきたいと思います。

例文を実際に交えながら、フィクサーという言葉がどのようにして使用されるのかということをご紹介していきますので、使用方法がわからない方は参考にしてください。

フィクサーになった気分だ

まずはじめにご紹介するのは、「フィクサーになった気分だ」という例文です。

この例文は、簡単に言えば「黒幕になった気分だ」と解釈することができます。

人は権力や力におぼれやすい生き物でもあります。

実際に、権力や力を手に入れたとき、それを行使したくなってしまう衝動に駆られてしまうことは少なくありません。

そのような権力を実感した状況で発言できる例文です。

単純にフィクサーという言葉をそのまま使用した、あまり難しくない使用例の文章なので、基本的な形ということで覚えておくようにしてください。

フィクサーに目を付けられた

次にご紹介する例文は、「フィクサーに目を付けられた」という例文です。

これは、「黒幕に目をつけられてしまった」と解釈することができます。

なかなか現実の世界では起こりえないような状況なのかもしれませんね。

映画などで、黒幕と呼ばれるようなボスの存在に目をつけられてしまった状況で使用することがあるでしょう。

しかし、考えてみれば日常生活においても同じような表現方法を用いることができます。

例えば、会社やコミュニティ内においてボスと呼ばれるような存在に目をつけられてしまった時です。

会社であれば部長などがそれらに当たるかもしれませんし、コミュニティであればリーダーと呼ばれる存在の人です。

フィクサーとは無関係かもしれませんが、状況としてはかなり似ている状況ではありますので、変換して考えてみると状況がわかりやすいと思います。

フィクサーを題材にした映画を観た

次にご紹介する例文は、「フィクサーを題材にした映画を観た」という例文です。

この例文は、「黒幕を題材にした映画を観た」という意味になります。

そこまで難しい例文ではなく、フィクサーという言葉をそのまま使った基本的な例文の一つです。

フィクサーと呼ばれた人たちを紹介

ここからは日本においてフィクサーと呼ばれた人物を詳しくご紹介していきたいと思います。

フィクサーと呼ばれるような人物は、映画の中の話だと思っている人もいますが、実は現実にフィクサーと呼ばれた人もいるのです。

また、フィクサーと呼ばれる人達にはある共通点が存在しています。

それは、カリスマ性を持っている魅力的な人物であるという点です。

悪い行いをしている人も中にはいますが、悪いだけではなく、悪さの中にもやはり実力が備わっていることが大前提になっています。

なので、フィクサーと呼ばれるような人物からも学ぶべき点などは非常に多いと考えることができます。

ここからは具体的なフィクサーと呼ばれるような人物、そしてその人物に具体的な行動などについてもご紹介していきたいと思います。

田中角栄

まずはじめフィクサーと呼ばれている人物として「田中角栄」が挙げられます。

田中角栄は1918年5月4日生まれの日本の政治家であり、建築士でもあります。

田中角栄は知らない人がいないほど有名人ですよね。

郵政大臣や大蔵大臣、そして内閣総理大臣などを歴任している人物です。

田中角栄は大正生まれとして初の内閣総理大臣としても知られており、さまざまな政治課題に対して対応したことでも知られています。

田中角栄の特徴としては、膨大な知識を身に着けており、なおかつ行動力も備わっていることから、コンピューター付きブルドーザーなどと呼ばれていたこともあります。

しかしながら、田中角栄はいわゆる専門卒の身であり、それでいて内閣総理大臣に就任しているということを考えると、いかにすごい人物であるかということがわかるはずです。

また、田中角栄がすごいといわれている理由としては、その人たらしの才能であるといわれています。

とにかく田中角栄は人を引き付けることが得意であり、それはたくさんの人に認められていたといわれています。

コミュニケーション能力もそうですが、それだけではなく相手の心の中に入り込んだり、気持ちを大きく動かすことができるカリスマ性を持っていたとされています。

例えば、敵対している議員に対しても資金の援助をして、その返済はいらないと言い切ったり、とにかく人を思いやる気持ちや度量がすごかったといわれています。

それだけではなく、義理人情に厚く、男気があるような人物であり、周りにいるだけで尊敬を覚えるような男性でもあったといわれています。

