自分のためだと思い、表面上は笑顔で感謝の言葉を述べましょう。
2.食い下がる
皮肉を言われたら、あえて食い下がるという方法もあります。
それは相手の皮肉に怒ったり、かみついたりするということではありません。
無邪気さを装って、相手の言葉を掘り下げていくようにすれば、相手はバツが悪くなったり、自分の立場が悪くなったりするのを感じて引き下がるでしょう。
例えばあなたが新作のバッグを購入したとして、皮肉屋が「自分はもっと前に買ったけどもう飽きたから売ってしまった。」とマウンティングの皮肉を言ってきたら、「そうなんだ、これからさらに人気が出るって話だけどね、もったいない。」と残念そうな素振りで返してみてもいいですし、もしくは「へえ、どこで売ったの?いくらで売れたの?」とどんどん具体的に突っ込んで聞いてみましょう。
もしも相手が本当に売っていたのならすんなりと答えられますが、嘘を言っていた場合には、突っ込まれたら咄嗟に答えが出ずに口ごもるはずです。
そうすれば相手が嘘を言っていることはバレますので、意地悪の仕返しでさらに細かく突っ込んでみてもいいでしょう。
その内に相手が逆切れしてその場を離れれば、自分だけでなく周りの人たちもクスッと思わず笑いがこぼれてしまうかもしれません。
常に見下した内容で皮肉を言ってくる相手に対しては、このように無邪気さを装って食い下がることで、反対に相手に気まずい思いをさせたり、恥をかかせたりすることもできます。
3.見方を変える
皮肉屋の発言は、自分の見方や捉え方を変えることで、ポジティブに気持ちを切り替えることもできます。
例えば自分の仕事振りについてある女性が皮肉を言ってきたのなら、それはすなわち自分の仕事振りに対してその女性が少なからず嫉妬しているということでもあります。
また、自分の持ち物を貶す女性がいれば、それも羨ましいという気持ちの表れかもしれませんし、持ち物以外に自分のことを貶すことができないからなのかもしれません。
時々自分に酷いことを言ってくる人に対しては、「この人はそんなふうにしか人を判断することが出来ないんだな、可哀想に。」と、相手を哀れむことで自らの腹立たしさを抑える方法を目や耳にすることがありますが、見方を変える方法も、それと少し近いものがあるでしょう。
ポジティブな言葉に変換する
どんな嫌味や皮肉も、自分の頭の中でポジティブな言葉に変換させると無敵になります。
例えば「そのワンピース、デザインがちょっとね・・・」と言われたら、「(いい意味で)そんなにデザインが気になるんだ!」と変換すれば自分の服装に自信が持てます。
また、「その学歴でこの会社によく入れたね。」と言われたら、「高学歴のこの人と同じレベルに自分はいるんだ!」と脳内変換すれば、むしろ皮肉を言った相手よりも優越感を抱くこともできるでしょう。
何事も気の持ちよう1つで変わりますので、気になる皮肉はポジティブな言葉に変換しましょう。
自分も皮肉屋にならないように
皮肉屋の人は、人が不愉快な気持ちになるような発言ばかりを口にします。
また、皮肉を言うことで自らのレベルや品位を下げることになるため、周囲からの評価も下がる一方でしょう。
他人に張り合いたい気持ちや、上に立ちたいという気持ちは誰にでもあります。
しかしそれを自身の努力に表せずに、他人の足を引っ張ろうとすることばかりしては皮肉屋になってしまいますので、自分も皮肉屋にならないように、余計なことを言いそうな口は閉じて、黙々と自らの努力を重ねましょう。
実力を付ければ、自然と皮肉屋にはならずに済むでしょう。