そのような天性のカリスマ性を持っている人物ということもあり、田中角栄についていきたいと思わせられる才能を持っていたと考えることができます。

まさに、こんな人はもう世の中に出てこないのではないか、と考えさせられるほどの人物であったといわれています。

人物と行動について

田中角栄がいかにたくさんの人に尊敬され、カリスマ性を持っていた人物なのかということが理解いただけたと思います。

では、ここからは具体的に田中角栄がフィクサーと呼ばれるような理由についてご紹介していきたいと思います。

田中角栄がフィクサーと呼ばれる理由に関しては、先ほどからお伝えした通りたくさんの人を惹きつけるようなカリスマ性を持っているということが理由になります。

たくさんの人を惹きつけるような男気を持っているからこそ、たくさんの人が集まり、結果的に大きな影響力を持っている人物なのです。

そして、大きな影響力を持っているということは、言い変えてみれば様々な権力を持っていると考えることもできます。

そのため、裏の世界においても権力があり、まさにフィクサーという言葉に該当しているのです。

また、田中角栄はロッキード事件を起こしたことによって逮捕されるなど、裏の世界に関係していた人であるとも言えます。

ロッキード事件は戦後最大の汚職事件とも言われています。

とても簡単にお伝えすると、ロッキードという会社が田中角栄に対して賄賂を渡していたという事件です。

カリスマ性を持っているという点と、実際に裏の世界での活躍というこの二点の理由から田中角栄はまさにフィクサーであったのでしょう。

渡邊恒雄

次にご紹介するフィクサーと呼ばれている人物として「渡邊恒雄」が挙げられます。

渡邊恒雄は1926年5月30日生まれの新聞記者であり、実業家としても知られています。

また、渡邊恒雄はナベツネの相性で知られており、読売新聞社の社長や、読売ジャイアンツの取締役最高顧問、そして球団のオーナーとしての顔を持っています。

渡邊恒雄は、非常に過激な発言をするような人だったといわれています。

実際に、マスメディアに対して自分のことを球界の独裁者という呼称で呼んでいたことも知られています。

また、野球界の選手に対しては「たかが選手が」というような発言しました。

これらのエピソードを聞いただけでも、渡邊恒雄が非常に過激な発言をするような人物であるということがわかると思います。

しかしながら口だけではなくその腕は本物であり、これまでに野球をしたことがなかったのに野球の知識を網羅し、実際にジャイアンツを影響力の大きい球団に変身させています。

これだけを考えてみても、いかに渡邊恒雄がすごい人物であるかがよくわかるはずです。

人物と行動について

渡邊恒雄はメディア界のドン、政界フィクサーと呼ばれています。

この点を考えてみても、すでに考えられないほどの権力を持っている影響力の高い人物であるということは言うまでもありませんよね。

実際に、彼の肩書きを考えてみると、読売新聞という会社の社長でもあるのです。

つまり、メディアの世界におけるドンであるということは間違いありません。

言い換えてみれば読売グループを自分の意のままに操ることができる権力を持っているということです。

そもそも私たちが思っている以上に、メディアの与える影響力というものは非常に強大な影響力があります。

日々私たちがメディアから様々な情報を得ていることを考えてみれば、極端な話メディアを制すれば国を制することができると考えることもできます。

そして、政界においてもメディアは大きな影響力を与えているのです。

つまり、メディア界のドンであるということは、政界においても大きな影響力を与えることができる人物であるということになります。

まとめ

今回は、フィクサーという言葉がどのような意味を持っているのかということをご紹介していきました。

頻繁に用いる言葉ではありませんが、フィクサーと呼ばれる人物を知るということはとても興味深いことです。

彼らを知ることで、これまでの日本の様々な歴史を考えることが出来ますし、広い視野を持って物事を見れるようになります。

日本においてフィクサーと呼ばれるような人達は悪い一面もあるかもしれませんが、それなりにカリスマ性があるからこそ成しえていることも事実です。

物事の良い面を見習うという意味でも、フィクサーに対してもっと関心を持ち、自分に足りないものを得るきっかけとして活用していただければ幸いです。